おすすめボードゲームの1つ、カルカソンヌのレビューや戦略を書いていきたいと思います。

今回はカルカソンヌ基本セットの、簡単なコツ・戦略・戦術・テクニックを紹介します。

 

このゲームは、運要素は強いですが、実力も出るので、どういうテクニックがあるか把握しておけば、勝ちやすいです。

初心者の方でもこれだけ意識すれば、十分中級者と同じくらい戦えると思います。

 

過去のカルカソンヌの記事はこちらを参照

TEENOのブログ カルカソンヌ レビュー

バリアントルールとか、拡張の紹介を書いています。

 

カルカソンヌ 基本セット

 

 

カルカソンヌ 基本セット

カルカソンヌの戦略・戦術・コツ・テクニック

カルカソンヌテクニック 「相乗り」

このゲームをやる上で真っ先にマスターするべきは、この「相乗り」と次に紹介する「乗っ取り」です。

初心者はこれが出来れば脱初心者。

かなり楽しい場が盛り上がるテクニックです。

 

「相乗り」は相手の巨大に育ったタイルの近くに、自分の小さなタイルを置き、それをくっつけてしまう方法です。

置かれているコマ数が同じであれば相乗り成功。以降、その巨大なタイルはお互いのものになります。

 

初心者の頃は自分の都市や道は自分だけのもの。という感じでタイル拡張していくと思います。

が、真にこのゲームが面白くなってくるのは、この相乗りや乗っ取りをマスターしてからです。

私は、このテクニックを使うようになってから、カルカソンヌがより好きになりました。

 

一緒に完成させればWIN-WINで得点GETです。

特に都市は巨大化する傾向にあり、他のプレイヤーの乗っ取りに対して、排除が中々難しいため上手くいくことが多いです。

 

また、「相乗り」はそもそも成功することが多いです。

何故なら相乗りされた方にも得点が入るし、場合によっては完成スピードも倍になるからです。

 

3人以上プレイの場合、この「相乗り」を複数人に対してやりましょう。

どうなるか?

WIN-WINを積み重ねることで、自分だけ他のプレイヤーよりWINしていることになります。

こうやって如何に自分だけ抜きんでるかが重要です。

他プレイヤーに良い感じに育てさせて、良い感じに「相乗り」してしまいましょう。

 

中級者以上の戦いになると、巨大都市の周りには、相乗り待ちの都市タイルがずらりと並ぶことになります(笑)

カルカソンヌテクニック 「乗っ取り」

相乗りと共にこのゲームをやる上で真っ先にマスターしたいのが「乗っ取り」です。

 

相手が拡張しているタイルに対して、相手が置いているコマ数以上のコマを投入します。

上手くいけば、自分にだけ得点が入り「相乗り」よりも得点差をつけることが出来ます。

 

この「乗っ取り」は中々激しいバトルになります。

乗っ取られる方は、これをやられると自分に入る得点が0になるので、当然抵抗してきます。

場合によっては、諦めてその領域に対して、妨害してくる可能性も高いです。

 

バトルになると当然コマを消耗します。

未完成のまま残って回収できなくなったり、コマを3個以上投入して、かつかつになったり。

無傷で成功すればいいのですが、中々そうは行きません。

 

なので、あまりお勧めしませんが、上手く出しぬけるチャンスもあるので、やってみると成功するかもしれません。

 

逆に「乗っ取り」される可能性は常にあるので注意しましょう。

相乗りでゆっくり成長して、最後に裏切って乗っ取りされると大ダメージです。

なので、乗っ取りされる可能性があるかどうか、ちゃんと意識しておきましょう。

 

ちなみにトップを走っているプレイヤーを止める場合には積極的に乗っ取りするべきですね。

得点の増加を止めないと勝てないので、そういう時は乗っ取りで止めるように積極的に行きましょう。

 

また、各種拡張だとコマ複数個分の働きをする「乗っ取り用コマ」も出てきているので、また乗っ取りやすさが変わってきます。

カルカソンヌテクニック 「妨害」

「妨害」も覚えておいた方が良いですね。

主に都市に対してやるのですが、完成させないように邪魔になるタイルを置く、のが妨害です。

 

都市は完成すると得点2倍なので超強力です。

なのでその都市周辺に、絶対繋がらないタイルを1枚置けば、それだけで都市は未完成確定になります。

 

得点は半分。コマは戻ってこない。と中々やられた方はダメージが大きいです。

ダメージは大きいのに自分のタイル1枚で妨害出来てしまうので、コストに対しての効果はかなり大きいです。

 

これら、相乗り、乗っ取り、妨害、が上手く出来るようになれば、ほぼ初心者を卒業したと言えると思います。

また、カルカソンヌがドンドン楽しくなってくると思います。

 

 

カルカソンヌ 基本セット

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カルカソンヌのコツ 「平地がどうなっているか良く見ておく」

平地がどうなっているか、特に中盤以降は必ず見ておきましょう。

 

他のプレイヤーに繋がっているのか、繋がりそうなのか。

都市は何個つながっていて、何点分なのか。

 

このゲームは最後の得点で計算する平地で大逆転が起こります。

大逆転できるし、大逆転されるかもしれません。

 

なので平地の動向は見ておいた方が良いです。

 

平地はどうなっているか意識しないと、気付いたら自分の広大な領地が相乗りや乗っ取りされていた、なんてことが良くおきます。

私も気づかなければ危なかったシーンが何度もありました。

その時は良い感じに相乗り防止用のタイルを置いて分断しましたが・・・

カルカソンヌのコツ 「道にコマは1つまで」

以前も書きましたが、基本セットの道は弱いです。

未完成でも完成でも得点は変わりません。

 

