2012年土星の移動 | 宙に還る旅

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今年の10月5日に、土星が天秤座からさそり座へと移動をします。


土星は鍛錬の星。


2010年の秋から天秤座にあった土星は、天秤座サインが象徴する

「人間関係」において、相当な鍛錬、トレーニングをさせてくれました。


特に、人間関係、社交における「整理」をされた方は、

非常に多かったのではないでしょうか。

「必要のない付き合いを断る」「儀礼だけの関係を断ち切る」・・・


天秤座サインは、なにごともバランスが良く、

周りとの関係を上手に作ることができる意識なので、

土星が入ったはじめの頃=2010年秋辺りは、

人間関係のバランスをとる事が厳しい(土星)と感じさせる事象が多くなりました。

特に、天秤座に太陽や月、水星、金星などの天体を持つ方は、

今までうまく出来ていたバランスが、急に危うく感じられたりしたと思います。


今、土星の鍛錬は、天秤座サインの後半にさしかかり、終わりに近づいています。

土星の重圧から逃げずに、人間関係にがっぷりと取り組むという

厳しいトレーニングを積むことは、本当に大変だったと思います。


でも、不必要な関係を整理し、本当に大切な関係のバランスを

絶妙に作り出せるようになっていらっしゃる方も多いでしょう。


この秋、トレーニングを課す土星さんは、次の課題のサイン、さそり座を提示します。


天秤座は、風・活動サインですから、わりと軽くて、表面をさっと通り過ぎていく関係。


ところがさそり座は、水・固定サイン。イメージで言うと沼。

天秤の軽やかなお付き合いに飽きて、もっと深く関わりたくなる意識の象徴です。

どこまでも、どこまでも対象と関わり、その関係の中で、

相手も自分も変容しながら関係をさらに深めて行きます。


納得するまで、決して離さない、あきらめない。


これからのトレーニングは、本当に自分が何に、誰に深く関わりたいか、

何を深めて追求、研究したいか・・・の問いからスタートするのかも知れません。


何かにどっぷり浸かることが苦手な方は、この秋からこそ

どっぷりの覚悟が必要です。


また、さそり座は8番目のサインから「権力」「組織」という意識も持ち合わせています。

確かに権力を持つということは、

その組織と生死を共にするくらいの覚悟が必要ですね。

また、組織の中にあっては、権力による関わりも逃れられないものになります。

日本人なので、政府が決めたことに従わなくてはならないとか・・・


そのため、この秋からは、非常に強力な権力によるトレーニングも予想されます。


さそり座を土星が去る2015年暮れ頃には、本当に人の気持ちに沿うことができる、

組織管理者=リーダー?の形成が期待されると思います。