■歯医者の治療台には英雄が一人もいない

小学生時代、勧められた歯医者に行き、今では考えられないですが、麻酔をせずに抜歯されました。

それ以来、長きに渡って歯医者が怖く、行くのは痛くなってから最低限だけ。


時間が経過し、40過ぎて良い歯医者さんに出会いました。

そんなに怖くないはずなのに、それでも痛くなったり、かぶせ物が取れたときだけ治しに行き、

指示された根本的に歯を丈夫にしたり、長くもたせるところまでは避けてました。

私の態度から、歯科衛生士に「歯医者恐怖症ですか?」と聞かれることも。


でも、歯科医の先生から、治療や歯のお手入れなど、根本から治さないと、

将来大変だと真剣にお伝えいただき、しっかり治す覚悟を決めて通うことにしました。


歯医者に行っていつも思い出すのがこの言葉。

「酒場には英雄がたくさんいるけど、歯医者の治療台には一人もいない」

自分が優位な立場にいると武勇伝や偉そうな態度をとるけど、弱い立場になると小さくなるという意味。

普段から人を傷つけたり、傲慢な態度を取らないように気をつけよう、と改めて思う瞬間でした。