今回はスペインACBの13節からサラゴサとバルセロナのカードをピックアップ。


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上位であるがレアルには差を付けられているバルサと借金でプレイオフ圏外のサラゴサとの試合はハイスコアゲームになった。



1Q


サラゴサはTOが多く出てアウトサイドシュートが全滅するが、ディフェンスでバルサを抑えつつ7割近い2Pでリードする。


バルサはほとんどTO出さず、ORを大量で十分すぎるアテンプトがありながらサラゴサのディフェンスに阻まれて3点ビハインドで終える。


サラゴサはゴンザレスのドライブ、ワットのフェイドアウェイミドル、ユスフのカットから3点プレイ、ワットのダイブ、スミスのドライブ、ワットのダイブ、ヘインズの連続ドライブ、クラヴィッチのプットバックなどで得点。


バルサはラプロヴィットラの3P、パーカーのフェイドアウェイミドル、ヴェセリーのダイブ、パーラのコーナー3P、エルナンゴメスのC&F、ブリズエラにカット、エルナンゴメスのプットバック、アブリネスのブレイクなぢで得点。



2Q


サラゴサはTOを出さずにアウトサイドシュートの確率を一気に上げて得点源とするとリードを広げる。


バルサは2Pパーフェクトで3Pも6割近い超高確率なオフェンスに加えてFTも大量に貰うが、TOでFGAが伸びず4点ビハインドで折り返す。


サラゴサはランガリータの3P、マクファーデンのプルアップミドル、クラヴィッチのポストプレイ、マクファーデンとギエロの3P、スミスのカット、ワットとユスフのポストフック、スミスのロング3P、ワットのアリウープなどで得点。


バルサはブリズエラのドライブ、ナジのC&F、ブリズエラのプルアップジャンパー、ラプロヴィットラとパーカーの3連続3P、ラプロヴィットラのドライブなどで得点。



3Q


サラゴサはFTパーフェクトで3P8/9という凄まじいシュートタッチで大量得点からリードを更に広げる。


バルサもFTパーフェクトで3P57%、2P73%の高精度なオフェンスを展開するが、3Pの数が少なく6点ビハインドで最終Qへ。


サラゴサはヘインズの3P、マクファーデンの4点プレイ、ワットのドライブ、ギエロの3P、ワットのプットバック、マクファーデンの連続3P、ワットのカットと3P、ギエロの連続3Pなどで得点。


バルサはヴェセリーのC&Fから3点プレイ、パーカーのカットと3P、カリニッチのドライブ、ヴェセリーのプットバックとミドル、ヨクバイティスのプルアップ2と3P、カリニッチのプットバック、ラプロヴィットラの連続3P、エルナンゴメスのローローなどで得点。



4Q


サラゴサはTOが多く出てアウトサイドシュートも全滅するが、2Pを75%で決めつつファウルゲームのFTも決めて逃げ切る。


バルサは大量のORでアテンプトも大量ながらインサイドでは高確率なのに3P1/10で嫌われ2点差でアップセットを食らった。


サラゴサはランガリータのブレイク、ヘインズのドライブ、クラヴィッチのポストプレイ、ヘインズのカット、クラヴィッチのダイブなどで得点。


バルサはブリズエラのブレイク、パーラのC&F、ブリズエラのプルアップミドルとフローターとドライブ、エルナンゴメスのティップインとダイブ、ラプロヴィットラのドライブから3点プレイ、パーカーのプットバックとコーナー3P、ヘインズのドライブなどで得点。



チームスタッツ


チームスタッツは3Pがサラゴサ12/21で57%、バルサは11/31で35%と確率と成功数でサラゴサが上回った。


2Pはサラゴサが24/42で57%、バルサは27/41で66%と確率と成功数でバルサが上回った。


FG全体ではサラゴサが36/63で57%、バルサは38/72で53%と確率はサラゴサで成功数はバルサが上回った。


FTはサラゴサが17/24で71%、バルサは12/16で75%と成功数はサラゴサで確率はバルサが上回った。


リバウンドはサラゴサがOR10本のトータル29本、バルサはOR16本のトータル36本でバルサが優勢だった。


TOは両チーム11個でハイスコアゲームとしては少なかった。



個人スタッツ


個人ではサラゴサのミッチェル・ワットがポストプレイ、やオフボールの合わせなどでチームハイの22点と3リバウンドで得点を牽引。


トラエ・ベル-ヘインズはシュートやドライブなどで19点と2リバウンドにチームトップの13アシストでダブルダブルの大活躍。


負けたバルサはジャバリ・パーカーがシュートやプットバックなどでゲームハイの23点と4リバウンドに2アシストで活躍。


ニコラス・ラプロヴィットラはシュートやドライブなどで21点と1リバウンドにチームトップの9アシストでスコアリングとゲームメイク両方で貢献。



総括


サラゴサが全てのQエンドで上回るなどヨーロッパ最高クラスのタレントチーム相手にオフェンスで殴り勝った。


バルサもオフェンスは高確率でTOも少なく、さらにリバウンドでも優勢だったのでサラゴサはディフェンスが良かったというわけではないのに勝てたのは見事だった。


しかもバルサ相手にそのような勝ち方をしたわけで、各国でたまにシュートが大当たりして格下チームが格上に勝つようなことはシーズン中に数度あるが、それをバルサ戦でやったのはサラゴサからしたら気持ちの良い勝利かもしれない。


逆にバルサはそういう時に当たってしまったので運が悪かった試合になってしまった。


もっと言うと、これだけサラゴサの大当たりがったにも関わらず、最後の最後まで同点だったのは流石バルサと言えるかもしれない。


その同点から残り0.4秒でドライブでコンタクトしながらタフショットで決勝点となったヘインズは素晴らしかった。


ヘインズはゲームメイクでも13本もの大量アシストを1人記録しており、回せばチームメイトが高確率で決めてくれるのは気持ちよくプレイ出来る要因だったかもしれない。


これでバルサは更にレアルと離れることになってしまい、バスコニア以外のチームも気にしなければいけなくなった。


まだ中盤なので2位までゴボウ抜きする可能性もあるが、黒星ペースが早いのは気になる部分である。


サラゴサは当然ながら今節のような大当たりが毎回出来るわけではないので、同格以下のチームには確実に勝って借金を返したいところ。


バルサが下位でプレイオフ進出になったら面白いと思うので今後も注視したい。