シーズン総評第10弾は川崎ブレイブサンダース。


開幕前総評はこちら『Bリーグ21-22シーズン開幕前総評 川崎ブレイブサンダース』Bリーグ開幕前シリーズ第8弾は川崎ブレイブサンダース。昨シーズン天皇杯優勝した川崎はプレイオフで栃木の前に完敗とも言える2連敗でシーズン終了。ここ2シーズンの…リンクameblo.jp


​チーム評


今季川崎は辻、大塚、青木、カルファニが抜けてジャニング、前田、綱井、鎌田を獲得。


昨季まではオン3でビッグマンを3人並べる形を取っていたが、今季はそれに加えてシューターのジャニングを入れる2パターンのオン3を使い分ける戦い方に。


ただ、ファジーカスへの依存度は相変わらず高く、負けた試合の半分以上でファジーカスの得点が平均得点を切っており、ファジーカスの得点が伸びないと負けやすい。


外国人選手にスコアラーを置かない編成を続けているのでファジーカスが大量得点せざるを得ず、同じく強力な帰化選手を抱えている東京や千葉と比べて帰化選手のPTが長い上にオン3ゴリ押しの傾向が強い。


群馬もオン3ゴリ押しの気があるが、群馬と違って日本人選手の充実している川崎がオン3ゴリ押しするのとは少しわけが違うだろう。


その辺が開幕前総評にも書いていたファジーカス帰化のアドバンテージを最大限活かしていないと思えるような外国人編成の結果によってそういうバスケになってしまうのだろう。


それでもファジーカスが帰化選手として存在していることと2パターンのオン3を使えるという他のチームにはない2点を持っているだけで強力な武器であり、昨季より4試合減ったことで勝ち星も1個減ったが勝率はアップし、天皇杯も連覇するリーグ上位のチームなのは間違いない。


それだけに高齢のファジーカスに負担をかけないといけないような外国人編成を数年続けているGMとそういうバスケをしているHCが川崎の弱点になっているような現状は勿体無く感じる。


HCに関しては選手の気の抜けたようなミスが出れば激怒するが、ファジーカスの同じようなミスには何も言わないような特別扱いの節が見られ、テクニカルが吹かれた選手をすぐ下げずに放置して連続テクニカルから退場&サスペンドに繋がる場面もあった。


そのサスペンドの影響で群馬に連敗したり、タイムアウトを変なタイミングで取ったりベンチワークで疑問符が付くような場面が上位チームにしては多かった。


​個人評


・ファジーカス


個帰化選手のファジーカスはPTとアテンプトが昨季より減ったとは言え、オフェンスの中心として負担が大きいのは変わらず。


高確率のシュートとFT、パブロやヒースと違ってローポストだけでなくハイポストからでもスイッチで出来たミスマッチを攻めることが可能で、そこから得点を量産する。


アシストにおいても変わらず高い能力を持っており、ハイローでパブロとヒースのイージー2を産み出したり、カッターへのパスも抜群。


リバウンドでも跳べるわけではないがポジショニングと手でポンポンと安定させるような独特な取り方でチーム最多を記録。


一方でPTとアテンプトが減ったのにTOは増えており、足が弱いので1対1でドリブルを付いてのTOは仕方ないかもしれないが、ディフェンスがいるのに緩慢なパスからTOに繋がってブレイクを出されることが非常に多い。


しかも自分の緩慢なプレイで起きたミスなのにファジーカス本人は戻る姿勢を見せず、代わりにヒースやパブロや藤井がハリバックして尻拭いに向かっており、それを咎めないHCもどうなんだという場面も。


さらにディフェンスでは元々足が悪いので外に引きづり出されたり平面のミスマッチを狙われることが多かったが、今季は高齢もあるのかポストアタックで狙われることも増えた。


