過去の話です
実家の話です。
ちょっとだけ
背筋がゾゾっとするかもしれません
そして父の四十九日法要が終わってから
過去帳の日付欄に父の戒名を書き足すとき、とても驚きました。
双子ちゃんの、先に亡くなった嫉妬している方
と言われている子の戒名が、
同じ日付欄に書かれていたのです。
日付けが1日分書いてあり、
それが一日から三十一日まであり、
見開きに縦六行の線が引かれています。
私は結婚してから数ヶ月だけを除いて
実家で暮らしているので、
お仏壇を処分してからも父母の写真を飾り、
おりんを置いて、毎日ではないにしても、
たまには蝋燭と線香を灯しています。
父の命日には過去帳も開いています。
その度に双子ちゃんの、
先に亡くなった子の戒名を見ることになります。
さらに、2年後に亡くなった母の命日は
もう1人の双子ちゃんと同じ日だったのです。
結局はお仏壇を処分しても
父母の命日に過去帳を開く限り、
双子ちゃんのことを目にするのです。
私はこれからも
双子ちゃんのことは
頭の片隅から離れないだろうし、
それが"私の宿命"というと大げさですが、
"任務"のようなものかなぁ
と思っています。
結婚して氏も変わると
従姉妹たち5人皆んなが
幸せに落ち着いているので、
双子ちゃんのイタズラも
収まったような気がしています。
長男おじさんと一緒に
お寺で供養をしてもらってからは、
特に困ることもなく、
すずに関しては血縁も無いので
双子ちゃんもイタズラはしないのではないかな
と安易に考えています。
霊感も無いし無宗教の私ですが、
実家の双子ちゃんのイタズラは信じたし、
供養したのだから、ちゃんと成仏して、
もうイタズラはやめてほしい
と心から願って手を合わせています。
おわり