今回はBリーグから開幕前総評第6弾の千葉ジェッツ編。


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昨季千葉は公式側から予算が苦しいという異例の声明があり、実際にギャビンやスミスをキープ出来ずに新卒のマッツを獲得するなど財政事情の苦しさを感じられるオフだった。


ただ、シーズン中にスミスを再び合流し、恐らく格安で高ランク選手のクックスを獲得した運の良さもあり、EASLと天皇杯で優勝するなど従来より予算を掛けずに多額の賞金を手に入れるなどコスパ的には最高だったんじゃないかという具合だった。


リーグでもベスト4だったので事情を考えたら成功したシーズンだったように思う。


そんな苦しい状況も乗り切った千葉は新アリーナ開業に伴い気合の入った補強を見せてくれると期待していたが、その通り驚きだらけのロスターを完成させた。


まずPGは富樫、小川、西村が継続。


不動の1番手の富樫がいて若い小川とベテランの西村が控えていて枚数的に実力的にも十分。


SGは二上、原が継続して田代と菅野が加入。


枚数は多いが怪我がちな選手が多く、既に二上がIL入りするなど原の負担が大きそうなのが心配かもしれないが、オン3時にはスミスがこちらに回る可能性もあるので布陣としては強力。


SFは金近とスミスが継続して渡邊が加入。


スミスがシーズン最初からいることに加えて最初から千葉に決まっていた気がしないでもないが、リーグで大争奪戦となった渡邊を獲得出来たのは非常に大きい。


外国人ガードの少ないリーグなので渡邊が入るチームには外国人ガードを獲得して欲しかったのが正直なところではある。


渡邊がリーグで1番の実力者になるとは思っていないが、平均的な外国人選手を上回るようなレベルの選手が日本人枠でプレイ出来るのは言うまでもなく莫大なアドバンテージである。


場合によっては外国人選手相手でもミスマッチになりえるので千葉のオフェンスオプションにも大きな影響を与える。


千葉は昨季3P%が低かったのでNBAで平均37%決めていた渡邊で3P改善も見込める。


ディフェンスでもペリメーターディフェンスで外国人選手を抑え込む場面も見られそうなのは楽しみである。


更に、リバウンドもNBA時と比べたら大幅に増えると思っているので渡邊加入はSF層は当然としてチームに各所で多大なプラスを持ち込むのが目に見えている。


続いてPFはトビン、荒尾が継続してホグが加入。


ホグは当ブログでもホッグ表記で何度も試合を取り上げているが、以後はホグ評価で統一。


ホグは渡邊と同じく獲得に驚かされたフォワードの選手で非常に得点力が高い。


シュートが上手く、3PはC&SとOTD両方から積極的に打ってくる上にプロ入り後全てのシーズンで35%以上と安定して高確率で決めている。


ドライブも得意な選手なので千葉のスペーシングが昨季から改善されればドライブからもガンガン得点してくれるはず。


カットからも得点出来るので豊富な得点パターンでディフェンスは更に的が絞りにくくなりそう。


得点力の割に直近2シーズンのTO割合は15%を切っているのも素晴らしい。


FTは貰うのも決めるのも得意なので昨季FTを上手く活用出来なかった千葉としても補強ポイントとして合っている。


リバウンドは流石にクックスより劣るが、渡邊も入ったので気にならない部分かと思う。


ディフェンスではブロックが多く、ショットブロッカーとして優秀でペリメーターディフェンスも出来る。


ポストディフェンスはペリメーターディフェンスに比べて若干見劣りするかもしれないが、5番起用されないのであればそこまで気にならない部分かとも思う。


バスケット選手としての実力的にはクックスの方が上ではあるが、選手のタイプやプレイスキル的にはホグの方が千葉に合っている上に必要な選手だとも思うのでPFも強化されたと感じる。


ただ、昨季怪我で離脱している部分で従来通りプレイ出来るかという点が不安ではある。


最後にCはムーニーが継続してアジア枠のオウが加入。


ムーニーに関しては何の心配もないが、オウは知らない選手なのでハイライトを見たところ良い選手には見えなかったのが気がかり。


渡邊がいる上にビッグマンを獲得するならオン3をより強力なものにするために帰化選手やもう少し有力なアジア枠選手を狙って欲しかったが、渡邊獲得で予算的にオウが限界だったのかもしれない。


層的な意味で他のポジションより心配な部分で、オウの出来次第ではホグが5番に回ることもあるかもしれない。


全体的に見ても渡邊の加入だけで大きく強化が感じられ、更にホグの加入でオフェンスのバランス的にも良くなったロスターと感じる。


オフェンスは間違いなく強力なはずなのでムーニーが下がった時にインサイドのディフェンスが出来るかとアジア枠が機能するかが懸念かと思う。


昨季の弱点だった3P%は確実に改善すると思われるので、同じく弱点だったファウルの多さが減るかにも注目したい。


昨季はギリギリのプレイオフだったが、地区から東京が抜けた上にこのロスターでは余裕を持ってプレイオフに行ってほしい。


プレイオフでも昨季はベスト4だったので渡邊を獲得したならば最低でもファイナル進出くらいを期待したい。


個人的注目選手はホグ。


渡邊よりもホグを見たい気持ちが強く、オンボールでもオフボールでも得点出来るオールラウンダーとしてタレントだらけの千葉でも存在感を発揮しそう。


オウが不発だった場合にはディフェンス面の役割も大きくなると思うので活躍が容易に想像出来るオフェンスだけでなくディフェンスでの働きにも注目したい。


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