アノストミダエを探求する・その2 | 南米・鳥獣虫魚・探遊

アノストミダエを探求する・その2

カラシン目の魚族は、18の科(ファミリー)に分けられている。その内の4科がアフリカに生息している。アフリカン・カラシンの一角であるアレステス類は、かつては熱帯アメリカと共通したカラシン科であるとされていたが、現在は別科として分離された。アレステス科で有名なのは、ヒドロキヌス属、すなわちアフリカン・タイガー・フィッシュ類。最大種のムベンガ(いわゆるゴライアス・タイガー)は、最近なぜか流行(笑)になってしまった怪魚ハンターたちが好んで狙うモンスター。ヒドロキヌス属には、5種類がいて熱帯魚ホビー世界でも人気がある。

 

可愛いアフリカン・タイガーの一種

 

カラシン類の中心地は、もちろん新世界だ。北米南部からアルゼンチンまで14科、約1400種が分布している。その中には4科25属260種で構成されるアノストムス上科 (Anostomoidea)というタクソン(分類単位)がある。4科とは、すなわち……

 

クリマタ科

プロキロドス科

アノストムス科

キロドス科

 

本シリーズの主題にしている「アノストミダエ」ってのは、上記のアノストムス科を意味している。同科の魚は、12属137種とされているけど、今後さらにもう少し増えるだろう。未記載の種が多く残されているからだ。

 

アノストミダエ代表のアノストムス属の魚

 

アノストムス科の魚族の特徴は、まず基本的なカラシン類のキャラ……すなわち、鱗がある、脂ビレがある、顎に歯がある、の3つを踏襲しつつ、身体が細長い(コイ型~ウグイ型)、口が小さくて尖っている、主上顎骨(しゅじょうがくこつ)が小さく、前上顎骨(ぜんじょうがくこつ)が大きい、e.t.c.。キャラの中で難解かも知れない最後の特徴について、下の画像で紐解こう。

 

シングー産アノストミダエのレポリヌス(アノストムス科)の頭部骨格

 

このスカルは、グランデ怪人のハンドメイド作品だ。矢印()が主上顎骨で、矢印()が前上顎骨。大きさがずいぶんと違うのを見てくれ。画像を見ているついでに、その歯は上顎も下顎も、たったの一列であることにも注目してちょうだい。これもアノストムス科の特徴の一つなんであ~る。

 

底をついばむレポリヌスの一種(ラプラタ水系の遊水地)

 

食性の最近の言葉に、デトリタスってのがある。生物遺体や生物由来の物質の破片や微生物の死骸、あるいはそれらの排泄物を起源とする微細な有機物粒子のことであるね。アノストミダエたちは、主にデトリタス食性を持っている。だもんで、底などをついばんでいることが多い。

 

続く

 

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