とは言え、ディフェンスで穴になるマイナスを差し引いても得点力で莫大なプラスをもたらす存在であるのには変わらず、±はヒースと同率でチームトップに君臨。


・ヒース


川崎ディフェンスの要であるヒースはリムプロテクターとしてディフェンスで献身的な貢献をしており、川崎外国人選手で最も重要な選手だと個人的に思う。


抜群のポストディフェンスにペリメーターディフェンスも優秀でスイッチやトランジションに対応してのチェイスダウン、なによりヘルプが最高に上手く、タイミングを合わせてのブロックは見事としか言えない。


オフェンスでもオンボールでのスキルはなくてもダイブやOR、ブレイクやミスマッチからイージーに得点するので2Pは77%と有り得ないような確率になっている。


3Pもビッグマンとしては十分な34.6%でマッチアップが外まで出て来られなければ容赦なく打ってくる。


オフボール中心のプレイなのでTOも平均0.6個のみと非常に少なくファジーカスと同率で±10超えの攻守で超効率的かつ理想的なロールプレイヤーと言える。


FTが苦手で5割台なのとDRが意外と取れていないのが弱点だが、そこさえも完璧だったら日本には来ないだろう。


・パブロ


ヒースと同じく川崎ディフェンスの要であり、ウイングからビッグマンまでディフェンス出来るマッチアップのカバー範囲が強味でアウトサイドの選手からもドリブルスティールしてブレイクに繋げられる。


オンボールのスキルがほとんどないのもヒースと同じで得点はカットやo-boards、トランジションやミスマッチ相手のポストアタックとC&Sが主。


さらにポストアタックはかなり深い位置でボールを貰ってからでないと成功率は低く、FTが下手なのもヒースと同じでヒース共々深い位置でボールを受けるとハックを狙われがち。


3P%が昨季より大幅に上がったが、離され気味でフリーで打っているのが多いと考えるとヒースと同じくらいの確率であれば尚良かった。


ディフェンス力だけでなくリバウンドがかなり強いのもあってか、川崎では終盤である程度のリードがあればファジーカスを下げてヒースとパブロで守り勝つ戦い方も採られていた。


・ジャニング


新加入のジャニングは自らのショットクリエイトも出来るがオフボールでスクリーンを使ってシュートを打つのが1番の持ち味のシューターであるが、川崎はハンドラーとしても使い、オンボールでのプレイが非常に多かった。


開幕前総評に書いたようにハンドラーとしてのジャニングは個人的にはあまり評価はしていない。


というのも同じく川崎でシューターかつプレイメイカーとしてプレイしていた辻が川崎よりメンバー的にアシストが付きにくい広島でジャニングより若干多いアシストを記録してTOは同じだからだ。


パス自体は上手く適性もあるが、オン3で日本人選手とマッチアップ出来る恩恵を考えたら物足りないように思う。


得点面でも同じことが言え、ほぼ13点の平均得点だけ見れば外観上はスコアラーだが、アタックするタイプでもなければミスマッチを突けるわけでもないのでアテンプトはヒースとパブロより平均2本以上も多い10本超えなのにFTAは2人より少ない。


スペイン時代に見られたピンダウンやフレアからの芸術的なシュートはほとんど見られなくなれ、オンボールからの難しいシュートが増えたことで最低38%は決めると思っていたところに及ばず、外国人シューターとしては確率的にも物足りない。


また、川崎はヒース、パブロとディフェンスを重視した外国人を獲得してきたが、ジャニングはディフェンス面でも問題を抱えている。


それはパブロの項目で触れたマッチアップのカバー範囲の広さの部分であり、ヒース欠場の信州戦ではマクヘンリーにジャニングではなくサイズとウェイトで劣る増田がマッチアップしており、群馬戦ではジョーンズには長谷川、千葉戦ではスミスに増田、熊谷がマッチアップしていてジャニングは日本人選手とマッチアップだった。


