今回はBリーグからシーズン総評第8弾の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ編。
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チーム評
はじめに、名古屋の今季ロスターや編成について見てみると、小林、狩野、ソコが退団しンドゥールが加入した。
日本人主力選手のキープに成功し、シュートの上手い狩野がいなくなるのはオフェンス面で影響があると思っていたが、狩野はディフェンスが良くなかったので総合的に放出は成功だった。
オフェンス型でオンボールタイプのソコとディフェンス型でオフボールタイプのソコで入れ替わった2人はタイプが全く違うが、名古屋により合いそうなンドゥールの獲得は意図も明確だった。
ンドゥールは怪我でシーズンを全う出来なかったが、獲得自体は間違っておらず、主力の残留とチームに合った選手を獲得したGMの手腕は素晴らしく、編成での失敗やミスと呼べるようなものはなかったと感じる。
また、デニスHCも攻守ともにリーグ屈指のチームを作り上げ、43勝17敗で昨季よりも勝率を上げてプレイオフに進出。
島根や東京と同じく怪我人さえいなければ優勝も狙えたチームでデニスHCがいかに凄いか今季も思い知らされた。
特に名古屋はディフェンスのローテーションが素晴らしいと思っており、斎藤を中心に迷うことなくカバーに走る選手が多いのは個人的にリーグで最も練度が高いディフェンスだと感じる。
オフェンスでもペイント内得点率が1位であるように確実なチャンスをチームで作るオフェンスや高確率のシュートなど効率的なオフェンスが素晴らしく、本当に怪我さえなければというチームだった。
なので名古屋のチーム評についてマイナス面の評価はない。
個人評
主力選手や気になる選手について見ていくと、
・エサトン
攻守ともに非の打ち所がない名古屋の大黒柱。
オフェンスではダイブが得意で齋藤とのP&Rは強力。
FHOやフェイスアップからのドライブもフィニッシュ力が高く、バックダウンなどポストプレイも得点パターンの1つで技術とフィジカルを兼ね備えている。
シュートも上手く、ミドルはもちろんのことロングも得意で今季は3Pを36.5%の高確率で決めており、ペイント内だけ警戒していると射抜いてくる。
ただ、エサトンの凄いところはそれだけ高確率でも3Pのアテンプトを増やしたり無駄打ちするようなことはせず、ショットクロックが少ない場面やあからさまに離された時に打つに留めてシュートが役割でない点を理解しているところである。
トラヴィスなどは確率が良くなくてもガンガン打って強みを放棄して利敵行為に近いような選手もいる中でエサトンは誘いに乗らず、インサイドがメインの姿勢を崩さないので相手からしても嫌な選手だろう。
また、走力も兼ね備えており、ブレイクの先頭を走って得点することも珍しくない。
それら多彩で高確率な得点パターンからFTにも繋げ、そのFTも7割以上で安定して決めるなど2P67%から分るように効率的かつ理想的なフィニッシャーと言える。
リバウンドはDRがあまり取れていないが、代わりにORはかなり強く平均3本以上も取って正規メンバーの中ではトップリバウンダーである。
ディフェンスでもフィジカルに当たるポストディフェンスとフットワークを活かしたペリメーターディフェンスの両方をビッグマンながら両方こなせる万能ぶりを見せる。
ディフェンスで特に素晴らしいのはビッグマンとは思えないローテーションやカバー先を瞬時に判断する早さと実際にカバーに行く速さ、さらにクローズアウトである。
日本でプレイするビッグマンはクローズアウトをサボったり躊躇などで出ていけない選手が多いが、エサトンは思い切りクローズアウトに行く。
他の選手に任せてもいい状況でも我先にとクローズアウトに向かうのはビッグマンにはなかなか見えられない姿勢で素晴らしく、クローズアウトを利用してブレイクにも繋げたりするのでビッグマンがクローズアウトするデメリットも打ち消すべく動く賢さも持ち合わせている。
ディフェンスをしっかりやりながらファウル数も平均2.3でコントロール出来ており、名古屋になくてはならない選手だった。
・クラーク
名古屋のトップスコアラーで昨季より得点を伸ばした上に3Pは2シーズン連続で4割以上、さらに2P、3P、FTの全てで昨季より確率を上げるなど元々高水準だった所を底上げする凄じい成績を残した。
オフェンスでは武器が多い中でもシュートが特に持ち味で、C&SでもOTDでも構わず打ってどちらも高確率である。
OTDではドリブルがガードの選手ほど上手いわけではないので間合いを詰めてくる相手だと手詰まり気味になる場面も見られるが、平面でミスマッチとなる相手だと余裕を持って打てる。
