楽器とプレイスタイル | 天邪鬼 太一のブログ

天邪鬼 太一のブログ

温故知新ロックバンド 天邪鬼のギターボーカル
hotline'17 優秀賞 ベストギタリスト
'18ベストギタリスト
アコパラ'19 ベストプレイ賞
メッセージは気づかない可能性があるので、ご用の際はamanojoker@yahoo.ne.jpまで。

俺は比較的色んなギターを買っては使う事が多いんだけど、
そんな中、楽器とプレイスタイルの関係性について
何となく最近思うところがあるので書いてみる。



天邪鬼として活動してきた5年間の中で
主に使ってきたギターは3本。
・Fender Telecaster(1978) 2014~2017
・Sonic Storatocaster type 2015~
・Gibson SG(1965) 2018~



まず1本目のテレキャスター
アベフトシに憧れて、黒のアッシュボディのローズ指板
の物が欲しくて手に入れた。
元々天邪鬼を始めた2013年当時は、
ミッシェル、グルーヴァーズ、ルースターズあたりの
ラインの音のバンドがやりたかったので、
このギターは合っていたと思う。

所謂一般的なテレキャスターよりさらにエッジィな音というか
冷たい刃物のような硬いゴキゴキした音だった。

自分のプレイスタイルもカッティング多用のビートギター
みたいなのが多くて、あからさまにそういう感じだった。



2本目のストラト、これはライブを始めてちょうど1年くらい
経とうかという2015年春頃に、人に譲ってもらった。
PVになってる捨てたはずの街とか、
所謂ブルースロック的なスタイルの曲も増えてきた頃で、
このストラトを弾き弾めた事も相まって
ややそっちの側面が出てきた。
有名所で言えばジミヘンとかクラプトンあたりか。
日本だとCharとかだろうか。



で、最後にSG。これは2017年の暮れに入手して
現体制の天邪鬼で一番頻繁に使っているけど、
こいつがすごかった。
買ってからじっくり試しに古いマーシャルで
鳴らしたりすると、本当に60,70年代当時のような音が出る。
で、当然こいつにもかなり影響を受けた。
なんというか、ソロで取るフレーズが古くなった(笑)
ジョニーウィンター、レズリーウェスト、トニーアイオミ等、
特に60~70年代当時にギブソンを弾いていた人たちの
粘っこいフレーズを多用するようになった。



多分どの要素も全部
自分の中に元々あった物だけど、
弾くギターによってある部分が際立って
顕在化してきたような感じだ。


もちろん、使用ギターとは関係が無い
音楽の趣向の変化も大きいけれど、


ことギターサウンド、スタイルについて言えば
使用ギターに大いに影響されている。



これが所謂、「弾かされる」って奴なんだろう。


聴いてる側からすれば見た目以外は大して変わらない?
って意見もあるけど、実はこういう違いを生む事があるのよって
事を言いたかった。


音とかは正直聞き手が弾いてる人じゃなかったら
大した差にならない事も多いけど、
アプローチの違いは分かる人も多いんじゃないだろうか。



天邪鬼で新しいギターを使う予定は今の所無いけど、
その際にはまた新しい変化が訪れるのだろう。




それがポジティブな変化である事を願って。。
(ありえないけどJacksonをハイゲインアンプに繋いで
ズクズクやり出したりなんかしたら全力で止めて欲しい。)