富士山の南側に愛鷹山があります。
数年前、富士市に通勤していたころ、車で富士川付近を走っていると富士山と愛鷹山が並んで見えました。裾野の形がそっくりで、愛鷹山は富士山の上半分を崩したような形に見えました。

昔、山体崩壊したのだろうと当時の自分は考えましたが色々な人から否定される事が多く、その根拠は外輪山のようなものが見当たらないという事だったように思います。

さて、きょう、富士山にまつわるある昔話を聞きました。

愛鷹山は富士山と姉と妹の関係で富士山の方が低かった。
富士山は海が見えないと腹を立て、愛鷹山を叩いて壊してしまった。
それで愛鷹山は低くなり、富士山は海を眺められるようになった。

というものです。山ができた順番や山の高さと形を説明していて、まさに山体崩壊を後世に伝えるための昔話なわけです。

昔話として山を擬人化して面白く伝えていますがこんなわかりやすい話はありません。まさに私が考えた事を裏付けます。
つまり、富士山より高い山が存在していたけれども山体崩壊したわけですから富士山が山体崩壊することも現実的だという事です。いつかわかりませんけれどね。

ちなみに、私の話を聞いてくれたある人が「もしかしたら八ヶ岳もそうかもしれない」と言いました。上の部分がギザギザで富士山の上の部分が壊れたような形に見えなくもないというのです。
私は八ヶ岳は見たことが無いのですが可能性はあるように思いました。