トランジションシューティングも躊躇せずガンガン打って決めてくるだけでなく、一般的にはバッドセレクションになり得るショットでも決めてしまうのはディフェンス側からしたら厄介。
ミドルもコンタクトを受けても滞空時間の長いジャンプシュートでコンタクトを受け流すかのようにバンクで高確率で決める。
かと言ってシュートを警戒して詰めるとドライブに切り替えてきてフィジカルでフィニッシュまで持っていく。
ポストプレイも可能でバックダウンから簡単にゴール下まで侵入するとフィニッシュするなどオンボールでの得点スキルが非常に高い。
また、プレイメイカーとしても優秀でP&Rからのハイローやドライブからのキックアウトなど味方の得点チャンスを作り出してアシストはチーム2位となっている。
ディフェンスも激しく当たってスティールからブレイクに繋げたり手を一切抜かないが、行き過ぎて無駄なファウルを積み上げてファウルトラブルになる場面もあったのでファウルは少し抑えたい。
TOもPTやボールを持つ時間が長いので仕方ないかもしれないが、少し多いので減らしたいところ。
エサトンと共に名古屋の核であるのは間違いない。
・ンドゥール
開幕前総評で書いた通りの活躍ぶりだったと思う。
オフェンスではトランジションやオフボールでの合わせで効率的に得点し、フィニッシャーとして活躍。
ディフェンスでは持ち味のペリメーターディフェンスやオフボールディフェンスでのスティール、ヘルプからのブロックなど強度がありつつ身体能力を活かして貢献。
ファウルが少し多いのとDRとFT%が想定より低かったのが惜しかった。
また、これも開幕前総評で書いたが、やはりプレイスタイルや今までより過密な日程などで怪我やコンディション面の不安があったが、怪我でシーズンの半分ほどの出場に留まった。
エネルギッシュでエサトンとクラーク同様に怠慢のないプレイは見ていて気持ちがよかった。
・パークス
今季もアジア枠選手トップクラスのプレイを見せてくれた。
オフェンスではドライブ、シュート、カットと得点パターン豊富で2P51%、3P36%から分かるように精度も高い。
FTも8割以上な上にアシストも出来る万能性でディフェンスでも身体能力やフィジカルを活かして幅広いマッチアップに対応する。
今季はファウルが多くてファウルトラブルになりがちだったのが気になるが、ウイングの層が厚い名古屋ということもあってディフェンスでもガツガツ行っていたのかもしれない。
リバウンドも外国人選手を除いたらトップで、サイズとポジションを考えたら高いリバウンド力であることが分かる。
怪我人が続出した名古屋において替の効かないパークスの怪我は大きな痛手であり、半分ほどしか出られなかったのは大ダメージを与えた。
・須田
昨季より3P%は上がったが、東京時代と比べると圧倒的に低く、一般的な選手と比べても低いのにシュートが役割でチーム最多のアテンプトなのは3Pを武器にしている名古屋としては痛い。
無理に打っているシュートも多いので確率が東京時代ほどでなくても、せめて37%くらいに上がるだけで名古屋のチーム力は大きく上がるだろう。
FT%はキャリア最高だが、平均1本未満でそもそもアテンプトが少ないので、ここも3P%が上がれば打たせるわけにはいかなくなるので3Pに対するファウルが増えてFTAも増えるかもしれない。
ディフェンスではフィジカルに当たって強度の高いディフェンスをしている。
・中東
ドライブやカット、シールからのC&Fなどで高い2P%から得点する。
3PとFTの確率が低いのが残念だが、リバウンドは日本人選手としてはかなり多く、終盤はPTがフル出場近いことが多くても最後まで運動量が落ちなかった。
ディフェンスでも妥協しない姿勢が見えており、スティールも多く、そこからトランジションの展開に持ち込んで得点に繋げることも多い。
名古屋ウイングの要だろう。
・齋藤
スコアリングとゲームメイクの両方を高レベルで備える日本人PGでは河村に次ぐ選手だと個人的に思っている。
スコアリングでは昨季より確率を上げた3Pやプルアップからのミドルなど抜群のシュート力だけでなく、ドライブからもレイアップやフローターなどフィンガーロールの上手さが光る。
ゲームメイクではP&Rアクションが日本人離れしており、自信の得点もあるために守る方の選択肢が増えてより効果的に機能させている。
キックアウトやディッシュもお手のもので、ロールマンだけでなくシューターやカッターとも相性がいい。
TOが増えてしまったのは残念だが、アシストも増やしてクラークとともにチームの起点となっている。
ディフェンスでも前から当たるディフェンスでドリブルスティールやオフボールディフェンスでも読みの鋭さからスティールするなど平均スティールはチームトップだった。
