母は、週に2回リハビリの為のデイサービスに行く以外は、ずっとソファに座ってTVを観たり新聞を見て切り抜きをしたりしています。
私は平日は毎日行って、昼御飯を食べさせさせたり、お風呂に入れたり、掃除や身の回りのことをしています。
79歳で、急に歩けなくなり、同時にメールを打つことや、お風呂のスイッチや洗濯機のスイッチが怪しくなり、ビックリしたものです。
頼りがいがある母で、頼めば確実にやってくれて、携帯やパソコンも使いこなしていたのに、、、これが認知症なのか!
なんの前触れもなく……
膝関節や大腿骨の手術をして、だんだんと歩くのがゆっくりになって、買物にも2年ほど前から行ってなかったので、、
家ばかりで生活の範囲が狭くなっていた事が脳機能の低下も早めたのかもしれません。
どんな事でもしよう!
と思い、初めは通いから、そのうちに実家に移り住んで母の世話、
通院や歩く訓練の為公園通い、少しでも美味しく身体にも良い物、息抜きの為に懐かしコンサート、お花見
元気になって欲しい。
楽しく暮らして欲しい。
必死で、良くやったと思います。
あっという間に6年経ちました。
私も、還暦に
今は、感謝の言葉もなく、嫌味を言われる存在になっているようです。
悲しく何とも言えない虚しい気持ちで、耐える時もあり、いったい何時まで続くのか?と考えてしまいます。
母もそんな身体になり、世話にならないと生きられない事、じっと座っているだけの生活が、辛いのだと思います。
あ〜美味しかった〜
風呂は、いいね〜生き返った〜
という言葉を聞くと嬉しいです。
何時までも、いて欲しいと思います。
でも…人から、
親は、もう両方共亡くなったよ。
という話を聞くと、何となく羨ましい気持ちも…
もう、終わったのですね、と。
母の命、私の命
私の時間、同じくらい大切
私もあまり長生きすると、娘にそう思われるんだな。
覚えておこう。