午前中、冷たい雨の降る中、いそいそと出かけ、日経ホールでの千代田区合唱祭に参加する某合唱団(9名)の一員として歌って来た。
公衆の面前で歌うのは2年ぶりだろうか、記憶が朧だ。
団の演し物は「広い河の岸辺」と「君住む街角」の2曲。どちらも部分二部合唱。時間制限は8分と通告されているが、厳密に規制されてはいなかった。
当方は Ave verum corpus の合同演奏に団の代表として参加し、テノールで歌った。途中1箇所でフライイングをおかしかけてヒヤリとした。
暗譜には慣れていないが、追い込まれると何とか覚えるものだ。口ごもった箇所はあったものの、皆さんの声にかき消されるので、合唱の出来栄えを損なうことは無かっただろう。
出演団体はさまざまで、技術水準は玉石混交の観がある。声が十分に出ない高齢グループもあれば、無伴奏で高度のハーモニーを響かせる生きの良いグループもある。
それぞれに合唱を楽しんでいるので、上手下手の観点から論うのは控えるべきだろうと思う。当方は、中間的、平均的な属性を有する合唱団に参加していると思われる。難し過ぎず、易し過ぎずで相性が良い。
このフェスティバルは十数年前に2,3回観覧させて貰った記憶がある。今回はコロナ禍警戒措置が依然被さっているので、内容的には簡素に徹し、来客も少ないようであった。
プログラムの後半に気になる演目が並んでいたので鑑賞したかったが、昼食抜きは我慢できず、帰宅した。