彼に会いに行く日が決まり、休みも取れて、チケットも手配できた。
でもその前に一つ、クリアしなければいけないことがあった。
その日、私は実家に向かった。母と義父にイタリア行きを認めてもらうためだった。
両親は彼との付き合いに反対している。だからイタリア行きを止めさせたいんだろうな。実家に行って言われることもだいたい予想がつく。
実家につくと、おばあちゃんがいた。義父が誰か間に入ってくれる人がいた方がいいと祖母に助けを求めたようだった。
1対3…
私の味方は一人もいない。かなり不利な状況。
でも、私も引くわけにはいかない。
始めに話始めたのは義父だった。
義父は彼が日本に来ないことが納得できないと言った。もし本当に私のことが好きならどんな犠牲を払ってでも日本に挨拶に来るはずだ。どうせイタリア人なんてまともに働きもせず、女遊びばかりしているんだろう。
母もそれに続く。
現実的に考えて経済的に力がなければ生活はできない。『好きだ』『愛してる』だけでは生きていけない。もし私がイタリアに嫁いだとして、自分に何ができる?相手からしたら、大きな赤ん坊が増えるようなもの。思い出が増える前に別れろ。思い出が増えれば別れが辛くなるから…
私は黙ったまま話を聞いていた。何を言ってもわかってもらえないだろうと思った。
でも…
自分の大切な人のことを悪く言われるのは…自分のことを否定されるよりも辛くて心から血がにじむような思いだった。
拷問のような時間だった。外国人だから…イタリア人だから…ろくでもない奴…ろくな男じゃない…彼を批判する言葉ばかりだった。
知ってる?
彼はね、私が日本人だからと言って日本語の辞書を買って日本語を勉強しようとしてくれたんだよ。
知ってる?
彼は私を大切な人だと皆に紹介してくれたんだよ。
ねぇ、知ってる?
私のような異国の女と真剣に付き合ってくれてるんだよ。
彼のこと…何もしらないのに…そんなこと言わないで。
心の中で彼に『ごめんね、ごめんね…』とつぶやきながら、次から次へと溢れてくる涙を止めることができなかった。
心配してくれてるのはよくわかる。私のことを想ってくれてるから…だから反対してるってことも。二人が言ってることは間違ってない。
だけど…
彼のことを悪く言わないで。
私を愛してくれた人のことを、悪く言わないでください…
彼はイタリア人だけど毎日一生懸命働いていて、家族や友達のことを大切していて、とても明るくて、前向きで、いつも私を笑顔にしてくれる。
今の私にとって、とても必要な人。
二人は私に何か言うようにと促したけど、私は黙ったままただ泣いていた。
そんな私を見て、おばあちゃんは両親に席をはずすように言って二人で話をすることになった。
おばあちゃんと二人になって私は彼の仕事のこと、家族のこと、イタリアの経済的な状況のこと…全てを話た。
最初はイタリア行きに反対していたおばあちゃんだったけど、私の話を聞いて彼の事を理解してくれた。
おばあちゃんの理解のおかげで、なんとかイタリア行きは許してもらえた。その代わりに、私も2つの条件を受け入れることになった。
『彼に本当に結婚する気持ちがあるのか聞いてくる。』
『次は必ず日本にくること。さもなければ別れること。』
この日のことは彼には一切言わなかった。せっかく久しぶりに会えるんだもん…暗い話題は避けたい。
でも、なぜだろう?
イタリアに行けるのに。
彼に会えるのに。
胸騒ぎがした。
タノシイ滞在に…
ナリマスヨウニ…
でもその前に一つ、クリアしなければいけないことがあった。
その日、私は実家に向かった。母と義父にイタリア行きを認めてもらうためだった。
両親は彼との付き合いに反対している。だからイタリア行きを止めさせたいんだろうな。実家に行って言われることもだいたい予想がつく。
実家につくと、おばあちゃんがいた。義父が誰か間に入ってくれる人がいた方がいいと祖母に助けを求めたようだった。
1対3…
私の味方は一人もいない。かなり不利な状況。
でも、私も引くわけにはいかない。
始めに話始めたのは義父だった。
義父は彼が日本に来ないことが納得できないと言った。もし本当に私のことが好きならどんな犠牲を払ってでも日本に挨拶に来るはずだ。どうせイタリア人なんてまともに働きもせず、女遊びばかりしているんだろう。
母もそれに続く。
現実的に考えて経済的に力がなければ生活はできない。『好きだ』『愛してる』だけでは生きていけない。もし私がイタリアに嫁いだとして、自分に何ができる?相手からしたら、大きな赤ん坊が増えるようなもの。思い出が増える前に別れろ。思い出が増えれば別れが辛くなるから…
私は黙ったまま話を聞いていた。何を言ってもわかってもらえないだろうと思った。
でも…
自分の大切な人のことを悪く言われるのは…自分のことを否定されるよりも辛くて心から血がにじむような思いだった。
拷問のような時間だった。外国人だから…イタリア人だから…ろくでもない奴…ろくな男じゃない…彼を批判する言葉ばかりだった。
知ってる?
彼はね、私が日本人だからと言って日本語の辞書を買って日本語を勉強しようとしてくれたんだよ。
知ってる?
彼は私を大切な人だと皆に紹介してくれたんだよ。
ねぇ、知ってる?
私のような異国の女と真剣に付き合ってくれてるんだよ。
彼のこと…何もしらないのに…そんなこと言わないで。
心の中で彼に『ごめんね、ごめんね…』とつぶやきながら、次から次へと溢れてくる涙を止めることができなかった。
心配してくれてるのはよくわかる。私のことを想ってくれてるから…だから反対してるってことも。二人が言ってることは間違ってない。
だけど…
彼のことを悪く言わないで。
私を愛してくれた人のことを、悪く言わないでください…
彼はイタリア人だけど毎日一生懸命働いていて、家族や友達のことを大切していて、とても明るくて、前向きで、いつも私を笑顔にしてくれる。
今の私にとって、とても必要な人。
二人は私に何か言うようにと促したけど、私は黙ったままただ泣いていた。
そんな私を見て、おばあちゃんは両親に席をはずすように言って二人で話をすることになった。
おばあちゃんと二人になって私は彼の仕事のこと、家族のこと、イタリアの経済的な状況のこと…全てを話た。
最初はイタリア行きに反対していたおばあちゃんだったけど、私の話を聞いて彼の事を理解してくれた。
おばあちゃんの理解のおかげで、なんとかイタリア行きは許してもらえた。その代わりに、私も2つの条件を受け入れることになった。
『彼に本当に結婚する気持ちがあるのか聞いてくる。』
『次は必ず日本にくること。さもなければ別れること。』
この日のことは彼には一切言わなかった。せっかく久しぶりに会えるんだもん…暗い話題は避けたい。
でも、なぜだろう?
イタリアに行けるのに。
彼に会えるのに。
胸騒ぎがした。
タノシイ滞在に…
ナリマスヨウニ…








マキシワンピだし、素材もいいからこの値段でもおかしくないんだけど…










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