霊的堕落の正体(ただの仮説ですからよろしく。)

 エバの霊的堕落の正体はエバを生んだ中の雄がエバと親近交配をしようとしたことによること。そして結局はエバはその誘惑に従って関係を結んだことによるものです。これが霊的堕落の正体です。エバと天使長ルーシェルとの性的関係というのが原理の内容です。天使長には種がないので繁殖はできませんね。悪魔、サタンの正体は何かというと人間が作った概念です。感覚には気持ちよい感覚と気持ちよくない感覚があります。楽しい感覚と苦しい感覚があります。喜びの感覚と悲しみの感覚があります。喜びと怒りの感覚もあります。この感覚はもともとからあった感覚でしょう。堕落したとしても人間の喜怒哀楽は肉体の機能として同じように働きます。

 復帰では必ず善の表示体と悪の表示体に分かれるというのは堕落した人間は外的な現象で感じる感覚があり、喜び、楽しい、嬉しい感覚を感じれば善である、良い事として評価します。苦しい、悲しい、痛い、怒りとか感じる場合は悪である、悪い事として評価します。カインは痛くて苦しくて怒りを感じたので悪の表示体ということになり、アベルは嬉しくて喜んでたので善なる表示体だということになりますね。この時はまだ善悪の概念なんてありません。ただ嬉しいか怒りを感じるかという感情しかなかったでしょう。言葉もないのですね。私達はこの時代には言葉があったような理解をしているでしょう。本当にそれを信じてるのですか?

 それが後々に概念として現れるようになるのです。それが神観の概念と悪魔の概念なのです。それで善の絶対者の神様という概念、悪の絶対者であるサタンという概念が作られたという仮説なんです。私達ははじめから神様とサタンが存在していると理解しているので、どうして善なる神であられる方がサタンを作ったのか、悪を作ったのかという疑問を持つ人もいます。でも、これは人間が作ったのですね。言葉の概念が出来始めると言葉の概念で神とサタンが現れます。私ははじめからあったという考えに疑問を持つのです。

 アダムとエバには人間としての自覚はない。ということです。私達も気が付いたら生まれていた、自分が存在していました。メシヤははじめからメシヤだと思っているでしょう。メシヤご自身が果たして生まれたときからその様な自覚があるでしょうか?生まれたときから自分には原罪がなくて自分はメシヤの再臨だなんていう自覚なんてありませんね。では一体どうしてご自分がメシヤだなんていえるんでしょうか?アボジは長い間ご自分で宣言されませんでした。その理由が何でしょうね。これについては今言及しません。だから自分では分からないのです。

 だからエバが21歳になったら自分は人類の真の母になるんだ何て自覚があったかどうかなんです。自覚があって堕落してはいけないなんていう自覚があったかということです。そのょうな事はないでしょう。エバは自分の世界があって、自分の世界で生きていたんです。想像ですが、自分の周りには自分と似た動物が沢山いて自分の様に意識がある生き物だと感じるでしょう。結局自分の始点で他の生き物を見るので、自分が他の生き物に映るので自分と同じ生き物であると感じると思います。回りに自分の生みの親がいて兄弟姉妹がいて、さらにその集団が昔から親近交配を続けてきた種であるのだから、エバの試練は必然的に怒るはずなのですね。それを守らないといけなかったのが人間としてのエバなんです。

 それがどんな形で現れたかというと不安と恐怖心という思い出現れたのだからそこで止めなければなりません。エバの身体はまだ準備されてません。そして相手が違います。それが不安という形に表れたのでしょう。生き物の体はエントロピーの法則に従っていて、人間エバにとっては他の生き物からの誘惑はエントロピーの法則に反していると考えると、それが不安と恐怖心になって現れたと考えられるでしょうね。良心の正体は人間の体にはエントロピーの法則があるからなんです。だから人間をその目的に従うように導くんですね。だから自然に思春期を迎えてアダムを迎えて時が来れば初愛を結んで完成だったんです。これはエントロピーの法則にしたがっているから良いのです。

 それがどうして原罪になったのか?天法はこのエントロピーの法則であり、その法則に逸脱したことによって何が起きたかというと人間の意識をベースにした感覚が麻痺したということなんです。エントロピーの法則で戒めを与えていた力が失われました。これは肉身の感覚を通じて現れるエントロピーの法則であり、その正体が良心だったのですが、それが完全に麻痺したといえるでしょう。ではどうしてこれが遺伝するんでしょうか?今までこのことで多くの議論がなされました。堕落の痕跡が現代社会に現れているのは事実であり、現代社会を研究すると堕落の痕跡を見ることが出来ます。私はそれを確かめてました。現代科学ではエピゲノムがもう常識になっています。「DNAの塩基配列をゲノムとよぶことに対して,そのゲノムに加えられた修飾をエピゲノムとよぶ. エピゲノムは後天的なものであり変化を受ける. 主にDNAのメチル化やヒドロキシメチル化,ヒストンタンパク質の修飾(メチル化,アセチル化,リン酸化など)が知られている。」と説明されていて、私達の思いが遺伝子に影響しているという事実があるのです。だから堕落で起きたこの時にDNAのスイッチが入れ替わったという表現でよいと思います。これを再び入れ替えるには同じ道を逆の経路を通過しない限り変わりません。だから復帰は180度の逆の経路ですね。それはスイッチだからです。このDNAの遺伝の為に今日まで受け継がれてきたのです。血統的因縁で原罪が引き継がれている。原罪を法廷論的罪 という考えかた。がありましたが、基本的にはこの問題があったと思われます。

つづく

 

 

 

 

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