今回はスペインACB14節からバレンシアとアンドラのカードをピックアップ。


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4大チームでは1番格下ながら現在リーグ3位で好調のバレンシアと降格ライン付近を彷徨う下位のアンドラの試合は意外にも接戦となった。



1Q


バレンシアはFTとインサイドでのフィニッシュを高確率で決めて得点源にするが、アウトサイドシュートが入らない。


アンドラもFTとインサイドが得点源になるが、ORを大量に取ってアテンプトを確保したので1点リードして終える。


バレンシアはロバートソンのミドル、ジョーンズのブレイク、イングリスのC&F、ジョーンズのステップバックミドル、プエートのカット、ロバートソンとクラベールの3Pなどで得点。


アンドラはモンテロのドライブ、ソモジーのプットバックから3点プレイ、モンテロのミドルとカット、ボーグの3P、マリッチの連続カット、ソモジーのドライブ、フェリペのダイブなどで得点。



2Q


バレンシアはアウトサイドシュート確率が上がるが、依然低確率な上にインサイドでもフィニッシュを阻まれビハインドが広がる。


アンドラはアウトサイドシュートの確率を上げてハイテンポなオフェンスから再びアテンプトを増やすと6点リードで折り返す。


バレンシアはクラベールの3P、トアレのプットバック、ロバートソンの3Pとドライブなどで得点。


アンドラはソモジーのドライブ、フェリペのポストフック、スタークスのステップバック3P、マリッチのC&Fとポストフック、アンドリッチの3P、ロベットのカット、マリッチのトレイルなどで得点。



3Q


バレンシアはFTパーフェクトで3P5割、2Pも約8割という凄まじいオフェンス精度で追い上げるが、ディフェンスで踏ん張れず追い付くには至らず。


アンドラもインサイド、アウトサイドともに精度を上げてFG67%の高確率でスコアし4点リードで最終Qへ。


バレンシアはデイビースのプットバック、ジョーンズのカット、ロバートソンの3P、デイビースのポストフック、プエートの3P、イングリスのミドル、ロバートソンの3P、デイビースのミドル、ロペスのブレイク、ヘルマンソンのカットなどで得点。


アンドラはスタークスのプルアップミドル、モンテロのドライブ、ロベットとハーディングの3P、フェリペのハイロー、モンテロのドライブ、ソモジーの3P、モンテロのミドル、アンドリッチの3P、ソモジーのフローターなどで得点。



4Q


バレンシアは勢いを維持してFG73%の効率的オフェンスで9-0のランから追い付くと逆転に成功。


アンドラは逆に勢いを維持できずにFG37%にまで急落すると一度前に出るのが精一杯で4点差での逆転負けとなった。


バレンシアはリュバースの連続3P、デイビースのミドル、リュバースとプエートのカット、リュバースの3P、ジョーンズのドライブと3Pなどで得点。


アンドラはモンテロのドライブ、マリッチのブレイク、アンドリッチのカット、モンテロのドライブ、ソモジーとモンテロの3Pなどで得点。



チームスタッツ


チームスタッツは3Pがバレンシア10/24で59%、アンドラは9/24で37%と確率と成功数でバレンシアが上回った。


2Pはバレンシアが19/32で59%、アンドラが24/45で53%と確率はバレンシアで成功数はアンドラが上回った。


FG全体ではバレンシアが29/56で52%、アンドラは33/69で48%と確率はバレンシアで成功数はアンドラが上回った。


FTはバレンシアが18/22で82%、アンドラは7/11で64%と確率と成功数でバレンシアが上回った。


リバウンドはバレンシアがOR9本のトータル33本、アンドラはOR15本のトータル32本でアンドラが優勢だった。


TOはバレンシアが12個、アンドラが10個でアンドラはミスが少なかった。



個人スタッツ

個人ではバレンシアのブランドン・デイビースがポストプレイやミドルなどでチームハイの16点と3リバウンドにチームトップの6アシストで2部門トップの大活躍。


カッシウス・ロバートソンはシュート中心にチームハイタイの16点と2リバウンドに1アシストで活躍。


負けたアンドラはジェーン・モンテロはシュートやドライブなどでゲームハイに19点と4リバウンドに4アシストでマルチに活躍。


マリン・マリッチはダイブやカットなどで15点とチームトップの7リバウンドに3アシストを記録。



総括


アンドラは惜しい試合だったが、後半からのバレンシアのオフェンスでの建て直しによる捲りは凄まじかった。


アンドラも3Qだけなら付いていけてたのだが、最後まで高精度を維持したバレンシアと維持出来なかったアンドラの差が出てしまった。


アンドラにそうさせなかったバレンシアのディフェンスが見事だったと言えるかもしれない。


アンドラはリバウンドでも優勢でTOも少なかったので勝ちたい試合だったが、2Q続けてバレンシアの高火力オフェンスを止められなかったディフェンスが良くなかった。


いくらタレントに差があると言ってもFG7割前後のオフェンスが20分も続くのはなかなか見られるものではなく、そうなれば勝てる試合も勝てなくなってしまうので勿体無かった。


これでバレンシアは3位をキープし、安泰は変わらず。


アンドラは未だ4勝で16位と降格も気にしなければいけない非常に厳しい位置に。


ロスターを考えればアンドラは下位が妥当かもしれないが、昇格チームを下回りかねない危険水位を回避できるかは注目しておきたい。