Yは最後にはやっと


「気遣いが足らず嫌な思いをさせて

申し訳ありませんでした」


と言いました。





コーチへの挨拶のことを言うと

私がむくれていると思うだろうなぁ


と予想していましたが、

やはりその通りでした。

そう考えるということは


Yは自分がされたらむくれる人なんだろう


と思いました。




他の事務的なことでも

報告してほしかったことも伝え、


「あくまでも各自の細かい作業のことまでは

報告は要らないけれど、

"情報共有で3人全員が知っている方が良い"

と思うことは教えてほしい」


「線引きは難しいかもしれないけど、

例えば、3人の中の誰かが

習いごとを休まないといけなくなったときなどに

代わりに作業をしなければいけなくなるから、

誰でも対応できるようにする、

って観点だけのことだから」


というような旨を伝えました。




こんなこと、

いちいち伝えないとあかんのかな?


と思いましたが、


伝えないとわからない人もいるか


と思い、気まずくならないように

言葉を選んで言いました。




「心に違和感を感じながら

何も言わないのは私の性分では無いので、

Yさんにとって嫌なことを

言ってるかもしれないけど、

3人でうまく係の仕事をやっていきたいから、

思いきって話そうと思った」


と最後に付け加えました。

Yは


「わかりました」


と笑顔で言いましたが、


「それでこのことはMちゃんママには

言われたのですか?」


と質問されました。




今、その質問、必要?


と思いましたが、


「もちろん、Mちゃんママにも伝えるよ」


「わかりました。以後、気をつけます」


と言われ、話は終わりましたが、


Yは本当に理解したのかなぁ


と違和感は残りました。





つづく…