ゴールデンウィーク。仕事柄、自分にはあまり関係ないのだけれど、巷でも今年の連休は飛び石のせいか、近場で遊んだり、家でゆっくりすごす人が結構多いみたい。たまの休みをひたすら寝て過ごすのも悪くはないが、何もしないでも時間はあっという間に過ぎていく。普段はなかなかかまってあげられない自分自身のココロとカラダに少しだけ愛情を注いであげると、自分の中の"自分自身"がこんなにも潤いを求めていたんだと気づかされる。
そんなわけで、気軽にできる自分自身を癒す方法その1。
「うまい蕎麦を食いにいく。」
信州で10年ほど暮らしていた頃にうまい蕎麦を知った。蕎麦は、味ももちろんだけれど、あくまで庶民の食べ物だから「安くて気軽に食べられる」ことも大事だと思う。関西人にとってのたこ焼きやうどんといった粉もん文化がそうであるように。
京都でうまい蕎麦を食おうと思うと、老舗の蕎麦屋は格式ばって値段も結構高い。「更科系」と呼ばれる白い上品な蕎麦がほんのちょっぴり盛ってあって1500円とか平気でする。これではあまり蕎麦を食ったという気がしない。うまい蕎麦をズルズルと豪快にすすって、「あ~食った食った。」と満腹にならないといけない。
そこで、うまくて安い蕎麦屋をご紹介。左京区にある「塩釜」さん。玄そばと呼ばれるそば殻つきの状態でそばを保管していて、自家製粉しているから鮮度が違う。蕎麦どころの地元で食べるそばと遜色なく美味い。
しかも並盛りで写真のとおり食いごたえあり。これで750円。そば湯もトロッとそば粉が溶けていて濃い。店は昼間でもうす暗く落ち着いていて、広くはないけど品のある雰囲気のたたずまい。
お勧めは、そば粉10割のつなぎを使わない「生粉うちせいろ」。1日30食限定。是非これを、つゆをつけずに蕎麦だけで一口二口食べてみてほしい。ふくよかな蕎麦の香りが喉の奥から鼻腔に抜け、そば粉の味と香りを楽しめる。
朝寝坊した休日のちょっと遅い昼下がり、蕎麦屋の暖簾をくぐってうまい蕎麦と出会い、自分自身がゆっくりとした時間の中に溶け込んでいくのを感じてみる。アタマをからっぽにして、カラダ全体で五感を使って蕎麦を味わう。
自分自身へのごほうび。

