過去の話です
やはりそうだったのか…
そのお母さんたちにすずの話をすると
「運が悪いとしか言いようがない」
と言われました
フォローをしてくれた3人の先生方の評判は
学年主任のM先生はベテランだし、
まあまあ、いいかな。
H先生は自分の子どものことで
休み過ぎなところあるけど、
配慮はできるし、気遣いや思いやりはある。
S先生は定年間近かみたいなので
担任は持っておられない。
図書室で生徒のフォローをしておられる。
など、評判は良いのでした
皆さん、本当に詳しいんやなぁ
と感心していました。
お母さんたちからの情報で、
やはりポンコツ担任Y先生は
あてにならないことがわかったし、
その頃にはすずはとっくにY先生のことは
信頼は全くしていなかったし、
どちらかというと嫌っていました
私も、学校の向いにあるコンビニの喫煙所で
タバコを吸っているY先生と
学年主任M先生を見かけたことがあり、
学校敷地内が禁煙だからって、
こんな保護者もよく通る道に面している
コンビニで喫煙するなんて、
そんなに我慢できないの…
子どもたちにスポーツを教えてる立場なのに…
と呆れてしまいました
喫煙することをあかんとは思わへんけど、
せめてあまり目立たないところで吸ってよ
と思いました。
鍵の一件から半年が経ち、
なんとか春休みを迎えました。
この半年、学校から電話がかかってくるほどの
しんどいことはありませんでしたが、
とうとう中学1年生の1年間、
すずはAちゃん以外のクラスの子たちに
ほぼ無視されて終わりました
新しい学年、2年生のクラスには
隣のクラスだった仲良しの子たち2人に
さらに小学校のときに仲良しグループだった
他の子たち2人を合わせて
4人が見事に集結していました
さらに担任はH先生でした
学校側は私が頼んでいたことを
聞いてくれたのです
すずは2年生になった初日に下校してくるなり、
大興奮でそのことを話してきました
これでやっと落ち着きそうや
と胸を撫で下ろしました。
つづく…