今回はオーストラリアNBL9節からSEメルボルンとニュージーランド・ブレイカーズのカードをピックアップ。


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勝率5割のメルボルンと大きく負け越しのニュージーランドでだいぶチーム状況が異なる同士の対戦は順当な結果になった。



​1Q


メルボルンは大量にもらったFTチャンスを半分も決められず、FGも31%と出だしから躓いて追いかける形に。


ニュージーランドはインサイドでのフィニッシュが高確率かつ得点源として機能して3点リードで終える。


メルボルンはクリークのFT、メルウィンのプットバック、モラーの3P、ブラウンとジョンソンのFT、クリークのブレイク、カミングスのFTとドライブで得点。


ニュージーランドはマティアングのC&F、ディレイニーのドライブ、リアファの3P、ラムのカット、カートライトとラムのドライブ、リアファのFT、ラブスタヴィシャスのブレイクとドライブで得点。



2Q


メルボルンはORを大量に獲得してアテンプトを確保しつつアウトサイドシュートを高確率で決めるが、FTが依然決まらない。


ニュージーランドは引き続きインサイドでの高確率なフィニッシュとパーフェクトなFTを得点源に4点リードで折り返す。


メルボルンはクリークとウィリアムスのブレイク、ウィリアムスのプットバック、クリークのC&Fとドライブとカット、カミングスの3PとターンアラウンドミドルとFTと3P、アイルーの3Pで得点。


ニュージーランドはカートライトのドライブから3点プレイとプルアップミドル、マティアングのダイブ、リアファの3Pとステップバックミドル、アバクロンビーのドライブから3点プレイ、ラムのパワードライブ、フォトゥの3P、ラムのポストプレイ、リアファのターンアラウンドジャンパー、ラムのFTで得点。



3Q


メルボルンはインサイドで高確率を記録するとFTもようやくパーフェクトで決まり8-0のランで逆転する。


ニュージーランドはアウトサイドシュートが高確率で決まるが、急激にインサイドでの得点に苦しみ1点ビハインドで最終Qへ。


メルボルンはブラウンのブレイクと3P、ケニオンのFT、クリークのC&F、ウィリアムスのドライブ、クリークのミドル、ブラウンのブレイク、クリークのドライブとFT、ケニオンのC&F、アイルーのドライブ、クリークのFTで得点。


ニュージーランドはディレイニーのダイブ、カートライトのミドル、ディレイニーのFT、カートライトのプルアップジャンパー、ラブスタヴィシャスの3PとFTとドライブと3P、ラムのプットバックで得点。



4Q


メルボルンはTOが多く出るが、インサイドもアウトサイドも5割以上かつFTもパーフェクトの高確率でリードを広げる。


ニュージーランドは序盤逆転するが、インサイドで高確率を記録してもアテンプトの大半を費やした3Pがほぼ全滅で11点差の敗北となった。


メルボルンはウィリアムスのポストプレイ、クリークのフローター、ブラウンのバックカット、アイルーのコーナー3P、クリークのC&Fから3点プレイ、カミングスのドライブ、アイルーのFT、ケニオンのC&Fと3P、ブラウンのFTで得点。


ニュージーランドはマティアングのフローター、カートライトのブレイク、マティアングのミドル、ラムのFT、リアファのコーナー3P、カートライトのFT、リアファのミドルで得点。



チームスタッツ


チームスタッツは3Pがメルボルン7/17で41%、ニュージーランドは7/26で30%と成功数は同じながら確率はメルボルンが大幅に上回った。


2Pはメルボルンが25/52で48%、ニュージーランドは23/41で56%と成功数はメルボルンでかくはニュージーランドが上回った。


FG全体ではメルボルンが32/69で46%、ニュージーランドは30/67で45%と確率と成功数でメルボルンが上回った。


FTはメルボルンが19/25で76%、ニュージーランドは12/14で86%と成功数はメルボルンで確率はニュージーランドが上回った。


リバウンドはメルボルンがOR13本のトータル42本、ニュージーランドはOR7本のトータル35本でメルボルンが圧倒した。


TOはメルボルンが13個、ニュージーランドも13個で同じだった。



個人スタッツ


個人ではメルボルンのミッチ・クリークがドライブやポストプレイなどでゲームハイの26点と7リバウンドに2アシストで大活躍。


ウィル・カミングスはシュート中心に15点と3リバウンドに3アシストで貢献。


負けたニュージーランドはイザヤ・リアファがシュートやドライブなどでチームハイの17点と3リバウンドに1アシストで活躍。


パーカー・ジャクソン・カートライトはドライブなどで14点と2リバウンドにチームトップの7アシストで貢献。



総括


メルボルンはアウトサイドシュートがよく決まり、ニュージーランドはインサイドでのフィニッシュ率が高かった。


前半はニュージーランドがインサイド中心に得点してディフェンスでもメルボルンの攻撃を上手く抑えていたが、後半からメルボルンにORで余計に攻撃回数を与えたことで被弾が増えた。


さらに終盤で2つのTOからメルボルンに5点取られたのもトドメになった。


メルボルンはFTも多く貰えたことも勝因の1つであり、攻撃力ある選手が揃っているだけにアタックは強烈だった。


特にクリークは相変わらずの得点力で1人で戦況を変えられる選手の存在は大きい。


しかもメルボルンはクックがいなくなったとはいえカミングスやウィリアムスなどタレントのある選手が揃っているのにその中でもズバ抜けた存在感は流石だった。


メルボルンは貯金を増やしてクック退団があってもプレイオフ圏内から外れることはなさそうに感じる。


一方でニュージーランドは借金が増えることになり、今季のチームは厳しそう。


カートライトは予想通りインパクトを残しておりミラーやコットン同様にスーパーガードぶりを見せているが、フロントコート陣が物足りない。


今のチームで巻き返せるのか、補強などするのか注目したい。