平成29年1月18日(木)
「遠藤周作」のキリスト教文学の傑作で長崎を舞台にした小説『沈黙』の試写会に応募(NCC)しておりましたら、見事”当選”したことから、試写会観賞に出かけてきました。・・・・・・・・公開は21日(土)より。
また、このような(有名な)小説だから、試写会は満員だと思っておりましたが空席もチラホラありました、モッタイナイ 別に2~3人連れて行けばよかったかな、しかし当選1枚につき1人だったから無理か。
○ 試写会会場:TOHO CINEMAS(”ココウオーク”)
1.舞台挨拶
① 上映に先がけて、キャストの1人である「窪塚洋介」氏(キチジロ-役)
の舞台挨拶があり、NCC(長崎文化放送)の女性アナウンサーが質問する形で、
ハリウッド初進出(当映画は、邦画ではなくハリウッド映画であり窪塚氏は初進出である。)の気持
ちはどうか、撮影中の話、この映画のオーデションに3回出向いて行ったこと等 約30
~40分。
② 舞台挨拶の最後は、報道・マスコミ関係者の写真撮影だったのですが、窪塚氏は観客
に対して”皆さんも撮ってもいいですよ~”と、サービス精神旺盛で観客もスマホでパチ
パチ撮ってました。”オジサン”はガラ系でカメラ機能も良くないので撮りませんでした
(笑)。
(個人的には、”早く上映してくれないかな~~・・”なんて思ったりして。)
2.内容
① 本は過去に数回読んでおり、どのように映画化されるか興味もあったのですが、これ
だけの小説を2時間半位にまとめるのだから少し無理もあるのでしょうが、全体的に少
し物足りなかったように感じました。本を読んでない方は、映画を鑑賞してから本読ん
だ方がいいかな~
② この小説の中で、重要な役割を果たしている”キチジロー”(オジサン的には、”キチジ
ロー”をこの小説に登場させていなければ、非常に物足りない・味気ない小説になっていたと思ってい
ますし、主人公は”キチジロー”であっても という思いもあるのです。)をどのように描写されてい
るかも少々興味あったのですが、あと少し登場させてほしかったな~と。
③ 長崎奉行 ”井上筑後守”役は「イッセー尾形」氏が演じていたのですが、その演技・英
語のセリフの語り口はその時代を良く反映しているような気がして非常によろしかった
ですよ。
・・・(”イッセー尾形”氏は何かの賞を受賞するかもですよ、な~んて。)
※※ 最後に、試写会に招待頂きました”長崎文化放送(NCC)”さん
有難うございました。※※
【 ポスター・チラシ 】
【 試写会チケット】
【 パンフレット(表紙) 】
【 パンフレット(一部内容) 】
”遠藤周作文学館”からの「角力灘」(平成18年11月 訪問時)
人間が
こんなに哀しいのに
主よ
海があまりに
碧いのです
【 沈黙の碑】 (遠藤周作文学館)より
【了】