バブル時代に会社で良い思いをした先輩女性は

定年退職した後も、そのまま会社の雇用延長制度で

賃金は少し減額となっても年金の一部を併用で

受け取りながら、楽ちんな会社の余生を

送っていました


何世代も前の先輩なので当時の年功序列制度により

仕事が出来る出来ないは無関係で

定年退職以前は職位が上の先輩なわけです


バブル時代の申し子といえるA先輩は

会社の仲間同士で同好会のように

ゴルフやスキー、スキューバダイビング

海外旅行など色んなことを若い時には

楽しんでいたようです

コロナ禍で我々のように

夏休みや冬休みを取得しても

どこへも出かけられない世代と違って、

「昔はこんなことしたわ。」と

面白くもない自慢話を聞かされたりしました


そのA先輩は、女性なのに

志村ケンさん似ています

オトコ顔の女性です(笑)


昔マイマザーがアラフォーの頃

「わたしココをちょっと整形したいの。」

と言ったのを聞いていた祖父が

「もうちょっと待っててごらん

整形なんてしなくていいから

60歳にもなればみんな歳とって

シワも増えて美人さんでも歳をとって

美人かそうでないかなんて関係なくなって

おばあさん達は、みんな一緒だよ

見ててごらんよ。」と言っていたのを

懐かしく思い出します


その考えでいくとA先輩の若い頃は

志村ケンさんのそっくり顔だったから

お嫁に行けなかったんだろうなぁ。と

思って、マウント取られた分だけ

クスクスと笑ってしまいます


会社の規定では(顔じゃなくて)

心身共に健康な者は、定年退職後も

希望すれば再雇用する。とありまして

国で決められたルールで60歳以上65歳以下は

本人が希望して心身が健全なら

雇わないいけないのだそうです

A先輩はご自分で選択して

シニア社員として働いていたのですが、

その実態は、

定年退職の2年位前から

「私シニアになると給料が安くなるから

今から業務量を減らしていくから。」

「シニアになった時には

減らされたお給料分くらいしか

働かないわよ。」と

ワガママを言い続けての再雇用です

それでなくても

脚が痛い、膝が痛い、肩が痛いと

石のお地蔵さまみたいに動かない

どこが心身共に健康なんだ?

その先輩の周囲は

政府の方針で(再雇用を)断れない

会社も(再雇用を)断れないとはいえ

そのシワ寄せで大迷惑していました

そんなA先輩と同じ課で働く羽目になった時は、

現役の時からも働かないのに

その先輩の現役時代の職位より下なのが

納得いかず

とてもイヤな存在でした


こんな人には

女性ひとりで生きていくための

経済的厚遇があって

令和の現役世代はどうなっていくんだ?と

そういう疑念もありました


昔を体験したいとは思いませんが

昔は良かったんだろうなぁ。と思う

令和のわたくしでございます♪