充実した学生生活
デザイン専門学校の間にいっぱい作品を作りました
DTP制作のもの、手描きのもの、立体も
ひとつひとつの作品は、その時の自分が満足のいくものに仕上げたつもりです
OL時代、時間を持て余してぼーっとしてる時、
脳みそが死んでいく…
とすごく焦る気持ちになったけど、この頃は脳が常に活性化しているような、そしてワクワクした気持ちで過ごしていました
アメリカやベルギーやシンガポールや他にも色々な国からの留学生が来ていて仲良くなり、友達数名と一緒に遊びに出かけたりしていたので、カタコトの英語も少し役に立ちました
グラフィックデザイン専攻だったので、広告ポスターの課題の時は自分で撮影した写真を使うことが多かったけれど、その課題によっては自分でイラストを描いて使ってみました。これがまぁまぁ褒めてもらえることもありました
イラストといえば、忘れられない嬉しかったことがひとつ
就職活動の時、ポートフォリオを持って、あるデザイン事務所にいきました
そこは広告デザインなどを作成する最先端な（？）ところだったので、まぁダメだろうとは思っていたけれど、面接してくれたベテラン風デザイナーの方が私のポートフォリオをパラパラと１枚0.5秒くらいで見て、
わぁ興味なさそ～
と思っていたところ、
パタッと手を止めた作品が私が描いたイラストにデザインしたものでした
そして、「これはすごいいいよ。」と言って、じーっと見てくれました
ふーん、とか、へぇ、とか言いながら、
「デザインはあんまりだけど、このイラストはいいよ。」と言ってもらえました。
案の定、採用はされませんでした
が、この言葉は今でもしつこく覚えているくらい嬉しくて、デザインはあんまり、と言われたことを帳消しにしてもまだありあまるほどの喜びがありました
頑張って描いた絵ではなく、楽しんで気楽に描いたイラストだったので余計に
ベテラン風デザイナーさんがいいと言ってくれた
と、
しばらくウキウキしていたような気がします
不採用やったけど
（私の2年間の作品が詰まったポートフォリオを紛失したため、残念ながらこのイラストは手元にありません
。ヘタウマ風に描いたウサギのイラストでした
）
そして、卒業制作の作品は、毎日新聞社主催の学生デザイン賞に入選しました
ノミネートされた作品を先生方の前で校内プレゼンして、選出された作品だけが応募できる賞だったと思います
１年生のときもノミネートされたものの、緊張しまくってプレゼンで失敗してしまって選出されなかったので、２年生の最後で選出されて入選もできたので、すごく嬉しかったです
↓画像悪いけど、入選作品展示の写真が残っていました↓
感動の種
（seed of emotion）
幼稚園の時に描いた絵をデザインして作ったポスターと、展示作品
木とアクリル板で箱を手作り。それぞれの小部屋には小瓶があり、その中には幼児の頃に心ときめかしていただろう物たちが詰まっています
（寒天で固めました）
小さくなった鉛筆や、輪ゴム、石ころ、etc.
大人にとってはガラクタでも、小さいころにはその中のひとつの物だけで、どこまでも空想を広げて何時間でも遊んでいられた『感動の種』
そんな『感動の種』を大人になった今も探してみませんか
ポートフォリオも紛失し、資料が全くないのだけれど、上記のようなコンセプトで作成した作品だったと思います
自分のひとつひとつの感動の種を大事に育てていたら、誰かに流されることもない自分の幸せが花開くのじゃないかな、と
この考えは、やっぱり自分の経験からくるものでした。私は、種を途中で放置してましたから
ポスターの絵は幼稚園の頃に描いて、可愛いな～と思ってずっと保管してたものです
こんな感じの絵を今描けたらいいのに、描けません
このタッチを真似して描いてみたこともあるけど、やっぱり子供の時だけ描ける絵なんだなぁ、とあきらめました
少しでも狙った感が出ると全然良くならないんですよねー
校内プレゼンテーションで、イラストレーション科の講師の方がこの作品に投票してくれていたのが、嬉しかったなー
今の自分の絵じゃないとしても
その後の就職活動で、めでたく企業のデザイン課に内定をもらい、卒業まであと少し…となりました