薔薇だけが







あたたかいライトの下に

僕らの影はひとつになっていた

君がいったあとでは

影すら失われてしまった




窓にしずくが落ちた

換気扇が唸っている

月が出ているみたいだ

世界はくぐもっていて僕には見えない




頬骨のまつ毛の光

深いチークの影

君じゃなくて、誰なんだ

薔薇の香りだけが







あたたかい肌の下に

僕らは確かめ合うものがあった

髪をかきわけた首には

薔薇と汗が雑じった




窓にしずくが落ちた

換気扇が唸っている

月が出ているみたいだ

世界はくぐもっていて僕には見えない




頬骨のまつ毛の光

深いチークの影

君じゃなくて、誰なんだ

薔薇の香りだけが






ワタナベタケヒロさんへ

2011/11/30

作詞 本田ケンジ