また、先述の通りディフェンスローテーションは名古屋の中でも一層迷いなく正しい位置に動くなど毎度感心させられた。
攻守ともに大きな貢献だったので齋藤の離脱も痛かった。
・坂本
3番手のPGの立ち位置であったが、伊藤や齋藤の不在時にはスタメンも務めるなどチャンスを貰えていた。
若手でPTの少ない選手なので常に全力でプレイしており、プッシュやディフェンスにはいつも気持ちが乗っていた。
ゲームメイクはまだまだでシュートやFTも苦手なようだが、ドライブは光るものがあり、スピード感溢れるプレイにはポテンシャルを感じる。
・伊藤
ゲームメイクとディフェンスは良かったが、シュートが苦手故にあからさまに離されることが多く、フリーで打っても相手の目論見通りシュートは外れることが多かった。
フローターも外れるシーンが目立ち、FTも6割台とレイアップ以外のショット確率がとにかく悪かった。
・張本
PTが昨季より減ってしまい、怪我でも2度も離脱するなど災難なシーズンだった。
シュート確率が落ちてしまい、インサイドでの活躍もミスマッチを突いていた昨季ほどでなかったというか、あまり記憶にないくらいのプレイだった。
怪我もあったので復活した姿が見たい。
主要チームスタッツ比較
チームスタッツを昨季と今季で数字や順位を比較してみると、
・平均得点
平均得点は昨季が87.4点でリーグ3位、今季は85.4点でリーグ2位に得点は下がったが順位は上昇。
リーグ上位の得点が下がったので得点自体は下がっているが、順位を上げているので上位を維持しているというようにポジティブに考えていいだろう。
・平均失点
平均失点は昨季が79.6点で少ない順でリーグ10位、今季は76.7点で7位に失点を減らして順位も上昇。
昨季は失点の少なさで中位だった所を今季は大きく失点を減らして上位に上げてンドゥール加入など効果があったようだ。
・平均3P
平均3PAは昨季が26.7本でリーグ5位、今季は25.8本でリーグ11位にアテンプトと順位が下落。
平均3PMは昨季が9.8本でリーグ4位、今季は9.2本でリーグ4位で成功数は減ったが順位はキープ。
平均3P%は昨季が36.7%でリーグ4位、今季は35.5%でリーグ3位に確率は落ちたが順位は上昇。
3Pは名古屋の持ち味であるのでアテンプトは減らしたくなかった部分だろう。
確率も順位を上げて依然トップクラスのままだが、狩野が抜けた影響で確率が落ちたと思われる。
ただ、須田が本来あるべき確率からは程遠いのにチームとして上位の確率なので須田が本来の力を発揮出来れば更に伸びる余地があるのはポジティブ要素と言える。
・平均2P
平均2PAは昨季が41.6本でリーグ8位、今季は42.6本でリーグ3位にアテンプトと順位が上昇。
平均2PMは昨季が23.1本でリーグ4位、今季は23.1本でリーグ2位と成功数は同じだが順位は上昇。
平均2P%は昨季が55.4%でリーグ5位、今季は54.1%でリーグ7位に確率と順位が下落。
3Pのアテンプトが減った代わりに2Pのアテンプトが増えており、2Pに関しては全て上位で流石である。
2P%が下がったのは後半でウィリアムズが好き勝手にプレイしてゴール下でポロポロしまくった影響もあるかもしれない。
・平均FG
平均FGAは昨季が68.4本でリーグ1位、今季は68.5本でリーグ1位とアテンプトが増えて順位もキープ。
平均FGMは昨季が32.9本でリーグ1位、今季は32.2本でリーグ1位と成功数は減ったが順位はキープ。
平均FG%は昨季が48.1%でリーグ4位、今季は47.1%でリーグ3位に確率は落ちても順位は上昇。
確率以外1位で、確率も落ちてはいるが順位は上げており、名古屋のオフェンスがいかに優れているか分かる。
ただ、3PAが減って2PAが増えているので本来はFG%も昨季より上げたかったところだろう。
・平均FT
平均FTAは昨季が15.6本でリーグ18位、今季は16本でリーグ15位にアテンプトと順位が上昇。
平均FTMは昨季が11.7本でリーグ17位、今季は11.8本でリーグ13位に成功数と順位が上昇。
平均FT%は昨季が75.1%でリーグ7位、今季は73.9%でリーグ9位に確率と順位が下落。
ここが名古屋の数少ない課題で、元々少ないアテンプトや成功数は増えているが、メンバー的にはもっとFTを貰えていいはずなのと中位のアテンプトから考えて増やしたいだろう。
また、確率は順位ともども下がっているのでここも上位に上げたい。
・平均リバウンド
平均オフェンスリバウンドは昨季が11.8本でリーグ7位、今季は13.1本でリーグ4位に本数と順位が上昇。
平均ディフェンスリバウンドは昨季が24.3本で19位、今季は25.7本でリーグ14位に本数と順位が上昇。
平均トータルリバウンドは昨季が36.1本でリーグ14位、今季は38.8本でリーグ5位に本数と順位が上昇。
