メキシコ代表エレーラ監督のヨーロッパ訪問 | un piquillo de amarillo

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リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

メキシコ代表監督のミゲル・エレーラはヨーロッパ遠征を続ける
Yahoo! Sports「Mexico」2014年2月5日、抄訳

エル・トリ(メキシコ代表の愛称)のミゲル・エレーラ監督は、ワールドカップでプレーさせたいヨーロッパクラブ所属のメキシコ人選手に視点を絞っている。火曜日にはエスパニョールのエクトル・モレーノに会い、水曜日にはビジャレアルのジオバニ・ドス・サントスとハビエル・アキーノに会った。監督はTwitterで、3選手とも代表(に迎えること)を約束している。

エレーラ監督はさらにGoal Mexicoに対して、「アンドレス・グアルダードのバイエル・レバークーゼン移籍で当初のプランが崩れ、モレーノのプレーを生で見ることはできなくなった」と語った。またメキシコ代表監督は、「ヨーロッパでプレーする残りの選手を視察するため、近いうちに再びヨーロッパを訪れるだろう」と語った。

グアルダードのドイツでの未来については「グアルダードは長いことよくやっている」と語り、ハビエル・エルナンデスについては「出場時間は短いが、いつも得点を決めている」と語った。


ミゲル・エレーラがビラ=レアルを訪れる
ESPN「Miguel Herrera visits Villarreal」2014年2月6日、抄訳

水曜日にビジャレアルで行なわれた面会の後、エル・トリのミゲル・エレーラ監督は、ハビエル・アキーノとジオバニ・ドス・サントスのふたりが「再試合の対象外」(out for a rematch)であることをTwitterで明らかにした。「我々はジオやアキーノとともにいた。ふたりは絶対的(very positive)な存在であり、我々はふたりを昨年の再試合に熱望していた」

エレーラはメキシコ国外でプレーする選手を視察するためにヨーロッパを訪れており、エクトル・ゴンサーレス、リカルド・ペラエス、サンティアゴ・バノスらメキシコサッカー連盟の関係者数人とともにアキーノ、ジオバニのふたりと面会した。ドス・サントスはラジオ・マルカに対して「自身のゴールでメキシコ代表をワールドカップ決勝に導く」と語った。

元メキシコ代表監督で現エスパニョール監督のハビエル・アギーレ、彼のアシスタントであるアルフレド・テナに加えて、エレーラはすでにレアル・ソシエダのカルロス・ベラと会っている。


メキシコ : ミゲル・エレーラがブラジルに呼ぶべき5人の選手
Bleacher Report「5 European-Based Players Miguel Herrera Shoud Call on for Brazil 2014」2014年2月9日、抄訳

ミゲル・エレーラはある目的を持ってヨーロッパを訪れている。今年のワールドカップに向けて、国外クラブ所属のメキシコ人選手と話すことである。現在までに、エル・トリの監督はカルロス・ベラ、エクトル・モレーノ、ジオバニ・ドス・サントス、ハビエル・アキーノ、アンドレス・グアルダード、ギジェルモ・オチョア、ハビエル・エルナンデスの元を訪れた。この7人のうち、ベラのみがメンバーから外れるだろう。

ヨーロッパでプレーするメキシコ人選手にはエクトル・エレーラとディエゴ・レジェスもいるが、彼らが23人のリストに入る可能性は薄い。レジェスは韓国との親善試合に唯一のヨーロッパクラブ所属選手として出場したが、それはポルトで出場機会を得られていないという理由が大きい。エレーラはまだメキシコ代表監督と話していない。


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うーん… ESPNの記事の第1段落は日本語として意味がわからない訳文になってしまった。very positiveはどんな意味合いなんだろ。rematchが意味するものはセカンドレグ? 「絶対的な存在だから大陸間プレーオフには呼ばなかったけど、次の親善試合には招集するよ~」というニュアンスなのかな。

Wikipedia英語版のメキシコ代表の項目を見ると、1年以内に招集されたことのある国外クラブ所属選手は本当に少ない。ギジェルモ・オチョア(アジャクシオ)、モレーノ、アキーノ、グアルダード、エクトル・エレーラ(ポルト)、ジオバニ、チチャリートの7人だけで、リーガはグアルダードが抜けたのに海外組の最大勢力らしい。


本大会までのメキシコ代表
2013年11月のFIFAワールドカップ予選・大陸間プレーオフでニュージーランドを破ったが、招集選手は国内組オンリーでアメリカ&レオン選抜(?)だった。エレーラ監督は12月初旬に正式監督に就任したが、1月29日の韓国との親善試合もまた(ほぼ)国内組だけで戦い、元監督兼任先のアメリカから最多の5人を招集した

大会直前合宿までに残すは2試合。3月5日のナイジェリア戦、4月2日のアメリカ?戦。この2回の招集機会には海外組を中心に呼んで、他国が2年前までには済ませていたような選手選考を行うんだろうか。2試合で海外組を組み込むのは大変そう。

選手も選手で、新監督が自分を呼んでくれるかどうかなんてわからなかっただろう。ジオバニやアキーノはハラハラしながらエレーラと面会したんだろうが、呼んでくれるようでよかった。

大会直前にはアメリカで3試合。5月31日のエクアドル戦、6月3日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦、6月6日のポルトガル戦と大会直前の調整試合をこなして、6月13日にグループリーグ初戦のカメルーン戦を迎える。



ミゲル・エレーラ