午後過ぎに眼科の先生が戻られ、診察をしてもらいました。
そして、先生からの説明が、
痛みがあるうちにステロイドパルスをした方がいい。
ステロイドパルスでどこまで戻るか分からないけど、すぐにしないと右目まで見えなくなる可能性がある。(進行しているのを止めないといけない)
通常パルスは3日間点滴をするのが1クールとして、3クールまで行う。
ステロイドパルスに加え血漿交換もしていく。
入院期間はだいたい1か月くらいでしょう。とのことでした。
「赤ちゃんの横隔膜ヘルニアの事聞いたよ。大丈夫ですか?」
と聞かれた時に、
「分かりません・・・目がこんなんで・・・育てられるのか・・・。」と言い終わる前に号泣。
診察が終わると、夫だけ呼び止められ、何か話していました。
あとから聞くと、「奥さんをしっかり支えてあげてね。」と言われたそう。
それからまた産科へ。この日は産科と眼科を行ったり来たり。
眼科医は心配していたけれど、産科の医師はステロイドパルスに関して、
「大丈夫ですよ!赤ちゃんの肺を成長させるためにステロイド使ったりしますし。」
と、わりとあっさり。
そして入院準備へ。
眼科が空いていなかったので、産科に入院することになりました。
入院は人生で初めてなので、この時は何も分らなかったけれど、後になって産科に入院出来てよかったと思うのでした。
案内してもらい、産科の入院病棟へ。
母も駆けつけてくれ、入院はまだしないと思っていて、私の好きな筑前煮を作ってくれていたみたい。筑前煮や好きなお菓子を持って来てくれました。
私が「これからどうなるんやろう・・・」と涙ながらに呟くと、
「お母さんがあなたを産んだのは37歳、まだチャンスはあると思うから、今は自分の体を一番に考えて欲しい。」と私の手を握りながら泣き出しました。
(なんで私が病気になってしまったんやろう・・・。)
母に泣かれ、さらに落ち込みました。
私が病気になったことで周りを不幸にさせてしまったと感じました。
そして、夕飯後にステロイドパルスを開始。(2019年7月17日妊娠23週3日)
緊張してドキドキするけど、あまり何も変わらない・・・?
徐々に口の中が苦くなってきた。
この日は朝早くに出発し、移動中も眠れなかったのに、ステロイドパルスの副作用と色々な事がショックで朝の3時に目が覚めそこから眠れませんでした。
様子を見に来てくれた担当の助産師さんと話しているうちに、
「私には産めない。」
と言っていました。
助産師さんは、話を聞き、落ち着くまでずっと背中をさすってくれました。
赤ちゃんの事、目の事、この先の事全てが怖くて、それに加え眠れないので全て悪い方へ考えていました。