今回はBリーグ新外国人選手予想第6弾の島根スサノオマジック編。
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島根は現時点でニカ、ケイ、ビュフォード、安藤、津山、北川、大橋、白濱、谷口、ワイリー、晴山がロスター内定し、HCもヘナレが継続。
主力選手を残すことに成功し、シュートの上手い晴山は島根に合うと思うので良い補強だと思うが、日本初プレイの選手は全く知らない選手で未知数であり、従来の日本人主力選手より有用とは思えない。
ということは来季も特定の選手に著しくPTが偏る可能性が高く、特に安藤の負担を減らすのは相当に難しいかもしれない。
一方で外国人選手の残り1枠次第で外国人選手とニカの負担はトラビスの怪我があった昨季よりは減る可能性が高く、戦力増加の意味でもプレイオフで成績を落とした島根にとっては大事になってくる。
ポジションはバックコートの1枠使っていることやビュフォードとケイがプレイオフ東京戦で露骨にポストアップから狙われたことからインサイドのディフェンスを強化は必須と考え、ビッグマンが無難というかそれ以外は考えにくい。
ただ、島根はチームスタッツ的には弱点と言えるほど弱い部分がなく、他の多くのチームのようにこの項目を絶対に強化しなければという理由で選手を選ぶ必要性が薄いと感じる。
なので、ビッグマンといってもポストゲーマー、ロールマン、ストレッチビッグ、リムプロテクターのどのタイプでも問題はなく、外国人選手や帰化選手との組み合わせ相性的にもタイプを選ばない編成が出来るのは選択肢が多いという意味で強い。
その上で個人的に島根で気になるのはFTAとORなのでFTを貰えてORを取れる選手が望ましいと思った。
以上から新外国人に求められる、あるいは欲しいと思われる要素をまとめると
①ビッグマン
②ポストディフェンスが得意
③FTをもらえる
④ORを取れる
の4点と考え、これらになるべく多く当てはまる選手をリストアップした81名から最終的に予想選手として挙げるのは…
Tashawn Thomas
(203cm/109kg/30yrs)
トーマスはフィジカルの強いビッグマンで昨季はオーストラリアとフランスでプレイ。
両チームで主力だったが、フランスではNBAドラ1のウェンバンヤマと同じルバロアに途中合流してリーグ準優勝に貢献した。
オフェンスではフィジカルを活かしたポストプレイやドライブが強烈。
ダイブやカットも得意でオンボール、オフボール問わず得点できるのが強み。
トランジションにも参加可能で走ってスコアに繋げる。
シュートはあまり得意でなく、フリーであればミドルも打って決めるがアテンプトが多いわけでもなく、3Pに関しては確率もアテンプトもほとんどないに等しいレベル。
FTは貰える選手だが、確率は昨季キャリアで初めて7割以上を記録したくらいで6割台が多いことからも得意ではない。
ビッグマンとしては珍しくパスが上手い選手でアシストも多いのでフィニッシャーのニカや合わせの上手いケイ、シュートをガンガン打つ安藤あたりとの相性も良さそう。
リバウンドはOR、DRともに強く、オーストラリアではチームトップ、フランスではウェンバンヤマがいたのでトップにはなれなかったが上位だった。
ディフェンスではヘルプが得意でブロックも多め。
フィジカルが強いのでポストディフェンスも当たり負けしにくく、フットワークもビッグマンとしては備えているのでペリメーターディフェンスも最低でも平均以上と感じる。
TOはプロ入り後のシーズン全てで2個未満でTOの少ない島根の強みを消さない意味でも合いそうだと思った。
ファウルも多くないので継戦能力的にも悪くない。
最後はトーマスとNBA2ウェイ契約の選手とで迷ったが、島根はランクの高い選手を獲得するイメージがなかったのでトーマスにした。
昨季外国人選手の入れ替えのなかった島根が誰を獲得するのか楽しみにしたい。