今回はオーストラリアNBLプレイオフSFからタスマニア・ジャックジャンパーズとパース・ワイルドキャッツのゲーム2をピックアップ。


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ゲーム1をパースに取られてタスマニアにとっては負けたら終わりの試合はNBLらしいハイスコアゲームになった。



試合展開


タスマニアはインサイドで効果的にフィニッシュしていくが、TOが大量に出てしまいトランジションから失点が増える。


パースはタスマニアのTOからトランジションの展開でイージーなフィニッシュや大量のFTに繋げてリード。


タスマニアはTOを減らしてORを大量に取りつつアウトサイドシュートも高確率で決めるが、パースに引き続き効果的にフィニッシュされ追い付けず折り返す。


パースは持ち味のFTを1本しか貰えず、アウトサイドシュートも低確率で流れを失うと逆に3Pを高確率で決められ逆転を許す。


タスマニアはインサイドへのアタックから高確率なフィニッシュや大量のFTに繋げると、ファウルゲームも凌いで8点差でタイに持ち込んだ。



チームスタッツ


チームスタッツは3Pがタスマニア9/22で41%、パースは5/25で20%と確率と成功数でタスマニアが圧倒。


2Pはタスマニアが26/49で53%、パースは32/53で60%と確率と成功数でパースが上回った。


FG全体ではタスマニアが35/71で49%、パースは37/78で47%と確率はタスマニアで成功数はパースが上回った。


FTはタスマニアが23/30で77%、パースは15/22で68%と確率と成功数でタスマニアが上回った。


リバウンドはタスマニアがOR14本のトータル46本、パースはOR12本のトータル37本でタスマニアが優勢だった。


TOはタスマニア9個、パース6個でパースのミスは異常に少なかった。



個人スタッツ


個人ではタスマニアのミルトン・ドイルがシュートやドライブからチームハイの24点と6リバウンドに2アシストで活躍。


ジャック・マクベイはドライブやオフボールの合わせなどで22点と5リバウンドで貢献。


負けたパースはブライス・コットンがシュートやドライブなどでゲームハイの26点と2リバウンドに2アシストで活躍。


クリスチャン・ドゥーリトルはドライブやポストプレイなどで20点とチームトップの9リバウンドで貢献。



総括


背水の陣で挑んだタスマニアが見事シリーズをタイに持ち込んで最終戦に決着が着くことになった。


タスマニアはシュートタッチ抜群だったのとは対照的にパースはアウトサイドシュートの精度に欠いた。


逆にパースはコットンがいることもありインサイドでの決定率が非常に高く、TOも40分で6個と恐るべき少なさだったが、いつも大量かつ高確率のFTでも精度を欠いたのは痛かった。


タスマニアはマクベイとドイルが流石の得点力でチームを引っ張り、ビッグマンもリバウンドで優位に立つなどそれぞれが役割を全うして勝ったのが素晴らしかった。


タレントではパースが上だと思っているが、最終戦のゲーム3でどちらが勝つか全く読めない試合なので楽しみにしたい。


個人的な願望で言えばパースに勝ってほしいが、マクベイも好きな選手なのでどちらが勝っても決勝は楽しめそうだ。


反対ブロックもゲーム3まで決着の付かない激戦となっており、今季のNBLはRSからほぼ全チームが拮抗した実力で面白くなっている。


あと少しでシーズンが終わってしまうのは残念だが、優勝争いとシーズン後に各国リーグに誰が移籍するか含めて注目したい。