2013-14 第15節 ビジャレアル対マラガ | un piquillo de amarillo

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リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

最初の惜しいチャンスはビジャレアル。ブルーノ・ソリアーノが良い読みでボールを奪取すると、狭いエリアにいたイケチュク・ウチェに出したスルーパスが通り、ウチェが振り向きざまにシュートを打つもウィリー・カバジェロに阻まれた。

 

20分にはサムエル・ガルシアが負傷してファブリス・オリンガが投入される。サムエル(サム)は1990年生の選手で、昨シーズンはマラガBでプレーしていたらしいが、今シーズンはトップチームデビューすると徐々に出場機会を増やし、113日のベティス戦で85分に投入されると90分に初得点を挙げている。続くグラナダ戦では初めて先発出場し、その後はコンスタントに先発出場している。21日のセビージャ戦で自身2点目を挙げており、どうやら同じアンダルシアのライバル相手に相性が良いようである。

 

一方のオリンガは、昨シーズンにペレグリーニ監督がリーガ最年少デビューさせて話題になったが、今シーズンは開幕から3試合連続先発出場した後、やや出場機会を減らしている。17歳で試合に出ていること自体が凄いが。

 

次の惜しいチャンスもビジャレアル。ブルーノがセンターサークル内から左サイドのジャウメ・コスタに展開し、ジャウメ・コスタがドリブルで持ち上がった後、さらにアウトサイドにいたカニにパス。カニはひとり交わした後にエリア内のジャウメ・コスタに小さなパスを出し、ジャウメ・コスタが左足でクロス。ゴール前数mにいたウチェがほぼフリーでヘディングするも枠を外した。

 

31分の先制点もジャウメ・コスタから。相手陣内での不用意なパスをインターセプトし、前方のカニへパス。カニはエリア内に侵入してからバイタルエリアにマイナスぎみのやさしいパスを出し、巧みにフリーになっていたブルーノが左足ではなく右足で押し込んだ。

 

右サイドのアフリカ系選手が打ったシュートをセルヒオ・アセンホが弾き、ペドロ・モラーレスに詰められた危ないシーンがあった。アフリカ系選手のシュートは途中でバウンドが変わっているため、弾いたアセンホに罪はないが、モラーレスのシュートミスに助けられた。

 

ブルーノのレイトタックルでモラーレスが負傷した62分のシーンでは、ガブリエウが読みの鋭さを見せた。

ブルーノのグラウンダーのフリーキックにジオバニ・ドス・サントスが頭で合わせたシーンは惜しかった。ジオバニがうまくフリーになっていたが、ウィリー・カバジェロの反応が鋭かった。

 

ビジャレアル1点リードで迎えたロスタイム93分には、マラガのコーナーキックでウィリー・カバジェロもゴール前に上がり、土壇場でウェリグトンの同点ゴールを許した。ウェリグトンに付いていたのはおそらくガブリエウだと思う。

 

 

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ウチェが前半にヘディングシュートを確実に決めていれば・・・という試合だった。左サイドのジャウメ・コスタカニとともに多くのチャンスを作り出していた。ジオバニ・ドス・サントスがいない(62分から出場)と中央に起点が作れないが、逆にサイドアタックが活性化するような気もする。アセンホはオレンジ色と黄色のキーパー用ユニフォームを着用していた。あんな色初めて見た。

 

好きなフアンミは昨シーズンをローン先のラシン・サンタンデールで過ごし、今シーズンはマラガに復帰したが、第10節までは出場機会が全くなかった。怪我だろうか? しかし第11節で今シーズン初出場すると、途中出場の第13節グラナダ戦で投入から1分後に得点し、続くアスレティック・ビルバオ戦では初先発に応えるかのように2戦連続得点を挙げている。

 

ロケ・サンタクルスが怪我していたらしく、ビジャレアル戦ではフアンミがワントップとして起用されていた。セルジ・ダルデル、サンタクルス、フェルナンド・ティッソーネエリゼウと、途中交代相手(途中出場相手)はコロコロ変わっているため、普段はどのポジションで起用されているのか定かではないが、万能型アカッター的な位置づけがなされているのだと思う。



ウィリー・カバジェロ