Bリーグ新外国人選手予想企画最後はサンロッカーズ渋谷。


本来はジョーンズの退団が発表されてからこの記事を挙げる予定だったが、交渉継続の発表からあまりにも時間がかかっているので継続の可能性が低いと見ているのと退団が発表されると同時に新しい選手も発表されそうな気配がするのでUP。

 

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渋谷はケリーとマカドゥが継続していて抜けるのがハレルソン(ジョーンズ)なのでアジア枠や帰化選手でビッグマンを取らないのであれば3人目はビッグマン、取るのであればフォワードやスイングマンということもあり得るかもしれないが、現状で何も発表されていないのでビッグマンという仮定で。


そして渋谷はこれまでビッグマンにもハイフラットに対応出来る選手を置いてペリメーターでも激しいディフェンスをするチームだったが、昨季はハレルソンが戻ってきたことで幾分かペリメーターにおける強度は下がった印象だった。


スティール数でリーグ1位を維持しても平均数自体は下がっていることからもそれは読み取れ、HCが継続したので元のようにディフェンスの強度を求めた人選になると予想。


また、ケリーの離脱による影響でオフェンス面でもチームスタッツの下落が多く見られ、最下位付近に位置するものも多かった。


今季初めからケリーが従来通りプレイ出来るのであれば改善が見込める項目も多いので、ケリーが戻った上で更に改善あるいは強化が必要と思われる項目はリバウンドとペイント内FG%だと個人的に考える。


加えて昨季はFT%で苦しんだのでFTが下手な選手は避けるべきと見る。


以上から渋谷の3人目の外国人選手に必要な要素を

①ビッグマン

②ペリメーターディフェンスが出来る

③リバウンドが強い

④ペイント内での得点に長ける

⑤FTが下手ではない


の5点と考え、なるべく多く当てはまる選手をリストアップした候補選手39名から最終的に予想するのは…


Cameron Oliver

(203cm/108kg)

 

 

オリバーは身体能力の高いビッグマンでGリーグやオーストラリア、ヨーロッパと各国でプレイ。


カットやダイブが得意で特にP&Rからのダイブは抜群に上手い。


ただ、渋谷はロールマンのマカドゥがポストアップからガンガンしていることから仮にオリバーやロールマンタイプの外国人選手が来てもダイブから得点するシーンは多くは見られない可能性も高い。


オリバーの話に戻すとドライブもビッグマンとしては瞬発力があるので止めにくく、ダイブとともに渋谷の低かったペイント内FG%を強化する手段になりうる。


ポストプレイも出来るが、平均的といった感じで凄く上手いわけではない。


シュートも多く打ってくるが、ミドルがまあまあで3Pはプロ入り後Gリーグ3シーズンで31%、それ以外では1シーズンだけ36%を記録したが残りは32%と昨季に至っては平均3本打って21%と苦手な部類と言える。


FTはGリーグ3シーズンで68%、それ以外の3シーズンで69%と上手いわけではないが、ビッグマンとしては下手でもないのでヒサタケやジャクソンと比べたら悪くない。


リバウンドはサイズの割に攻守ともに強く、ハレルソンと比べたら劣る可能性もあるがケリーが戻ってくるのであれば結果的にプラスが見込める。


そしてオリバーを予想選手として挙げた最大の理由がディフェンス面で渋谷に合いそうだと思った部分が大きい。


ビッグマンとしてはアンダーサイズながら強いフィジカルを使ったポストディフェンスは評価が高く、ヘルプからのブロックも上手い。


ハレルソンとは比較にならないほどのフットワークでペリメーターディフェンスも激しくいける上にスティールもビッグマンとしては多いのでマカドゥと並べたらディフェンスの強度がとてつもなく上がってスティールも量産されそうだ。


スティールからブレイクにも繋げられるのも渋谷のスタイルに合いそうでマカドゥと組むのが是非とも見たい選手。


これで本当に今オフの新外国人選手予想は終わりということになるが、既に北海道に予想したファンダーバークや名古屋に予想したウィリスなどは海外チームとの契約が決まって今年もピタリ賞は無さそうだが、オフの楽しみなので来オフも続けていきたい。


過去に予想した選手では仙台のブースや秋田のカンターの加入が決まっており、2人とも日本でも活躍する選手だと思うので楽しみだ。


次の国内の記事はロスターが完成したチームもチラホラ出てきているので、プレシーズンゲームが始まる前に昨季書いた12チームと今季新たに注目する1チーム合わせて12〜13チームのシーズン前総評を挙げる予定。