こんにちは。あらかぶです。


ゴールデンウィークは、比較的ゆったりした時間を過ごさせていただいています。

私はフェイスブックなどもやっていて、そこには学校教員時代の教え子などもいっぱいいるのですが、その教え子の一人の結婚式の様子が写真でアップされていました。おめでとう!


ちょっとなつかしく感じながら、自分が今まで勤めていた学校を思い出すと、それぞれすごい個性のある学校だったなと思います。


2000年~2003年 長崎県 長崎○山中学・高等学校・・・・超コテコテの男子校です。私の母校でもあります。かなり軍隊的(笑)ですが、長崎で公立の五校に合格できなかった生徒達を3年間で国公立に3桁(生徒は一学年250~300人くらいです)入れさせる学校です。また、ソフトテニスや剣道では日本一の経験もありますね。すべて普通科だったので、文武両道の学校です。


2004年~2006年 愛知県 ○山中学・高等学校(女子部)・・・愛知や東海地方ではいわずと知れた超進学校です。生徒の中には、中学生で英検1級の生徒や、数学オリンピック(ジュニア)の代表になった子などもいましたね。勉強に対する意欲は本当にすごい学校でした。「中間考査まであと3週間しかない・・・」と焦っている生徒を見てカルチャーショックを受けたしたね。ただ、小学校で天才といわれた子供達が来る学校であるため、試験での順位にカルチャーショックを受ける生徒やご両親も多くいましたね。よかれ悪しかれ、トップレベルの生徒がどのようなのかを見れたのは非常に大きな経験でした。


2006年~2008年 長崎県 ○心中学・高等学校・・・東京にも同様の名前の学校がありますが、実はこちらの方が本部です。ここも女子校でしたが、校則、特に服装、髪型には非常に厳しい学校でした。また、スポーツも盛んでしたね。非常に礼儀正しい生徒が多いです。この学校は、前に勤めた男子校のすぐ近くにあり、高校の入学時のレベルもその男子校と同じくらいでしたが、卒業時には若干、差が出ていましたね。それは、やはり「男子」ほどの爆発力がない「女子」の特性でしょうか。ただ、その分コツコツと行う生徒は非常に多かったと思います。女子高は男子校と違って、高校入試で落ちてきた生徒を預かる学校は生徒のモチベーションを回復させるためにかなりの時間と労力を使うということを学びました。結局、その分の時間の差が、大学入試時の学力の差に現れているのかなと思います。男子は単純な面もありますからね。


2009年~2011年 新潟県 新潟清○中学・高等学校・・・ここは新潟という地域柄もあってか生徒数は減少気味でしたが、個人的にはとても素敵な学校でした。生徒が皆、あたたかいのですね。加えて、先生方も非常に丁寧に一つ一つ教えてくれるタイプの先生が多い気がします。語学は非常に力を入れていましたね。また、ダンスやバスケットボールも近年は非常に力をつけている学校です。入学者の数から言うと、国公立や私学の有名校に入れる生徒も多いほうだと思いますね。また、ボランティア行事などが多く、それが医療系の学校に進む生徒などにもとてもよい影響を与えていると思います。がつがつした勉強に対する欲のようなものはあまり感じませんが、それでも真面目に行う生徒が多い、よい学校です。


2012年~2013年 福島県 会津若松○○○○中学・高等学校・・・この学校はつぶれそうな状態から教員の先生たちの頑張りもあり、一気に生徒数が増えた学校ですね。女子高から共学になり、生徒数もとんでもなく増えたせいで、いろいろな問題(教室や部活動スペースの不足)などがとても気になりましたが、先生方の頑張りはすさまじいものがあります。私も朝7:00前には学校について、深夜2:00頃に家に帰るなんてこともちょくちょくありましたし、それが毎日という先生も結構いらっしゃいました。生徒の学力はまだまだという気もしますが、授業の研究なども熱心な学校なので、やがてはよい結果も生まれてくると思います。



 私立には本当に色々なカラーがあります。そのカラーが自分に合うと思えば、公立よりも学校生活においても進学先においてもずっと充実する気もしています。もちろん、公立が悪いというわけではありませんが、得に宮城の場合は中学3年間の評定が関係してきて途中から急激に学力が上がってもあまり入試ではよい結果は期待できないので、お子様にあう「私立」についての吟味をしっかりしておくことが必要だと思います。