LFPベストイレブンと月間賞の選定意図 | un piquillo de amarillo

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リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

LFPが発表した2013-14シーズンのベストイレブンをサッカーキングが記事にしていました。各ポジションの最優秀選手を選出するLFPアワードというものは以前からありましたが、ベストイレブンなんて今までありましたっけ?


受賞者選定の意図
同じくLFPが発表しているBBVAアワード月間最優秀選手賞・月間最優秀監督賞を合わせて見てもらうとよくわかるですが、2強からは極力選ばないという意図が見てとれます。

メッシ、ロナウド、マルティーノ監督、アンチェロッティ監督など実力者の実績を軽視しすぎなのではとも思いますが、オトラ・リーガのアピールとしては悪くないと思います。

昨年までは賞自体がなかった(?)のに、創設したとたんにこうして日本でも報じられるくらいですからね。


月間最優秀選手賞
月間最優秀選手賞は、「最優秀選手」というよりも「その月にインパクトを与えた選手」くらいのほうが実態に近い気がします。

名前を見るだけでその選手のプレーが頭に浮かんでくるようですが、最優秀といわれるとやや疑問な選手も。


月間最優秀監督賞
月間最優秀監督賞は中堅クラブの監督が持ち回りで受賞する場。2月にアップした記事で「2月の監督賞はピッツィ監督で、エメリ監督も今シーズン中に受賞するのでは」と書きましたが、案の定2月はピッツィ監督、3月はエメリ監督でした。

成績以外の点をどの程度考慮するかなどが難しく、まじめに選考すると受賞者が決まらなそうな賞です。

5月はアルメリアのフランシスコ監督が6ヶ月ぶりに受賞しました。2013年11月の受賞は謎で、若くて(リーガ最年少)男前のフランシスコ監督をLFPが持ち上げようとしたのではないかと疑ってしまいましたが、5月のアルメリアは2勝1分だったのですね。

この勝ち点7で降格圏内から圏外に浮上し、昇格組ながら残留を決めました。ただし、セルタが最終節のバレンシア戦で勝ち点を獲得していれば、話題性の点からも間違いなくルイス・エンリケ監督が受賞したのではないでしょうか。


2013-14シーズン・ベストイレブン(LFP選定)
LFPベストイレブン


2013-14シーズン・月間最優秀選手賞 / 月間最優秀監督賞(LFP選定)

LFP月間賞