いくさの子 織田三郎信長伝
原作 北原星望
漫画 原哲夫

信長が吉法師と呼ばれてた頃よりの
お話
まだ、最初の方しか読んでない
吉法師元服前の姿

原哲夫と云えば北斗の拳
本作品でも随所にその匂いがある
同じ作者だから当たり前か
活き活きと隆々と描かれている

改めて漫画の凄さに見せられる
文章や語りでは
モヤモヤした霞の姿が
これでもかという迫力で描かれ
刷り込まれてしまう

「うつけ者」と云われてた吉法師
歌舞伎者の走りか
阿呆ではなく常識の無い変わり者
だったのだろう

海賊山賊たちと渡り合い
捕虜になってたエスパニア人を従え
我が手を長くすることを望む
射程のことで、石つぶてしかり
柄の長い槍しかり
もっと長くしたいという思いは
鉄砲と合致する

信長の父は尾張の内乱で
その精鋭の多くを失い
弱体化してきており
世継ぎがウツケと侮られる

吉法師が徒党を組み
遊び呆けてると思いきや
私兵としての鍛錬を成していた
周りからは愚にもつかない遊び
と写っていたことだろう
兎に角、暇さえあれば走る
足腰を鍛え、逃げ足を磨く
機動力こそ命
乱波や間者に負けない足腰

映像も漫画も
その細部や背景の一つ一つが
臨場感世界観を増す
着物や建物の細部まで

吉法師と共に成長する自分を感じて
そうしてワクワクする
 続く