下北沢駅南口を下りると、
突然聞こえてくる奇異な声。
「フリ~ザ~ッ!カカロットォ~ッ!」やら
「ぽっくん悲しかぶぁい!!!」など
どこかで聞いた事のあるフレーズ。
過剰なほどに感情を込めるその異形の姿は
見るものを感動させる。
なんだなんだと、見に行けば、
そこには道路にずらりと並んだ漫画類。
さて、このずらりと並んだ漫画類、
なんと、↓お兄さんが、ペンライトをページにあて、
ひとコマひとコマ、漫画を読んでくれるらしいのだ!
路上に座って、漫画を読んでもらえる。
こんな事なかなかできるもんじゃありません!
本を人に一文字づつ読んでもらうなんて
子供の頃以来の事でしょうか。
漫画を選び、お願いするとお風呂場のイスを
貸し出してくれるので、そこでゆっくりと
漫画を読んでもらえます。
ちなみに思いっきり路上なのでw
車(おもにトラック等でかい車)が
通過する時には、どんなに盛り上がっていても
席を立たねばなりません・・・
その際には安全に誘導してくれます。
ちなみに、このお兄さんの名前は
東方力丸(とうほうりきまる)さん。
この、独自の漫画を路上で音読してくれる
スタイルは、漫画を読む、略して
漫読(まんどく)というそうです。
漫画に命を吹き込むが如く絶叫する
彼はまるでイタコのよう。
ええ、もう写真を見ていただければ
一目瞭然ですが、ものすごい
迫力なのですw
気合いが入りすぎたせいか、
眼鏡が両側壊れてらっしゃいます。
壊れた所をビニールテープで巻き
何事も無かったかのように装着なさっております。
彼の眼鏡の謎に関してはなぜかWikipediaに載ってますw
もう、漫画を読み出すと
そのオーラは周囲を巻き込まんばかりの
勢いであります。
ちなみにこの漫読は、東方さん一人で
やってらっしゃるので、
誘導から漫読、車が来た時の避難まで
一人で全てまかなっていらっしゃっております。
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東方力丸の漫読スタイル
場所・下北沢駅の南口
曜日・土曜。平日は不定期に出没
時間・夜22時くらいからスパーク
料金・気持ちで。(最低100円)
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で、私は何を読んでもらったかと言うと
おぼっちゃまくんを読んでもらいました。
ものすごいです。目の前に本物の
ちゃまちゃまが出現したかと思いましたw
そして、楽しく漫画を読んでもらった後に
なんと、お菓子をもらいました。
帰り道・・・ふと思いました。
これって昔の紙芝居屋さんみたいな感じ?
実際は見た事無いけど、昔は
紙芝居屋さんていうのがいて、
お金を渡すと紙芝居を読んでくれて、
お菓子をくれて・・・っていう
システムがあったんですよね?
漫読はそれの現代版かなあなんて
思いました(´ω`)。
下北沢行かれた際にはぜひ!