今回久しぶりにプリ管の初段を交換して遊んでみる事にした。
前回交換したsovtek 5751は、良いには良いがローゲインでクリアになったぶんトレブルのきついポイントが増えたように感じたのもあり、今回は同じ12ax7から選ぶ事にした。
なんとなくレビューを見つつ、手頃な値段で売っていたTung solの12AX7Aを買った。
現在はオリジナルのbugera管に戻していた為、単純にそれとの比較になるが、前回の5751の交換同様かなり音は変わった。
歪んだ時のコンプ感がなくなってストレートな印象になったのと、ゲインの上限が上がった感じだ。
実際に弾き比べて分かった事だが、オリジナル状態ではch1 highを上げていくと3時手前で歪みが完全に飽和してそれ以降は潰れていくのに対して、Tung Solに差し替えるとその先もきちんとゲインが足されていく感じになった。
トレブルの印象は思ったほど変わらなかった。なんならTung solのほうがややトレブリーかもしれない。
結果としてはおおむね満足。オリジナルのコンプ感はそれはそれで良いかもって感じではあった。時々聞くチャイナ管は歪みに合うってやつだろうか。
まあ結局好みではある。
ここまでで真空管のレビューおわり。以下は蛇足。
昔の回路のアンプはほとんどそうだと思っているが、1959コピーであるこのアンプも単体で良い音を出すにはかなりの音量を出さなければならず、直で使うのはほとんど諦めている。
何かしらのペダルをかまして整えてやる必要があるわけだが、手持ちのものをいろいろ試した結果、z.vexのb.o.rでトーンコントロールするのが一番良かった。
良かったセッティングが2箇所あって、アンプ側は軽いクランチにしてペダルで歪みを少し足す方法と、アンプ側を完全に歪ませてペダル側はトーンコントロールだけっていう方法
前者のほうがフラットで扱いやすい感じで、後者のほうがガッツがあるというか無骨な感じの音だ。
どっちも好きな音だが、セッティングがしっかり決まれば後者のほうが良いかなとは思う。
機材をいじっていて思うのはアイデア次第でまだまだ良い音が作れるんだなという事。
せっかく自分で持ってる機材なんでじっくり使いこなして行きたい(買ってからもう3年経つ)
ようやくスタジオで音出し。3万のアンプのポテンシャル。謎のvoxキャビ。なんとなく初期ハードロックみたいなのを弾きたくなる音。 pic.twitter.com/IrKIQxFe6l
— ウノ太一 (@outbluez) December 9, 2021