「何の為にピアノを弾くのか、弾いてから答えろ、答えられなければ去れ」と言われた後にマチューが弾いたハンガリー狂詩曲
本当に感動的でしびれた
彼の儚さ切なさ苦しみ、感情感覚の全て、生き様がありありと伝わって
ちょっとかじっては向いてない、
面白くない、才能がない…
何も続かない根性なしの自分の過去を思い出す
ピアノも好きだし音楽も好きだった
でも練習が嫌、先生が嫌い
吹奏楽部でもクラリネット4重奏で県大会へ
成績も真ん中少し上
いつもそこそこやったなぁ…
今から過去に戻ったら死ぬ程練習する？
バレエやスケートをやりたい、と言って習わせてもらい、また多分途中でやめる！
⚫︎集中して物事を続けられる
⚫︎苦しさの中に楽しみを見出し継続できる
⚫︎我慢100%ではなく夢中になれる時間が止まる一瞬を見出せる
その為にはきっかけ、自分の努力、良い指導者、タイミング、環境、全ての条件が奇跡的に揃ってできる事
当たり前ではないのだ
肉体は道具であり
鍛錬して磨いて磨いて
自分じゃなくなる位までやり抜いて
はじめて思いのままに表現できる
そこではじめて自由になれる
自分が壊れるまでやり抜いた時
神様が微笑んで光を与えてくれる
⚫︎自分を破壊してくれるものに出会いたい
⚫︎壊されたくない、変わりたくない
２つの相反する矛盾した願望を持ち私達は生きている
ちっぽけな「わたし」の意識
それを崩壊するのに何の痛みも苦労もショックもなく
乗り越えられるか、出会えるのか
私が私でなくなる衝撃は
私の想像をはるか超えるもの
だから自分を超えられる
それでもこの世の中には
何でもあるから
災害や病老死苦の激しい崩壊だけではなく
じわじわ崩壊、ゆるやか崩壊
が沢山存在する！
心を動かされるもの
感動するもの全般！
音楽、芸術、スポーツ、読書、自然…其処彼処に。
ヨガなんてじわじわ崩壊の最たるもの
貧富や階級の垣根なしに
平等に人々の胸の
深い深い所に響くもの
「どうせ音楽は金持ちの道楽だろう！」
映画の中でマチューは自暴自棄になって吐くセリフ
金持ちでなければ専門学校に入れない、良い先生にも良い楽器にも出会えない
だけど心の奥深くの情熱が
時代を超え、数世紀前の作曲家の気持ち
その時代を生きた人々の感動を今ありありと呼びさまし伝える事ができる
情熱はお金では買えない
神様が生まれた時全ての人に与えてくれたもの
見終わった後に
心の隅っこにこびりついた垢が
剥がれ落ちるような
そんな映画です
長く読んで頂いて有難うございます
ただ、単純に、
クラシック音楽が素晴らしかった！って
言いたかったんですけどもー
久々のブログで熱こもってしまいスミマセン！