マクヘンリーにマッチアップ出来ないだけなら分かるが、ウイングの外国人選手にジャニングがマッチアップ出来ない(させない)というマッチアップ範囲の狭さは厳しく、相手側のウイング外国人選手はジャニングにマッチアップしてくるだけによりディフェンス面での脆弱性が際立つ。


川崎の場合は最強クラスの帰化選手であるファジーカスがいることによって日本人選手と多くマッチアップするこのポジションは絶対的なアドバンテージを取れる場所であるのに攻守で圧倒的優位を取れていないジャニングに貴重な外国人選手枠を使う価値があったかは疑問符が付く。


しかも川崎の場合は先述したようにジャニングをハンドラー起用しオンボール中心でプレイさせるトリッキーと言えるような使い方をしてるので尚更。


そういうことを踏まえるとジャニングは外観的な数字の見栄えと実態がかけ離れているというのがシーズン開幕から終了まで変わらなかった。


・藤井


元々攻守で素晴らしい活躍をしていたが、今季は辻の移籍もあってか2番起用も増え、アテンプト、3P%、FG%、FTA、アシスト、平均得点の全てが大きく上昇してファジーカスに次ぐ平均得点を記録して外国人選手の得点力不足を補った。


FT%の低下とTOの増加はあったが、FTは元々8割超の高い確率であり、TOもコンバートPGがあれだけボールを持って2個未満に抑えていると考えたら許容範囲だろう。


ハーフコートでは積極的に放つ高確率のシュートやコンタクトを受けてもフィニッシュ出来るドライブに加え、ターンアラウンドからのフェイドアウェイも確率高かった。


自分の得点力を囮にするような形でアシストも大量に出しており、トランジションでの走力も驚異的。


ディフェンスでも激しさと運動量を持った常に全力で取り組む姿勢でチームに勢いをもたらしており、±は同率トップのファジーカスとヒースに次ぐ順位かつ日本人としては珍しい9以上で数字も中身も文句の付けようがない今季だった。


・篠山


自身の加齢と藤井の成長によりスタメンとPTが減っているが、ドライブからのフィニッシュやミドルなど2Pは依然として50%超の高確率が続く。


3Pは確率が高いわけではないが、離されそうな場面や離したい場面など欲しい所で決めてくる印象が強い。


短い時間でもアシストやディフェンスで結果を残す選手であり、藤井が下がっても2番手で篠山が出てくるのは川崎の強味と言えるだろう。



・増田


順調にPTを伸ばし今季はFG%も大きく上昇した。


23歳だが既に日本人選手では1番ポストプレイが上手いと言っても過言ではなく、今は自らのフィニッシュ中心だが、ポストアップからパスも捌けるようになったら恐ろしい。


カットも上手く、ファジーカスのポストアップや藤井のドライブに合わせてくるカットも得点パターンの1つ。


積極性が故にセレクションで良くない部分が見られるのとシュート、FTの確率が悪いのは課題だろう。



・その他主力日本人選手


前田は3Pで高い確率で決めて活躍。


熊谷はドライブやシュートでの高いFG%に加えてディフェンスで様々なポジションとマッチアップする幅広い役割で貢献。



​チームスタッツ比較


・平均得点


平均得点は昨季83.6点でリーグ6位、今季は平均88.2点でリーグ1位まで数字も順位も大きく上昇。


ペースが上がったことや3Pが増えたことなどもあり元から高い得点力のあったチームから更に爆上げした。



・平均失点


平均失点は昨季76.1点でリーグ4位の少なさだったが、今季は76.7点で6位に数字と順位が後退。


ディフェンスの良かったカルファニが抜けた影響もあるが、こちらもペースが上がったことなどもあるので一概に悪くなったとは言えないだろう。



・平均得失点差


昨季プラス7.5だったところ、今季はプラス11.5にまで貯金を大幅に増やした。


得点力の増加が大きい。



・3P


3Pは昨季平均26.3本でリーグ3位のアテンプトから33.7%で確率12位で効率が良いとは言えなかったが、今季は平均30本でリーグ1位のアテンプトまで増やして36%で確率も6位まで上げる大幅な効率アップに成功。


