神事における右回り(時計回り)と左回り(反時計回り)について考えていたのですが、そもそも右回り左回りを定義したのって、明治時代なんですよね。
もちろんそれ以前も意味はあったと思いますが、意味がさまざまだったはすなので、一概に言えないと言うのが正しい答えだと思います。
宇宙のエネルギーが左回りだからとかいう論外の主張は無視しまして、左が陽で右が陰とかいうのもありますが、すべてそうとは言えません。
なので、どちらも大切な意味があるという点から、『左回りは神様に近づき願いを生み出す動き、右回りは祈りを神様へ納めて結ぶ動き』ぐらいが無難かも知れません。
沙沙貴神社の前に着いた大松明は90度右に方向転換します。

前棒に肩を入れて、カコンカコンと少しづつ向きを変えていきます。
ほぼ真っすぐになつても、何度も微調整してます。
僕なんかから見ると、それくらいの誤差は鳥居をくぐるのに影響しないのにななんて思ってみてたんですけど、さらに先の方向転換のことを考えての精密な調整であったのです。
という風に思ったのは、儀式がないと進めないというお約束があるのと同様に、バックしてはいけないのではと思えてきたからです。
前回の記事で書きました曳き物の意味のひとつ、『土地の邪気や穢れを吸い取って清める』を当てはめるのなら、一度吸い取った邪気や穢れを戻すことはありえないよねってことです。
年密な方向転換か終了しますと、引き綱が伸ばされ進行役の走りからの決まったルーティーンが始まります。

回数覚えてませんけど、二・三回やってましたかね。

そして宮入

狛犬の頭切れてしまったり、大松明の全体像が撮れてませんね、
ひとつだけ言い訳させてください。
ほんとはもう少し鳥居から離れた場所をキープしてたのですかが、後から狛犬と僕の間に入ってくるおっさんカメラマンがいたので、じわじわその人を廃除するような動きをしたため、この位置からになってしまったわけです。
自分がこのアングル、この距離がベストと決めて場所取りしてたら、前に入られてしまうのというのは、祭のあるあるですけどね。
曲がり角で一旦止まります。

ここからまた90度曲がらなければいけませんので、慎重に配置が決められます。

また90度旋回しまして、お決まりの儀式が始まります。
所望!所望!

大きく拝礼

手桶踊り

最後のダッシュ

少し進んだと思ったら止まってしまいました。
なんか、曳き手の一人がコケて装束が下敷きになってたような感じでした。
怪我人出てなくてよかったです。
止まってしまいましたので、もう一回儀式を行わねばなりません。
最後まで笑顔で走り回っていた進行役さん、お疲れ様です。

手桶役さんもお疲れ様です。

そして綱先役さんお疲れ様です。

今度は無事に最終地点まで曳いてくることができました。

手桶から『竹の子』が出されて解体されます。

おそらくこれをいくつかの束にして、点火用の火種として使用したと思われます。
みどころいっぱいで、ひとつのこと集中して見てられなかったもので、あくまでも予想です。
大松明もさらに90度右に向けられます。

先の石垣がコの字状になったエリアが最終的に大松明の納まる場所です。

縄が解かれて、中心の棒が抜かれます。

抜かれた棒は担がれて行きました。

これについていくか迷いましたけど、初回ですからメインのほうを重視しました。
大松明には表裏があるようで、立てた時に、こちらに表が向くように転がしてます。

転がすと簡単に言ってますが、かなりの重さがあるものてすので、重労働です。

何やら拝殿のうが賑やかになってきましたのて見てみると、たくさんの松明の火が見えます。

大勢の人が手に松明を持っていました。

罪穢れを祓う意味があるのでしょうかね。

あるいは五穀豊穣の虫追いの意味もあるのかも知れません。

メインに戻ります。

いよいよ大松明が立てられます。

大松明から伸びた綱を、向こうの石垣の上で大勢が引っ張ります。

その他の綱はバランスをとるためのもののようです。
差し入れられた長く丈夫な棒を押し上げてます。

これ芯棒だったのかな?
立ち上がりました。

向きが変わってしまったので調整します。

正面である縄の結び目がこちらに向くように、少しずつ回してます。

たまたま右回りだったのかと思いましたけど、あまりにも中心からずれてるので、右回りにするために元からずらしていたのかも知れないと、今気づきました。
立てかけられた梯子を登って、引き綱を取り外します。

そして草の根を分けるように葦に入口のような隙間を作ってました。
やっぱこっちが正面でしたね。

三脚担いだおじさんカメラマン達が、大勢向こう側の石垣の上で場所取りしてたので不安だったのですが、ここからが大正解でした。
本殿のほうから火種が届きました。

頭領の背負われていた竹の子が火種となっています。

これを竹の子役の人が背後へ投げ込みます。

入りませんでした。
二回目

これも入りません。
これ入るまでやりそうだったので、時間大丈夫かと思って見ていた3回目。

みごと入りました。

すぐに炎は大きくなっていきます。

それに続いて、玉入れのように次々に火種が投げ込まれ炎はさらに大きくなっていきます。
藁で作ったカマとハタキでうまく燃え方を調整するようです。

燃え上がるの早いね。

落ちてまだ燃えてる葦をハタキで叩いたり、うまく燃えるようにカマで内へ押し込んだりしてるようでした。

ここで進行役、綱先役、手桶役が拝殿のほうに向かいました。

見に行きたいですが、この状況では動けないですわ。
つうか燃えるの早いよね。

そうそう、大松明の到着前に楼門にかなり放水してたんですよ。
距離は少しあるとはいえ、小さな火の粉でも、すぐに燃え広がってしまうのでしょうね。
拝殿のほうから神輿が来ました。

やはりなんかしら、リンクしてますね。
元々は同じ場所でやっていたのかも知れないですけど、すべてに意味があるのでしょう。
知らんけど。
炎はさらに大きくなっていきます。

長い松明を持った人が仁王立ち。

これといって何かをしていたようには見えませんでした。
大松明がこちらに倒れそうになってきましたよ。

倒れました。

ぶわっと熱風が来て迫力があります。
あまり慌てている様子がなかったので、こちら側に倒れるのは想定内だったのかも知れません。
向こう側は狭いので倒れたら厄介でしょうからね。
そろそろ移動しましょかね。

こちらにも楼門に向かって長い松明を持った人達がいました。

神輿を迎えるための儀式なのかも知れません。
まだまだ続くのかも知れませんが、帰れなくなるといけないので。
次回は、あの獅子舞が再びです。