CNETより
オンライン広告の広告主たちは、クリック課金型広告に対する請求の14.6%が不正クリックによるもので、2005年の損害は総額で8億ドルに上ると見積もっている。そんな調査結果が米国時間6月29日に発表された。
クリック保証型広告は、その課金方法について、期間保証型や、インプレッション保証型に比べて
わかりやすい、という利点がありますが、その効果のわかりやすさが逆に問題になっているのでは、と
思っています。
そもそも、これまでのTVをはじめとしたコマーシャルは、直接的な「購入」を求めるものではなく、
消費者にインパクトを与えることで関心をもってもらい、そして記憶してもらうことで、購買に
繋げる、というものであったと思います。(AIDMAの話ですね)
どうしても、興味をもってもらうとか、記憶してもらう、というエモーショナルな部分が出てきますので、
きちんとした効果測定はあまり重視されなかったのでは無いかとおもいます。
ところが、インターネット広告は当然ながら何クリックされて、そのうちの何人が目的を達成したかが
手にとるようにわかってしまいます。
その時に10%以上も不正なクリックがあったことがわかれば、それは大きな問題となることは
間違いありません。
今、Yahoo!やgoogleなどのリスティング広告も、クリック保証型となっています。
アメリカではそういう広告も責められているわけですから、今後、日本のそれらの広告媒体に対して
どのような動きが起こるのか、気になります。
クリック保証型広告といえば、今は無き「サイバークリック」とかあったわけですが、そのときにも
同じような不正クリックの話があったかと思います。
ただ、今は、当時と比べてもシステム的にも向上していますし、過去のことや今回の記事だけで
「やっぱりクリック保証はダメだ」とか「インターネット広告は信用できない」になってはいけないと
思います。
ただ、システム的に増強するから問題は解消される、という企業側のコメントもあるでしょう。
たしかにシステム的に問題が起こらないようにすることは必須だと思います。
ただ、それだけではお客様(=広告主)は納得するでしょうか?
インターネットという特性上、こういう問題が出ることは不可避だと思いますし、またシステム増強を
行なっても、インターネットユーザーとの間でのいたちごっこは続くと思います。
ただ、テレビや雑誌といったマス広告に出来なくて、インターネットでできることがあるのも確かだと
思います。(その逆もしかり、です。)
まずは、インターネットの広告で何ができるのか、問題点として何があるのか、ということを
きちんと広告主様に説明をした上で、納得していただくことは重要だと思います。
インターネット広告が認知されて10年近くが経ちます。
ある程度の市民権を得てきたのも確かだと思いますが、それにつれて問題点も明らかに
なってきているのだと思います。
そういう問題を乗り越えることで、インターネット広告がさらに伸びると確信しています。