思い出した事小さい頃、堀炬燵の中には七輪が入っていた。練炭の赤い火の暖かさ。小さな足には赤い足袋。下駄を履いていたのかな。父がいて母がいて妹がいて。最初に覚えた手伝いは、井戸の水汲み。ポンプの取手を上下させて水を汲み上げていた。小さな庭に、小さな鶏小屋。数羽の鶏が卵を生んだかのぞいてみたものだ。卵を取ろうと子どもが手を出すと突かれるし、小屋から逃げられてもいけないから、ながめるだけ。生みたての卵かけご飯は美味しかったな。