リバウンドは全てが本数と順位が上がっており、伸び幅が凄じい。
ただ、個人評でも述べた通りトップリバウンダーのエサトンでさえDRは多くないように名古屋のDRは中位でまだまだ伸びる余地があるのは補強ポイントとしても明確になっている部分である。
・平均アシスト
平均アシストは昨季が23.7本でリーグ2位、今季は22.7本でリーグ1位に本数は減っても順位は上昇。
本数が減っても順位が上がってリーグトップなのはリーグ全体でアシストが減っている証なのでネガティブなものではない。
相変わらず名古屋のチームオフェンスが素晴らしいことが分かる。
・平均ターンオーバー
平均TOは昨季が11.6個で少ない順でリーグ7位、今季は12.6個でリーグ12位に個数が増えて順位も下落。
ここも名古屋の改善ポイントでTOが増えたのみならず、中位に落ちたのは失点のリスクを減らす意味でも何とかしたい。
・平均スティール
平均スティールは昨季が8.6個でリーグ3位、今季は8.1個でリーグ1位と個数は減っても順位は上昇。
リーグ全体でスティールが減っているので個数が減ったのは気にするほどではなく、リーグトップになったことを喜ぶべきだろう。
ブレイクに繋がることも多いので名古屋の強みでもある。
・平均ブロック
平均ブロックは昨季が2.1本でリーグ18位、今季は2.6本でリーグ9位に本数と順位が上昇。
ンドゥールの加入で大きく伸びて中位に上昇しており、失点が減る要因にもなった。
・平均ファウル
平均ファウルは昨季が18.2個で少ない順でリーグ10位、今季は17.4個でリーグ10位と個数は減らしたが順位は変わらなかった。
順位は変わらなくても個数は減っているのでネガティブなものではないが、パークスやクラークの不要なファウルは少し多かったかもしれない。
・オフェンシブレーティング
オフェンシブレーティングは昨季が117.8でリーグ4位、今季は115.6でリーグ4位と数値は下がっても順位はキープ。
外国人選手の交代や怪我人が相次いで8人で回していた時期もあったのにリーグ上位をキープしているのは流石だった。
・ディフェンシブレーティング
ディフェンシブレーティングは昨季が107.2で良い順でリーグ7位、今季は103.7でリーグ4位に数値と順位が上昇。
こちらも途中8人で回したり、ディフェンスの要であったパークスとンドゥールがいなくなったのにこの上げ幅は凄すぎる。
2人が怪我なくプレイ出来ていたらもっと数値も順位も上だったかもしれない。
以上24項目中、順位が昨季より下がったのは僅か4個のみとなった。
スタッツ順位の分布としては上位が16個、中位が8個で下位は0個という素晴らしい分布になった。
なので弱点で改善が必要な項目というよりも物足りないない部分を強化する、あるいは強みを伸ばすという意味でも3PAと FTA、TOとディフェンスリバウンドが強化ポイントだと感じる。
来季編成
名古屋は現時点で日本人選手全員の継続が確定しており、リスト入りや退団選手は発表されていない。
名古屋の日本人選手は優秀な選手が多く、層も厚いので継続は納得であり、他から需要も高い選手も多いであろう中でしっかりキープ出来たのが素晴らしい。
ただ、日本人選手に入れ替えがないということは外国人選手とアジア枠で強化しなければならないということも言える。
まず、アジア枠については怪我が来季まで響くほどのものとは思えないので個人的にはパークスをキープするのが最善かと感じる。
ホーキンソンを狙う可能性もあるが、狙うチームが多いのは確実でサラリーもとんでもなく高騰するのは目に見えてるのでホーキンソンに比べて安い上に戦力としても大きいパークスのキープの方が得策な気がする。
外国人選手に関してはクラークとエサトンは絶対キープするべきだろう。
どちらも攻守ともに名古屋を支える大エースであり、昨季も今季も2人なしではなし得なかった成績となった。
特にエサトンほど献身的で賢いプレイヤーは変わりになり得るプレイヤーがそんなに思い付かないのでいなくなってしまうと大ダメージとなってしまう。
ンドゥールはディフェンス面とフィニッシャーの役割で名古屋に合っていたが、ファウルの多さやプレイスタイル的に怪我のリスクが高く、実際に怪我をしたことから入れ替えるならンドゥールだろう。
また、名古屋のDRが強化が必要という観点からもクラークとエサトンは外せない上に2人ともDRが強くはないのでDRを強化しようと思ったらンドゥールを入れ替えるしかないということになる。
なのでビッグマンでDRが取れる選手を取ると思われるが、ンドゥールのようにフィニッシャーなのか、ストレッチタイプなのか、リムプロテクターなのか誰が来るのか分からないが、良い選手を獲得し続けている名古屋なので楽しみにしたい。