ランチを終えた私たちは、そのまま彼のBOSSに会いに向かった。


このときも私の滞在に合わせて彼が休みを取ってくれたんだけど、今回は容易ではなかったようでBOSSから良い返事をもらうのに、少々手こずったようだった。


今、彼の職場にいるドライバーは・・・


なんと、


彼1人え!!!


だから、彼が休むイコール仕事がまわらないってことになるガーン


「他にもう一人ドライバーがいたんだけど、転職しちゃってさぁためいきBOSSはドライバーとして動くことはないから、実際運転できるのは僕だけなんだよね~ためいき


唯一の働き手である彼だけど、彼自身もスピードの出し過ぎでなどで点数を引かれ、結構ヤバいようだった。


「あともう一回捕まったら、運転できなくなっちゃうカモ・・・ガクリ


働けなくなったらおしまいだぁ~~~泣


なんて言いいつつも、前の車がちょっとでもゆっくり走ってようものなら容赦なく


「おっせ~~~なムカムカ寝ながら運転してんのかよ~~~は? ファ××ーロビックリ


と、汚い言葉を浴びせながらガンガン追い越していく。






完璧、スピード違反ですけど×







そんな危機的状況にある彼の会社だけど


なんとか営業を続けるために救いの手を差し伸べてくれた人物がいた。


それが


私の宿敵”トリフォリーノ”髑髏


彼の休暇中、トリフォリーノが彼の代わりにドライバーとして働いてくれているんだそう。


以前、ブログにも書いたけれど、トリフォリーノは(たぶん)私のことがキライなんです(笑)


・・・私は仲良くしたいんだけど・・・なんか、会うといっつもそっけないんだよなぶー


そんな彼が、大嫌いな私のために助けを買って出てくれたなんて、なんてありがたいんだきらきら!!


トリフォリーノ・・・ありがとうよ感感謝











しかし・・・












やっぱりトリフォリーノは、今回もそっけなかった・・・













お礼を言いに行ったのに、ちょっと挨拶しただけで、ずっと彼としゃっべてる↓↓


少しでも仲良くなろうと思って


「彼のお腹、しばらく見ない間にこんなに大きくなっちゃって!!きっとトリフォリーノの赤ちゃんがいるんだろうね~って彼とはなしてたのあはv


って話しかけてみても、「ふっ」って笑っただけでたいして反応もしてくれないどょ~ん


最初はBOSSも交えて4人でおしゃべりしていたのに、いつの間にか


彼とトリフォリーノ、


私とBOSS


で分かれてしまっていた。








「トリフォリーノは・・・私のことキライみたいよね?なんか、冷たいのやってらんねぇ・・・


そうBOSSに言うと


「あぁ・・・きっと寂しいんだよ。キミがいる間は2人に気をつかって電話もかけられないから。」


気にすることはないよキラキラと慰めてくれた。


確かに、トリフォリーノの気持ちもわからなくはない。


イタリア人って友情も、なんだか濃厚そうだし仲良し


今は無理でも、いつかきっと仲良くなれるよねキラキラ


ちょっと冷たいけど、イヤな人ではないし音符
















そう前向きに考えていたのに・・・

















数日後のクリスマスの朝momi2*






「ダーリン、今BOSSから電話がかかってきてさぁ、トリフォリーノが今日は僕と遊ぶんだって言ってるらしいんだ・・・・


え?


だって、今日はクリスマスだし、彼と会う時間なんてないんじゃ・・・


そう、戸惑っていると


「トリフォリーノが、『るうこは今日、日本に帰るって僕が言ってた』って言ってるんだって㊦㊦( ̄^ ̄なんか、勘違いしてるみたいでさ・・・BOSSが『るうこは26日に帰るんで、今日帰るんじゃないダッシュ勘違いだよ。』って言っても『絶対今日だ!!』って言い張って聞かないらしいんだ。」


今日から私がいないんだと思い込んでいるトリフォリーノは、それはそれは嬉しそうに彼と過ごすためのプランをたてているそうだ。


邪魔者である私がいなくなって、さぞかしうれしいんだろう・・・。










・・・あいつ・・・・・・










なんか・・・感じ悪いんですけどaya










トリフォリーノはいつでも彼に会えるけど、私は滅多に会えないし一緒にいられないのよ!!


1週間くらい・・・譲ってくれたっていいじゃん溜め息


しかも、私の滞在中だって2、3回一緒に過ごしてたしパンチ


ちょっとは温かい目で見てくれたって


い~んじゃないの!?


さっきまで仲良くしようなんて思ってたけど・・・


もう、やめたっっっG










トリフォリーノに電話をして事実を伝えようとする彼に向って


『トリフォリーノに、まだ帰国しなくってゴメンネぇ~って伝えてちう


と、ジェスチャーをまじえて嫌みたっぷりな伝言を依頼した。









電話口から、トリフォリーノのがっかりした声が聞こえてくると、思わず心の中でガッツポーズをしてしまったヨッシャー










こうして、私とトリフォリーノの長い戦いの火蓋が切って落とされたのだった・・・。




















いつもブログを読んでくださっている皆さん、大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございますハート


本当はずっーーーーーーーーーーーーっと前に、今までのことを書き終えているはずだったのですが、いろいろな事情があってものすっーーーーーーーーーーーーーーごく遅れています・・・。


