たとえば。
映画や本(小説もノンフィクションも漫画も含む)の作り手というのは、
「この場面で泣かせてやろう」と考えることがあるのだろうかと勘ぐってみたり。
たとえば。
感動超大作と銘打った映画の、すすり泣きがあちこちから聞こえてくるなかで、
なんだか少ししらけた気分の自分がいたり。
泣くことに限らず、喜怒哀楽のきっかけというのは
自分の記憶や感情思い出の積み重ねの上にあるもので、
ひとそれぞれなのだと思う。
★
観てきました。
終わってすぐ携帯にメモした言葉。
死なないのに精一杯で、生きてる心地がしない
死と向き合うということは、生きたいと思うこと?
まだもっと生きたいと思うこと?
まだもっと生きられたらなにをしたいかと思うこと?
彼がいきのびるためにすることが
彼をいきていると実感させる
「死なないのに精一杯で、生きてる心地がしない」
これは、終盤に主人公のロンがこぼす言葉。
このときに私は
体がぐぐーっと内側にしぼむような・頭の内側がしびれるような感覚がきて、
焦点の定まらない悲しみに包まれてしまいました。
テーマは重いのになぜか暗い気持ちで終わらない、いい映画。
マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトもすばらしかったのですが、
ジェニファー・ガーナーがたまらなくかわいかった。
困ったような眉と、色気のある口元。
いいなー、あの顔。
