内的自己分析 学生時代の困難

 どうして本を読むときに一文字一文字を発音して読まないといけないのか?例えば「学校の隣に公園があります。」と書いてあるとしますね。普通は「学校の隣に公園があります。」と読んで、ああ学校の横に公園があるんだなと想像できるのです。そのことが書いてあるというのが分かるのです。でも、一文字一文字読む私は、「学・校・の・隣・に・公・園・が・あ・り・ま・す。」と読んでやっと読めたと思ったら、何が書いてあるか分からないという状況になっているのです。それで私は小学校の時が一番酷かったですね。先生から読ませられるのが嫌いでした。何とかうまく読みたいと思って一文字一文字を丁寧に発音しているんです。だからやっと読めたと思っただけで、一体何が書いてあったか分からないのです。

 これを自己分析してみた時に普通は目が先行します。そして目が先行しながら意味を確認します。その時はまだ口では言葉になっていません。意味を確認しながらそれを口で言葉にしていくのです。読み方のうまい人はこのような読み方をします。年齢が行ってから私はこの読み方が出来るようになりました。でも完璧ではありません。この読み方をしたら何が書いてあるか分かるのです。それを自分自身で経験しました。それを経験したので自分の昔、学生のときの読み方って言うのは悲惨だったんだなと思います。目で追うでしょう。瞬間的に何が書いてあるか普通はわかります。その瞬間的に理解できる人はとっても読むのが上手なんです。うまい人はその様に先に目で先行させて何が書いてあるか理解し。さらに読み方に発音とか強弱をつけて読むでしょう。プロの読み手はそうしていると思います。違いは目で文章を見たときなんです。その意味がどれ位早く理解できるかということです。私の場合はそれに到達できなかったのです。そうすることも出来ませんでした。だから書かれている文字の意味がすぐに感じることが出来ないところに学習障害があったと思われます。

 それから言葉になった概念を記憶できないのです。時間がかかるのです。小学校のときに学芸会がありました。その時にせりふを覚えるのですが、私は本当に覚えられなくて大嫌いでしたね。言葉の記憶が駄目なんです。だから嫌いな教科が何かというと文系の教科なんですね。とにかく覚えないといけないでしょう。覚えられる人のほうが有利なテストが出ます。私は覚えられないので良い点が取れません。英語もそうでしょう。沢山の単語を記憶しないといけないですね。言葉はハッキリしているので概念で入れる人は記憶が簡単です。しかし、感覚は形にならないので記憶のときにその意味あいが曖昧な為だと思いますが覚えられないのです。これは感覚人間の特徴だと私は自分を見つめて感じてます。

 概念の人はハッキリしてます。善悪、正しい間違い、良い行動間違った行動という評価をはっきりさせるでしょう。ハッキリさせたほうが悩まなくてもよいからです。考えなくてもよいからなのです。感覚の人はハッキリしません。優柔不断です。決められないです。だから「ハッキリしなさい!」と強く叱られますね。そうして子供達を概念の人間に育てるのです。始めは感覚主体だった赤ちゃんなのに概念でガッチリ固めてしまうのです。そうしたほうが社会にでて普通に暮らせるし、悩まなくても住むのですね。今の社会はその様になっているでしょう。私が社会に対して極端に適応できなかったのはこのためなのですね。

 だからこのような社会に自分自身を適応させる為に自分の感覚を集中させるのですね。人の顔を観察したり、何を考えているか観察し、何がしたいのかを観察して、注意深く人を観察してしまったためにそれが困難にしてしまいました。敏感な自分自身を作ってしまったのです。

 大学生のときによく喫茶店に行ってました。その時に今までない症状を自分は感じるようになりました。何か人が自分を見つめているという感覚に襲われます。人が誰かを呼んだときに自分が呼ばれたと勘違いするとかもありました。常に人から見られた自分も敏感に考えていました。そうすると今まで自分に起きなかった感覚を感じるようになったのです。ギターを演奏する時も緊張しすぎてその症状が始まります。それから喫茶店でコーヒーを注文して、そこに砂糖を入れるときも起きるのです。それから新聞を読むときも新聞紙の端側が起きます。それは今はまったくなりましたが、それが指が震える症状です。そんな症状も抱えてましたね。普通指を握る時に段々と折り曲げて生きますが、大体の人は普通にスムースに折り曲げられますね。しかし、私の場合は弓が震えてスムースではありませんでした。そんな症状を抱えていました。私はそれを乗り越えてまったくなくなりましたね。気が付いたらなくなっていたんです。

 内的な自己分析で書く事は全て困難なことばかりですね。

 

 

 

 

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