こんなブログを読んで下さって、本当に本当にありがとうございます。


いつも更新ができず、本当にごめんなさい。


今年中には全てお話できると思いますので、これからも、どうぞよろしくお願いいたします♥akn♥





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前回のマダムのお話。


その同じ日の朝の出来事・・・








「ちょっと!!何よ、これ悔し泣き


ちょっとラブラブしようと思って、着替え中の彼に抱きつこうとした私の目に飛び込んできたのは、見事に前に突き出た彼のお腹だった。


そのお腹の出っ張り具合というのがすごい・・・


よく見かけるオヤジのデロ~ンとしたメタボ腹とは違って、お腹だけポッコリでてる。ダイエット


ホントに妊婦さんみたい・・・


「この間会った時はなかったのにぃ~~~↓↓


そうぶつぶつ言いながら彼のお腹をたたく私。


しかも、お腹をたたくたびポンポコ音が鳴る始末たぬき


「最近、ちょっと食べすぎてたからなぁ~肉っ!前に会った時よりも5キロくらい増えてるかもうう


彼はどちらかというと、細身。


全体的に細いから出っ張ったお腹が余計に目立つ。





「キミは、こんなお腹キライでしょ?前の方がいいよね??㊦㊦( ̄^ ̄


自分のお腹をなでながら、そんなことを聞く彼。






まぁ・・・


そりゃあ、確かに前の方がいいケド。







ちょっとシュンとしているので、そんなことも言えないしためいき


こういうときは・・・







「ダーリン、私がいない間に浮気したんでしょ??浮気


思いがけない切り返しに、彼はビックリした様子だった。


「トリフォリーノ(彼の男友達)とエッチして、妊娠したからこんなお腹になっちゃったんでしょ?ママやぁね~~~、もうダッシュいつ出産予定???よりによってトリフォリーノの子供を妊娠するなんて・・・すっごい妬けるんですけどぶー 」


お腹の出っ張りを指摘されて、ちょっと凹んだ顔をしていた彼だったけど、その冗談を聞いてすぐに笑顔をとり戻した。


「そう、トリフォリーノは僕のワイフだからねWハート でも彼のお腹は脂肪でいっぱいだから、今回は僕が妊娠したのラブ


どうせ、2人の子供だからプレデタ―みたいな子が出てくるんだろうね(笑)


そんな冗談を言いながら2人で笑いあった。












日本に帰国後、


sei 「ダーリン、最近忙しくってご飯が食べられない日が続いてたから、ベイビーがいなくなったよキラキラうれしいはてなもう今はセクシーだよっkiss


そんな電話があった。





ちょっと根に持ってたのかしら?(笑)





デブちんになっても気持ちは変わらないって言ったのになぁミッキー・ミニー









翌日、私たちは彼のBOSSに会いにピアチェンツァに向かった。


でも、その前にまずは腹ごしらえ食事


彼の職場の近くにあるレストランで食事をとることにした。




ガイドブックにも載っていない、地元の人だけが知るレストラン。


観光では訪れることができない所に連れて来てもらえるのは本当にうれしいおんぷ


この日のランチは、生ハムの盛り合わせと2種のラビオリイタリア


ラビオリの中にはチーズやお肉がギッシリはいっていて、見た目よりかなりボリュームダッシュ


海外に来ると時差ぼけもあってか、1度に食べられる食事の量が極端に減ってしまう、私・・・・・。


毎度毎度、必ず残しちょうんだよね・・・ガクリ


この時もラビオリを食べきれず、ウェイターさんに


「まずかった!!!??」


と聞かれてしまいました汗








食事を終え、レストランを出ようと席を立つと、私たちの後ろに座っていた50代くらいの女の人が


「ちょっと・・・」


と、彼に声をかけてきた。


恰幅がよくて、とてもゴージャスな服を着ていて・・・見るからにお金持ちきらきら!!って感じ。


彼曰く、地元で有名なお金持ちの奥様だそうドル






彼の後ろで、2人の会話の様子をうかがっていたんだけど、このマダム・・・


チラチラと私の方を見ながら話をしている涙






・・・なんだろ?


イタリア語でしゃべっているので、私には会話の内容もわからずした


少し不安になってきたので、彼に声をかけようとしたそのとき・・・
















ぎゃっはっはっはっはっは!!(笑)












彼とマダムが突然大爆笑・・・。

彼だけじゃなく、近くに座っていた若いカップルも大笑いしてるあんぐり


何?


何の話してるの??




訳もわからず唖然としていると


彼がくるっと私の方に向き直って、マダムとのやり取りを話し始めた。




「だ~りん!!聞いてくれ(笑)このマダムがね、キミは日本人かって聞くから、そうだって答えたんだあげでね、この子はあなたのGF?って聞いてきたから、そうだよ!って言ったら、マダムがキミのこと、とてもエレガントな女の子ねって誉めてくれたんだ薔薇むらさき





えっ?





誉めてくれてたの??




なーんだ・・・あんなに笑ってたから何かと思ってたけど。そんな大したことじゃないのかも・・・・



すると、彼はこみ上げる笑いを抑えつつ・・・・・







「なんでこんなエレガントな女の子が、アンタみたいなイタリア男と付き合っているの?不思議だわ~!!なんであなたのことが好きなのか、彼女に聞いてちょうだい!!っていわれてさぁ~~(笑)」



































はぁっ!!?(爆)




























「イタリアにはもっといい男がいるわよぉ~あたしンち こんな男やめて他のにしときなさいよぉ~~~手


ワインを片手に男を変えろ!と言い続けるマダムを前に、どうすることもできず、ただひたすら苦笑いをする私・・・。



初めて会話をしたマダムに「こんな男」呼ばわりされたというのに、彼は凹むどころか、近くにいたウェイターさんを捕まえて


「ちょっと聞いてくれよ~♪♪今さぁ~こんなことがあってさぁ~プッ


と、楽しそうにベラベラと皆にしゃべりまくる始末・・・。


仕舞には


「エレガントって誉めてもらえてよかったねLOVEダーリンラブ


だって・・・・・どょ~ん







あんた、そこ喜ぶとこでも笑うとこでもないんですけど・・・・・orz










イタリア滞在2日目の、愉快な昼食でした。