なので道に置くコマは1つまでとしましょう。

もちろん、乗っ取り対策などでやむなし、という時は置いても全然良いと思います。

あくまでも、「基本的には」コマは1つまで、ということで。

 

初心者のプレイヤーが、勿体ないと思って、2つの道を作ってコマを2つ置いているのを見かけますが、勿体ないのはコマの方です。

このゲーム慣れてくるとコマの数が不足してくるので、大して得点にならない道にコマを2つ以上置くのは大体の場合無駄になります。

カルカソンヌのコツ 「育てる道は1つまで」

前のコツと似ていますが、道を育てるのは1つまでにしましょう。

同じ1つの道をドンドン伸ばしていきましょう。

 

2つ育ててもコマやタイルが無駄になるだけです。

完成したらまた新しく道を作れば良いだけです。

 

道を2つ以上並行して育てているプレイヤーは大体勝ててないです。

 

各種拡張で道の価値が高くなるものがあるので、そういうルールが追加された場合は話が別ですね。

2つ同時に育てても無駄にはならないこともあります。

カルカソンヌのコツ 「コマは無駄にしない」

コマの無駄な配置を避ける

コマを無駄に配置することを避けるように意識しましょう。

基本セットの盤面におけるコマ数は7個ですが、相乗りや乗っ取りをやり始め得ると、途端にコマ数が足りなくなります。

 

良い感じに都市タイルや教会タイルを引いたのに、コマが無くて置けない、ということが終盤に良く起きます。

凄い勿体ないです。点数を5,6点損してることもあります。

状況に依りけりなのですが、無駄になると思ったらコマを置かない、というのも考えましょう。

コマを無駄に取っておかない

今度は逆に、コマを無駄に手元で取っておかないことも重要です。

コマ7個が全てフル稼働、が本来は望ましいです。

 

普通に考えてコマ1個しか置いてないプレイヤーと、コマ7個置いているプレイヤーなら、7個置いているプレイヤーの方が盤面の得点は大きいはずです。

 

遊んでいるコマがいる=得点機会を逃している、と考えましょう。

勿論前述したように、道2本のばすなど、無駄に置くのは止めましょう。

コマ配分の参考

じゃあ結局、使えば良いのか?取っておけばいいのか?って話になりますよね(笑)

 

参考までに、私が安定していると思うコマ数配分を書いておきます。

戦略によって増減すると思いますが、フル稼働して全領域を取りに行くなら大体こんなものだと思います。

 

道:1コマ

都市:3コマ

草原:2コマ

教会:1コマ

 

勿論教会タイルが増えた場合は、そちらに置く数が増えたりもするので、あくまでも参考程度に。

こう見ると、とても道に2コマも割り当てられないですね。

 

これを参考に、都市メインで草原は捨てるとか、教会沢山来たから他を捨てるとか、調整するのが良いでしょう。

 

あ、ちなみにゲームの最終盤は、次に紹介する小銭稼ぎタイムなので、コマは1,2個手元に残しておきたいです。

カルカソンヌのコツ 「最終盤の得点回収方法」

ゲーム最終盤、得点の小銭稼ぎのため、手持ちのコマを置くことになると思います。

小遣い稼ぎと言っても、ここでの立ち回りで10点近く得点が変わってくることも。

最終盤でのコツを幾つか紹介します。

自分のコマが置いてあるタイルを成長させる

これがベーシックな置き方でしょう。

都市が完成間近だったりするなら積極的に置いていくべきです。

 

ただ、最終盤で1,2点しか増えないのであれば、今拡張しているタイルに置くより、別のタイルにコマを置いた方が良いことも多いです。

どう置くべきか以降で紹介します。

完成する道を作る

道の終端に対して、道の終端タイルを配置して、即得点とコマを回収します。

これで2点獲得&コマ回収。

最終盤は、コマ1,2個であることが多いので、コマが回収できること、はかなり重要です。

完成する都市を作る

2枚で完成する都市タイルに対して、もう半分の都市タイルを繋げて完成、即得点とコマを回収します。

これで4点獲得&コマ回収。

あまり数は多くないと思いますが、終盤は幾つか未完成都市が転がっていることも多いです。

 

ただし、草原のプレイヤーに+3点入るのを忘れないようにしましょう。

草原にライバルプレイヤーが陣取っていた場合、都市を完成させてしまうと、差は1点しか生まれません。

空いている草原に配置する

見落としがちですが、かなり有効なのがこれです。

 

誰も置いていないが、実は周りに完成都市が3つある草原が、良く見るとあったりします。

そこに置いてしまいましょう。

 

コマは回収できませんが、それで何と9点獲得です。

実際には1都市だったとしても3点ですし、下手に都市を完成させるより効果的であることも多いです。

教会に配置する

終盤での教会の置き場所は難しいですが、頑張って一番得点が得られる場所に配置しましょう。

コマは回収できませんが、最低でも4点にはなる場所位はあると思います。

 

置くだけで4点なのにコマが足りなくて置けない・・・ってそりゃ勝てませんよね。

前に書いた通り上手くコマ調整したいところです。

 

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以上、カルカソンヌの簡単なテクニックでした。

他にも思いついたら追記しようと思います。

 

これら何れかを少し意識するだけで、大分勝率が変わってくると思います。

是非参考にしてみてください。

 

カルカソンヌ 基本セット

カルカソンヌ拡張 宿屋と大聖堂 

 

 

カルカソンヌ基本セット