待望が現実に!!From Araguaia
昨日 アラグアイア産パクーを一度に二種類手に入れることができた。
どちらもアラグアイア川上流で採集されたものだ。詳しい産地情報は機会があれば紹介するつもりだ。
一種類は約4年前に数匹のみ入荷されたゴールデンspと呼ばれるパクーの可能性が強く もう一種は完全な新種だ。
ゴールデンならかなり貴重種だが、なによりゴールド~黄色に光る最もキレイなパクーの一種である。水槽に移した直後からすべての鰭が真っ黄色に発色するほどだ。ゴールデンラバーパクーもかなり黄色の強い個体だが光り方 綺麗さのレベルが違う。今回は4年前の採取地から数百キロ離れたポイントでの採集のため別種の可能性もあるが二種類とも体高のある(ミカンスタイプ)大型種になる要素を持った個体たちだ。
二種で5匹と6匹 計11匹手に入れたがどちらも近いうちに写真を紹介するつもりだ。
これでアラグアイア産パクーは三種類が集まった。ちなみにアラグアイア産として販売されているパクーも何種類か購入し飼育しているがどれもアラグアイア産パクーとして公開できるものはほとんどいない。それを理解しているマニアも多いと思う。
Schomburgkii bloody type/Rio Negro
現在では激珍パクーとなってしまった種類の紹介だ。
写真は25センチ オス個体。メスも飼育しているがオス同様派手な個体だ。
ネグロ河に生息するが、なぜネグロ河のSchomburgkiiだけがこのような模様になるかが不思議だ。
体型も原始的なラインをしていてバンドを除けばまったく似ていない。
性格もノーマルは絶えずそわそわしていてなんにでも反応して落ち着きなく感じるが、ネグロ産の個体はその反対だ。
もしかしたら全くの別種かもしれない。
Name Schomburgkii Bloody type
/Rio Negro
流通種であるWide barタイプのSchomburgkiiもペルー産 ブラジル産ともに飼育しているが、色々な模様がありサイズも25~26センチとかなりワイルドの30センチに近づいてきた。
Schomburgkiiも25センチを超えてくるとかなり迫力のあるパクーとなってくる。パクーマニアならほとんど飼育していると思うが、30センチ目指して飼育してほしい。
From Araguaia
アラグアイア産の激珍パクーの紹介だ。
アラグアイア上流に生息し、パクーでもっとも黒い色をした種であろう。
このパクーは通称アラグアイアspと呼ばれているが、当方が飼育している個体(二匹)以外に日本に数匹いるかいないかの種類だ。
写真の個体は2009年にヨーロッパの某国を中継してベビーサイズでやってきたオス個体だ。
二年足らずで現在36センチ↑、まだまだ成長を続けている大型種ではあるがモンスターサイズまで成長するかどうか楽しみにしている。アラグアイアspで36センチというサイズは、日本で最大サイズであろう。
もう一匹はまだ26センチ±のヤングで、オス個体だ。こちらの個体は顔の横に赤色の斑状模様がでてきている。
NAME Araguaia sp/Rio Araguaia upper
最近 Rio Tocantinsのパクーが多数入荷されているが、現在Tocantinsのものだけで13~15種 40匹以上飼育している。大半がベビーだが、それぞれの成長過程を紹介していきたい。
謎のパクー解明!!
久しぶりの書き込みだ。
2008 3月ごろ、関東のショップに謎の円盤型大型パクー(約35センチ)のメス 一匹が入荷された。「お化けパクー」として画像がでているが 見たマニアも多いだろう。
この個体以外に 2匹輸入されたみたいだ。流通名「パンディラ」 残念ながらこの二匹もメスだったようだ。
メス個体のみで謎だらけの大型パクーだった。
チンガのメスにも雰囲気は似るが 体型 体高 鱗目など違う点は他多数あるが 大きな違いは尻鰭だ。
チンガのメスを飼育しているマニアならわかるだろう。
今回 オス二匹、メス二匹のツーペアが入荷された。オス個体はおそらく日本初入荷だろう。
もちろん全て購入!
NAME Bandeira/Lajeado
画像はメス個体 サイズ25センチ±、特徴は口から尻鰭までのラインだ。
バンディーラとはポルトガル語で「旗」、「女性」と言う意味。メスの尻鰭が旗に似ていることから原住民はこの魚をバンディーラと呼ぶそうだ。
オスも25センチほどだが、赤系の斑状模様がある。
過去に入荷された個体のサイズからもかなり大型種だが、今後の成長を紹介していきたい。
激珍パクー アラグアイアsp
アラグアイア河上流には激珍パクーが生息する。
通称 アラグアイアsp 体色は他のパクー達より黒色で、成熟するにつれ大きな黒点が全身に入り 顔の後ろが真っ赤になる独特なパクーである。この種もかなり成長スピードが速く40㎝は軽くオーバーしていきそうである。
現在飼育している個体はあるスーパーマニア様が約2年前にベビー(♂)で入手 30㎝まで成長させた固体を二か月前に譲り受けた。
現在、34㎝ 顔の後ろに少し赤色がではじめ体に黒色スポットが入ってきた。年齢も三歳未満とまだまだヤング個体 成長を止めずに一気にビッグ個体にするつもりだ。
現在 国内に若い個体は存在しても数匹 最終形を見るのに貴重な個体たちだ。
ベビーからの成長記録を写真とともに今後紹介するかもしれない。