走落神社(豊能郡) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

延喜式神名帳記載の摂津国式内社もいよいよ最後の一社となりました。

いかにも神社アリマスって感じの大きな木が見えます。

走落神社

御祭神はたくさん。
天照皇大神、建速素盞嗚尊、少彦名命、稻倉魂神、五十猛大神、水波能売神、白山姫神、応神天皇、天武天皇、武内宿禰命の集合住宅のようです。

こんなに御祭神が多いのは明治期に九つの神社がここに合祀されたからだと思います。

石段登っていきます。

手水舎

拝殿

本殿
現在ここが走落神社を名乗ってますが、それまでは小玉神社という名でした。

式内社の走落神社は、現在藤森神社跡となっているとこに鎮座されてました。

その旧走落神社から、天照皇大神と少彦名を、小玉神社と走湯神社として分社したそうです。

織田信長の焼き討ちから逃れるために、御祭神カモフラージュしたりはありましたが、明治に小玉神社に合祀されます。

旧鎮座地は藤森神社と名を変え、小玉神社は後に現在の走落神社という名称を名乗ります。

ややこしいですが、習合と分離の繰り返しが我が国の神社ですから、本来祀られてたのが誰なのかわからんとこ多いです。

秋葉・清正公社

ただの切り石か。

日露戦没記念碑

八幡神社の鳥居がありますが、八幡さんだけではないです。
左から、大原大明神、大河大明神、八幡宮、金毘羅大権現、出雲大社です。

狛犬

こちらはどなたかな?


これにて走落神社参拝、しいては延喜式神名帳摂津国式内社はすべて回ったことになります。

今後、他の論社であるとか、元の鎮座地見つけたら行きますけど、とりあえずは完了ということで。