前田、ジャニングとシュートの上手い選手が入ってきたことと従来の選手も確率も上げたことが要因となった。



・ペイント内成功率


ペイント内成功率は昨季平均30.4本でリーグ13位のアテンプトから61.2%で確率断トツ1位、今季は平均27.9本でリーグ21位のアテンプトから63.6%で確率断トツ1位をキープ。


昨季もオン3でのビッグラインナップで簡単にポンポンと決めていた割に意外とアテンプトは少なかったが、今季は外国人選手にシューターを取った関係で更にアテンプトが大きく減少。


少ないチャンスをより確実に決めるという具合にシフトしたという感じか。



・FG


FGは昨季平均63.5本でリーグ14位のアテンプトから47.2%で確率7位、今季は平均65.1本でリーグ12位のアテンプトに増やして確率も48.5%に上げて1位。


2パターンのオン3を使い分けることによるディフェンス側の対応の難しさからか攻撃力も精度も上がる結果になった。



・FT


FTでは昨季平均20.3本でリーグ3位のアテンプトから73%で確率13位とFTの下手な外国人選手を集める川崎の伝統により効率が悪かったが、今季は平均19.3本でリーグ3位のアテンプトから73.8%で確率14位に。


ミスマッチを突いていたビッグマンの1人がいなくなったことでアテンプトは減ったが、シュートの上手い選手が入ったことで確率は上昇。


ただし、リーグ上位のアテンプトから確率下位という効率の悪さは変わらず、確率は上がっても確率順位は落ちるなど得点機会の損失具合は変わらず大きい。



・オフェンスリバウンド


ORは昨季平均10.4本でビッグラインナップのオン3使用の割に少なくリーグ11位、今季は10.1本でリーグ15位にまでカルファニの移籍により更に減少した。



・トータルリバウンド


トータルリバウンドでは昨季平均37.3本でリーグ6位、今季は平均37.7本でリーグ6位をキープ。


カルファニがいなくなってもディフェンスリバウンドは増えているのは意外だった。



・アシスト


平均アシストは昨季平均23.4本でリーグ1位、今季も平均24.5本に増やした上で1位をキープ。


ミスマッチを突く戦略で元々アシストが多かった所にシュート率の上昇も乗っかって更に増えることになった。



・ターンオーバー


TOは昨季平均11.3個でリーグ6位の少なさ、今季は12個でリーグ10位に個数と順位が悪化。


ペースが上がった影響よりファジーカスの安易なミスが多いことの方が影響してそうだ。



・ファウル数


ファウルの少なさは昨季平均18.1個でリーグ9位、今季は平均16.8個でリーグ4位まで個数と順位が上昇。


昨季はサンプルサイズの十分な選手で平均ファウルが2個以上あった選手が4人いたところを今季は2人になっており、外国人選手は全員2個未満となっている。


ディフェンスの良い川崎でこれだけファウルが少ないのは見事。



・オフェンシブレーティング


オフェンシブレーティングは昨季108.4でリーグ6位、今季は111.4でリーグ3位まで数値と順位が大幅にアップ。


元々ペイント内で圧倒的な効率を誇っていたところに3Pでもリーグ上位の確率で決めたことが数値が大きく上がった。



・ディフェンシブレーティング


昨季98.6でリーグ3位、今季96.9に数値を上げたが順位は4位に転落。


上位の数値が上がっていることもあり順位は下がってしまったが、紛れもなくトップクラスの数値でありファジーカスが長い時間コートに立ってこの位置なら上出来すぎるだろう。



