内的自己分析 意識のメタ認知

 皆さんにとっては、自分自身の意識を見つめることが難しいのではないかと思います。

 メタ認知とは、「自分の認知について客観的に俯瞰(ふかん)し、現状を評価し、さらには必要に応じて修正するなど、認知活動をモニターしたりコントロールしたりすることを指す。 もっと具体的に説明しないとわかりにくいと思うので、成績が良い子と悪い子に典型的にみられがちな違いをみていくことにしたい。」と説明してありますね。

 自分自身を客観的に見つめるわけなんですが、そこには2種類あります。1つは人々がビジネスとか人間関係に用いるやり方で、環境と自分の意識の関係を見つめるのです。職場の人間関係があります。その上司と自分の関係で自分が上司との関係でどういう風に感じているかと言う事を分析するのです。同じ職場の中での人間関係で職場の人々と私の関係から感じる意識がありますね。あの人は仕事が良くできる、あの人は教えてくれてとっても優しい人だ、あの人は意地悪な人だ、あの人は変な人だとかいろいろな意識が表れるでしょう。その時に相手と私の関係から意識分析をします。仲良くしないといけないので悪く思わないとか、仕事を進めないといけないのでより話合うとか、あの人はいつも遅いので補ってあげようとか仕事を進めるに当たって自分の意識を転換してくとかします。それは仕事をするに当たって仕事の関係で全体の目標があり、円滑に進めるに当たって必要なメタ認知の仕方なんです。外的な物事を進めるに当たって自分の意識転換していく方法でしょう。これが良くビジネスで使われるメタ認知の方法です。あるいは組織で物事を進めるとか、スポーツに置いてチームで戦っている時に自分の役割分担を客観的に見つめて実行するとか、人が自分をどのように見ているのかとか、今時分がいるところのメタ認知とかそういうようなメタ認知があります。

 もう一つは自分の環境から現れた意識をメタ認知するときにその意識は私自身の意識であると認めます。自分の都合の悪い意識であっても、イライラする意識であっても、怒りの意識であっても、その原因を環境に置くのではなく、自らの中でその様な自分の意識を見つめると言うもう一つの方法があります。外的な環境は関係ありません。勿論環境を通じて自分の意識は表れているわけですが、極端な表現しますと環境は見ないで関係ないのです。感じた自分の意識だけを見つめるということです。この方法は非常に難しくて、自分の意識の原因が自分自身にあると言うことを認めなければできないメタ認知の方法なんです。自分がイライラする時とか、怒りを感じるときにその原因が自分自身の今まで培ってきた理想のモデルによる評価から来ているものなので、その原因は自分自身にあると言うことを認めることなんです。すなわち自分自身の脳の状態を示しています。環境に自分の姿を映したその結果が意識となって脳が表しているという受け止め方です。だから誰が自分の意識を作っているかというと自分の頭の中の脳なんです。私ではありません。妙な考えでしょう。私じゃないんです。

 意識に私はいないんです。ほぼ全員た意識は私だと思っています。こんな事を書く私は気違いに見えますね。でも書きます。私がかんじる意識を受け止めて、私が願いを果たさないといけないわけですね。それは何かというと私を通じて培ってきた脳のモデルにあるのです。たとえばあのような素晴らしい人になりたい、愛の人格者になりたい、人を決して裁くことのない人になりたい、誰でも愛することが出来る、誰でも受け入れることが出来る、そんな人間になりたいと思うとするでしょう。

 でも現実はなかなか難しくて愛せない時もあるでしょう。愛したくても許せないとか裁いたりするでしょう。その愛せないというのが意識に現れているからなのです。愛せない評価基準は自分の中にあるから仕方がないのです。それを受け入れられないので変わりません。DNAのエピゲノムという遺伝子の話があります。遺伝子のスイッチがあります。たんぱく質がスイッチをON、OFFにするのです。あるサイトにはこのように説明してあります。「がんには遺伝子の突然変異に加えて、エピゲノムの異常が深く関わっています。さらに、最近は、腎臓・代謝疾患、精神・神経疾患、アレルギー・免疫疾患、産婦人科疾患など、さまざまな疾患にもエピゲノムの異常が関わるらしいことがわかってきています。現在、細胞のエピジェネティックな状態—DNAのメチル化やヒストン蛋白質のメチル化・アセチル化—は、高い精度で解析できるようなっており、患者さんのエピゲノムを調べて診断に利用したり、エピゲノムの異常を元に戻す薬で病気を治療する研究が進められています。」DNAと人間の精神との関わりが見逃せなくなってきました。

 しばしば慢性の癌だったのが治るケースありますね。実はこのエピゲノムのスイッチにかかわるものから来ているのです。それがストレスとの関係があるのです。「遺伝子のスイッチ: 何気ないその行動があなたの遺伝子の働きを変える」という本も出てます。このスイッチは自分自身で変換しないといけないのです。これが自分の責任なんですね。だから日常の生活で自分の意識を受け入れることが大切です。評価することでかなりのストレスを感じるようになります。正しいこと間違っていること、悪い人良い人、善悪というその評価によって実は自分自身を苦しめる結果に陥るのです。それはどういう意味かというとその評価は自分自身の脳がしているわけで、自分の脳の問題だと受け入れられないという意味なんです。悪い人は罰を受けないといけないのは当然だと思うでしょう。それでその人を愛せないんです。罰を受けて悔い改めたら愛してあげるという条件付になってしまいます。そうすると全てが条件付になるはずなんですね。それを自分自身の問題して受け入れられないのが現実なのです。

 自分の意識をメタ認知するとそれが分かります。そしてイエス様の語られた「人を裁くな!」という真相も見えてくるはずなんです。

 

 

 

 

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