今回はイタリアLBA28節からヴェネツィアとトレヴィーゾのカードをピックアップ。


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4位のヴェネツィアと14位のトレヴィーゾで順位に大きく開きのある両者の試合は順当な結果になった。



試合展開


ヴェネツィアはアウトサイドシュートが低確率な代わりにTOからトランジションでのイージーフィニッシュやFTに繋げてリード。


トレヴィーゾはFTを高確率で決めて得点源にするが、FGは25%でスコアに苦しみ、逆にヴェネツィアにFG69%で決められ大量ビハインドとなる。


ヴェネツィアは後半に入ってTOが増えるが、トレヴィーゾにそれ以上のTOを出させるなど優位は変わらず。


トレヴィーゾはようやくアウトサイドシュートが高確率で決まり始めるも、差が大きすぎて13点差で完敗となった。



チームスタッツ


チームスタッツは3Pがヴェネツィア8/23で35%、トレヴィーゾは11/33で33%と確率はヴェネツィアで成功数はトレヴィーゾが上回った。


2Pはヴェネツィアが22/36で61%、トレヴィーゾは13/26で50%と確率と成功数でヴェネツィアが圧倒。


FG全体ではヴェネツィアが30/59で51%、トレヴィーゾは24/59で41%と確率と成功数でヴェネツィアが上回った。


FTはヴェネツィアが23/26で88%、トレヴィーゾは19/21で90%と確率はトレヴィーゾで成功数はヴェネツィアが上回った。


リバウンドはヴェネツィアがOR10本のトータル37本、トレヴィーゾはOR8本のトータル28本でヴェネツィアが優勢だった。


TOはヴェネツィアが15個、トレヴィーゾは17個で両チーム多かった。



個人スタッツ


個人ではヴェネツィアのカイル・ウィルチャーがシュートやポストプレイなどでゲームハイの24点と4リバウンドで得点を牽引。


ジョーダン・パークスはシュートやドライブなどで18点とチームトップタイの8リバウンドんk2アシストで貢献。


負けたトレヴィーゾはテリー・アレンがシュートやポストプレイなどでチームハイの20点と2リバウンドで活躍。


オスヴァルダス・オリセヴィシャスはシュートやFTで17点とチームトップの6リバウンドを記録。



総括


ヴェネツィアが終始優勢で危なげなく勝利した。


ヴェネツィアは最近格下相手に取りこぼすことが多くなりがちだったのでTOが多く出ているのは心配であったが、TO含めてほとんどのスタッツでトレヴィーゾを上回るなどチーム力とタレントの差が顕著だった。


トレヴィーゾはアレンが相変わらず良い活躍をしているが孤軍奮闘感は否めず、インサイドでもアウトサイドでもヴェネツィアを攻略することは叶わなかった。


トレヴィーゾは間違いなくプレイオフには行かないが、1ゲーム差で降格ラインに落ちるので消化試合はなく、今節負けたので残り2試合全勝しないと自力残留は確定でなくなってしまう。


他力は怖いのでなんとか連勝したいところだろう。


反対にヴェネツィアはプレイオフ進出が確定しているが、残り全勝しても1位は不可能であり、全敗しても現状と同じ4位のままであり、しかも上3チームが2試合のうち1勝でもすると4位確定ということに。


やはり格下への取りこぼしが続いて首位争い集団から離れてしまったのが響いた。


ただ、予算がどうなているのかは不明だが、これだけの選手を非ユーロリーグチームが集めてプレイオフでも期待出来るチームなのは間違いないと思っているのでRSは無理をせずともプレイオフで2強を打ち倒せすことを期待したい。


そしてLBA残り2試合で同率1位が3チームと面白いことになっており、終盤のRSまでこんな展開で見ている方としては楽しくて仕方ない。


しかも2強だけの争いでなく、まさかのブレシアが最後まで1位争いに残るというのは予想外すぎる。


追い付いた2強も流石であるが、3チームのRS内での決着がどうなるか残り2試合も楽しみにしたい。