・課題


FTAがリーグ上位なことを考えるとFT%の低さがやはり勿体無く、ヒースとパブロがいることの負の影響とも言えるかもしれない。


ORもオン3を長い時間使うチームなのでもう少し取りに行く、あるいは取れてもいいように思う。


そしてTOの多さはファジーカスの意識次第で改善出来る部分に見えるので余計な失点を減らすためにもどうにかしたいところだろう。



​編成


川崎は現時点で綱井の退団のみ決定しており、誰もが予想した通りだろう。


ファジーカスは引退ということでもない限り川崎に残るだろう。


外国人選手ではヒースは欲しいチームも多いと思われるが、絶対キープすべきであり川崎もしっかりキープすると見ている。


パブロとジャニングに関しては個人的には両方入れ替えがベスト、最低でもどちらか一方は変えるべきだと思っている。


開幕前総評にも書いたようにパブロとジャニングはなぜ残したのか、なぜ取ったのかという部分が強い。


というのも個人評でも述べたようにパブロはヒース同様に深い位置でシールやポストピン出来ないとミスマッチでも得点確率は下がる上に同ポジションの外国人選手相手だとポストアップから攻めるのはほぼ不可能。


そしてヒース同様にFTが下手なのでチームのFT%が低い要因にもなっており、ミスマッチでFTをもらいやすい選手がFTが下手なのは致命的かつハックの危険も高い。


また、スコアラーではなくミスマッチ以外での得点手段はオフボール中心でディフェンスで大きな役割を果てしていたりとヒースと共通点が多い。


①ポストプレイが苦手

FTが苦手

③スコアラーではない

④オフボールタイプ

⑤ディフェンスが得意


これら5点の特に①〜③がオフェンス面での共存を難しくさせシナジーも産みにくいが、①をオン3のミスマッチを突く、③はファジーカスがいることでそれぞれある程度誤魔化してきた。


せめてパブロがシュートの上手い選手であれば問題ないのだが、シュートが苦手なこともこの問題を難しくしている。


共通点の多いパブロとヒースでも二者択一ならディフェンスでより大きな役割を果たしてパブロよりシュートの入って若いヒースを残す方が賢明だと思うのでパブロは入れ替えるべきだと考える。


ジャニングに関しても開幕前総評で書いたようにパブロの所がオンボールタイプの選手であるならともかく、パブロが残るのになぜ取ったんだろうという思いが強い。


既にヒース、パブロとオフボールタイプかつ非スコアラーがいるのに更にオフボールタイプかつ得点力が高いわけではないジャニングではファジーカスの負担は変わらない。


個人評でも書いたようにハンドラー起用やオンボール中心にプレイさせるという点でもジャニングでなければならなかったのかという疑問は尽きない。


また、ウイングに外国人選手を置いているチームは日本人選手とマッチアップすることが多い関係上オンボールで得点出来てFTも貰える選手を取って莫大なアドバンテージを得ている。


スミス、ジョーンズ、ローレンス、ニュービル、ビュホードは全員オンボールでも得点出来る選手であり、全員がジャニングよりFTAは当然としてFT獲得率が圧倒的に高い。



そういった理由からパブロとジャニングの入れ替えで最低1人はオンボールスコアラーを獲得するのがベストだと思うのだが、マクリン以降オンボールスコアラーを獲っていない川崎なので確率は低いと予想。


それどころかパブロとジャニングの残留で外国人選手入れ替えなしの可能性もありえるかもしれない。


去就未定の日本人選手は良い選手だらけで入れ替えの必要性は感じない。


特に藤井、篠山、増田、前田、熊谷は絶対手放したくないのではないだろうか。


それだけに他から声がかかる選手も多そうなので川崎がどれだけキープ出来るかは興味深い。


川崎側から放出があるとすれば長谷川が怪しいと見ているが果たして。


個人的に優勝して欲しかった選手の1人の比江島が優勝したので、残り優勝して欲しいと思っている2人のうちの1人であるファジーカスに優勝させてあげられる編成を期待したい。