今日は朝から
傘をさして、歯医者さんに行ってきました。
待合室で待っているときに聞こえたBGM
『シェルブールの雨傘』
ひとつひとつの音が雨だれのよう
しとしと降る雨つぶの音
ピアノ左手の音
この音楽をきくと、頭に浮かぶのは、
色とりどりの傘がクルクル回るシーン
戦争のせいで若い恋人同士が引き裂かれるお話。
『あなた無しでは生きられない、行かないで 』
『あなたが戻って来るまで待つわ』と
ヒロイン(カトリーヌ・ド・ヌーブ)は歌うのですが
(ドヌーヴの歌の吹き替えは、ダニエル・リカーリ)
人の心は変わりやすいから
ラストシーン
クリスマスが近い雪の夜、再会する2人
彼女が最後に言うセリフ「あなた、幸せ?」
たぶんもう2度と会うことはないのでしょう。
彼の息子の名前は「フランソワ」、
彼女の娘(実の父親は彼)は「フランソワーズ」、
ここに全てがあるように思いました。
フランス映画って、
アンニュイというか・・・深いですね
ずっと前ですが、「題名のない音楽会」で、
ミシェル・ルグランさん
(「シェルブールの雨傘」の音楽プロデューサー)と
故・羽田健太郎さんが、
「シェルブールの雨傘」をピアノを連弾されました。
その時の演奏がずっと耳に残っています。