ブロードバンドな感じ?なイラストに悩んで、こんな風にしました。iPad+Apple Pencilで描いてます。
訳あって『SANNET』という旧SANYO系列のプロバイダーを使っていたのですが、会社が無くなるのに合わせて『楽天ブロードバンド』に自動的に移行。
本当は契約更新になる2年に1回は見直した方が良いのでしょうが、速度など特に不満も無かったので、『フレッツ光+楽天ブロードバンド』を使ってきました。
数年前から夕方は速度が遅かったのですが、半年ほど前から夜7〜11時前後は全く繋がらない場合があり、さすがに見直す事にしました。一番使うこの時間が遅いのは、流石に厳しい…。
★非常に調子が良い時
・Download 96Mbps
★調子が悪い時
・Download 6Mbps(PM7〜11頃)
★フレッツ光の見直しを考える
NTTのホームページを見て回ったのですが、契約の見直しについての案内はなかなか見つからず。とりあえず契約状況を要求したら、葉書が一枚来ただけ…。
このやる気の無さはなんなんだ?と思いつつ、仕方ないので電話相談したら、『回線の問題よりはプロバイダーの問題で、IPv6などが使えるプロバイダーに切り変えるしかない』とのこと。
あと、今はフレッツ光がエンドユーザー(私たち)と契約する形態はとってないんですね。エンドユーザーはプロバイダーと契約して、プロバイダーがフレッツ光と契約する『光コラボレーション』が主になっている事を今さら知りました。
フレッツ光、やる気が無いわけだ…。
★プロバイダーを考える
無数にある『光コラボレーション』のプロバイダーの中から何を選ぶか?ですが、今のメールアドレスなどの引き継ぎを考えると楽天が楽。
この場合、契約形態は2つあって、①『楽天ひかり』を選ぶか、②『ドコモ光』を契約してプロバイダーを『楽天ブロードバンド』にするか。
なお、これまでの契約形態である『フレッツ光+楽天ブロードバンド』ではIPv6を選べませんが、上記の①や②の組み合わせなら選べる様です。楽天にとって、今の契約形態がいかに嫌なのかが分かります。
さすがに①と②で受けられるサービス(スピードとか)に差はないと思いますが、②『ドコモ光』にすればスマホの割引き(1,000円/月)が効くのが大きいです。逆にdocomoを使っていないとあまり意味がない。
次に考えたのが、無難に最大手の『OCN光』。ネットワーク環境を自ら構築しているので何かあった時に対応が早そう。こちらも③『OCN光』選ぶか、④『ドコモ光』を契約してプロバイダーを『OCN』にするという、2つの方法があります。
あとはスピード重視で、⑤『NURO光』も考えました。ホームページで確認したら、我が家もOKでした。SONYのプロバイダーというのも面白そう。
他にもいっぱいあるのですが、結局のところ、契約してみないと自分の家がどれ位の速度が出るか分からないんですよね。なので、楽天以外は定番を検討する事にしました。
★OCN光
結論から言うと、今回は③『OCN光』で行く事にしました。
①&②の『楽天ブロードバンド』だとスピードが改善されない可能性もあるので却下。課題になるメール登録は地道に変更しました。
⑤『NURO光』も、最近は回線速度が出ないという指摘が多いので却下。何よりトラブル時の対応の悪さがかなり指摘されていたのと、物理的な工事が必要になる(高い)のがネック。
④については、今はdocomoを契約しているのですが、Ahamoに切り替えを考えているので却下(自分以外の家族の携帯は全てAhamoに切り替え終わりました)。
で、もっとも無難な、③『OCN光』に切り替えることにしました。
初めにフレッツ光から『転用承諾番号』をもらいます。この後、いっぱいある販売店毎に異なるサービスを比較して、契約先を考えなくちゃならないのですが…
営業マンと話すのが面倒なので、『OCN光』のホームページで直接契約にしました。毎月dポイントは貰えるので、まあ、良いかと。
それにしても『OCN光』の契約が分かり難かったです。『ひかり電話』の引き継ぎ方法がホームページだけでは分からず、さすがに電話で問い合わせをしたのですが、たらい回しでホームページ以上に混乱しました。
切り替えた結果ですが、こんな感じです。
★非常に調子が良い時
・96Mbps → 96Mbps (変わらず)
★調子が悪い時
・6Mbps → 87Mbps (改善!)
昼間のスピードが変わらなかったのは残念ですが、速度的に実用上の問題はありません。それより、ピーク時の速度が大幅に改善されました! IPv6に切り替えた効果?がありました。
ちなみに物理的な工事は一切なし。ルーターなどの接続機器の再起動のみです。WiFiルーターは少し前に増設した、NECの『Aterm WX5400HP』で、『OCN光』の『IPv4 over IPv6通信』のサービス名である『OCNバーチャルコネクトモード』に対応しています。
IPv4とかIPv6などの説明は非常に長くなるので、コチラ(↓)の『光回線基礎知識』を参照して下さい。総務省とコラボしているだけあって、正確に、わかりやすく解説してくれています。
★まとめ
料金も安くなり、通信も安定する様になったので、やって良かったです。実は、最近はあまりにWiFiが遅いので、夜はモバイル通信で繋げていました…。
それにしても、なんでプロバイダーにしろ、スマホにしろ、こんなに契約が分かり難いんですかね。歳をとったら出来る気がしない…。ただし、楽天ブロードバンドの解約は分かりやすかったです。
★おまけ Mbpsの意味
回線のスピードを表す『Mbps』ですが、Mega bit per secondsの略です。
100Mbpsだと、1秒間あたり100M bitのデータを通信できます。Megaは1000000(10の6乗)です。ちなみに、Kは1000(10の3乗)。
bitは0または1で表される2進数の桁数を表します。8bitなら、00000000から11111111まで表せて、馴染み深い10進数なら0から255までの数値になります。
コンピュータの演算は全て2進数で行われています。2進数が都合が良いのはOn(1)とOff(0)で表せるからです。だから、電気が流れる(導体)、流れない(絶縁体)を任意に切り替えられる半導体が肝になります。
参考までに、メモリやHDDの容量を表すGBはGiga Byteの略です。1Byteは8bitです。Gigaは1000000000(10の9乗)。昔からですが、なぜかbitとbyteが混在しています。
因みに、5分の音楽データ一曲分はロスレス(CD音源)でだいたい50MBなので、50×8=400Mbitになります。100Mbpsの速度なら4秒で送れますが、5Mbpsだと80秒なので1分20秒かかります。動画はこの数倍のデータ量になります。
ただし、ロスレスではない場合(MP3など)、大体1/10まで圧縮されているので、100Mbpsなら0.4秒、5Mbpsなら8秒でダウンロードできます。
逆に普段スマホで聴く音楽はそれくらいデータが劣化しているので、たまにCDで聴くと、スマホとの音の違いにびっくりするのでオススメです。
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ありがとうございました。