実は昨年、10月にお見合いをした。

母の友人が、離婚して何年も経つのに嫁に行く気配のない私を見て気になったらしい。

お話を頂いたのがちょうど失恋した日で、何か縁があるような気がしたのだ。


職業柄、殿方に交際を申し込まれることはあるのだが、どうもピンとこない。

ビビビってこないのだ。

中には素敵な人もいるが、既婚者ばかり。

愛人なんて私には耐えられないが、お客さんには〝愛人タイプ〟って言われる。


どんな雰囲気だよ。


適当な男と付き合って無駄に苦労をするくらいだったら、1人でいたほうがマシだと思う。

お金も時間も自分の自由だし。

束縛されないし。

夜の仕事も咎められることもない。


次に付き合う人は、結婚を前提として付き合える人と決めている。

結婚願望はあるほうだが、どちらかといえば母親になりたい。

自分の子供が欲しいと思う。

女性には出産できる時期が限られている。


そんなことを思いながら3年もたってしまった。


人生初のお見合いだ。

婚活ってやつ。


お見合いといっても堅苦しいものではなく、仲介してくださった方と相手の男性と私との3人で、喫茶店で軽くランチをするものだった。


お店のお客さんではなく、ホッとした。


お相手は、1つ年下。

バツイチ、子無し。

優しそうな普通の青年だった。

お仕事は、IT関係のシステムエンジニアだ。


どうやら私は、この手の職種にご縁があるらしい。


・・・仲介してくださった方が先に帰られ、二人っきりに。

夜の仕事柄、初対面の殿方と話すのは慣れている。

盛り上げるのは得意だが、できるだけ夜の雰囲気を出さないよう、おしとやかにふるまっていたはずなのに。


「日本酒が似合いそうですね」


思わず、自分の腕の匂いを嗅ぎそうになる。

毛穴から芋焼酎でも出ているんじゃないだろうか。

昨日、店だったから酒臭いのかな。


しかし、初対面の女性に言うことだろうか。


ランチも終わり、ドライブに行くことに。

ちょうど紅葉の綺麗な季節だ。

有名な観光地に向かう。


無事に到着しカフェで休憩することに。


いきなり天気が悪くなり、雨が降り始める。

台風並みの土砂降りと強風に、呆然となる二人。

紅葉も全部吹き飛ばされてしまっている。

観光どころでなくなってしまい帰ることになる。


二人の出会いはこんな感じで始まった。


別れ際、連絡先を聞かれ交換する。

どうやら気に入られたらしい。


その後、月に3,4回デートをするようになり、付き合って欲しいと告白をされたのだが・・・

いまいちピントこない為、保留にしていたらその3日後に事故ってしまい返事どころではなくなってしまう。


うやむやなまま、クリスマス、お正月が過ぎてしまった。


相変わらずデートには誘われるのだが、クリスマスも正月も連絡をくれないのってどうなんだろう。

いくら仕事が忙しいとはいえ、ホントに私の事が好きなのだろうか。


様子を見たほうが良い相手と言える。



引き続き、婚活に励むとしよう。