◆亡くなる命と生きる命 ⑤ | 魂の時代の金運も人生もステージアップ♡7感占術アカデミー天野使音

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お元気様です。天野使音です。


亡くなる命と生きる命 ⑤


母が目の前で自殺した女の子が成長していくお話です。


こちらの続きです。

亡くなる命と生きる命 ④

亡くなる命と生きる命 ③


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自転車の後輪に足を入れてしまった女の子。


右足小指が挟まれ、

指の付け根からは、骨が見えるほどのケガに

女の子の母親は、びっくり。


体調が良くなってきた母も

女の子のケガで落ち込みました。


歩くたびに痛がって、びっこをひく女の子の姿に

母は、自分を責めたのでしょう。


母が自殺をする頃は、

布団の中で過ごすことも多くなり、

イライラすることも増えてきました。


母のそばにいくと怒られた記憶が残っています。




暑い夏の昼下がり


母は自殺をします。


死ぬ前に母が残した言葉・・・

死んでいく母。


白い布を顔にかけた母。


小高い山にある墓場へと、

母の遺体を親族で運び火葬する。


3歳の女の子は、

母が燃えていく姿を

ただただ、じっと眺めている。


怖かった。


怖かった。


女の子は、大きくなっても

お墓に行くたび、

なんとも言えない鉛のような怖さが蘇り、


お墓に行くのは、大嫌いになった。


お墓参りに行かないと

お母さんが、かわいそうだよ、

と親戚の叔母さんに言われて

しぶしぶ行くけれど

お墓の手前には、火葬場。


火葬場を通らないとお墓には行けない。


火葬場を通るのは、本当に嫌だった。


怖くてたまらなかった。



お母さんなんか、大嫌いだと思うときさえあった。


お墓参りに行かないなんて、冷たいね~

と言われると

女の子は、自分が冷たい子だと思った。


冷たい人間になってもいいや、と思った。


お母さんを大嫌い、と言ってる自分も嫌だった。


本当は、大好きなお母さん。


それなのに、死んでしまうなんて。。


お母さんに会いたい。


会いたい。。


会いたいよ~。。。





女の子が大きくなって、

心の奥で、ずっと思ってたこと・・・




私は、生まれてきてよかったの?


私が生まれてこなかったら、母は死なずにすんだの?


母が死ぬとき、私も一緒に死んだほうがよかった?


生き残ってしまって、ごめんなさい・・


私が生きてて、喜ぶ人は、いるんだろうか?


私が生きてて、嬉しい人は、いるんだろうか?


神さま、がんばって生きるから、私を早く死なせてください。




そんなことを思って生きてた時代があったのです。



亡くなる命と生きる命 ⑥に続きます。



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・・・・・・・・・・・・・



子どもを産んで母親になると、


子どもを愛するのは、当たり前。

子育てするのも当たり前。と言われます。


でも


子どもを愛したいけど

愛せない親だっているのです。


愛したかったけど

愛せなかった親もいるのです。


愛し方がわからない親だって、いるのです。


そんな親を選んで生まれてくる子どもは、

神さまから、かかえきれないくらいの愛を

いっぱいもらって生まれてくる、

そんな気がするのです。



親の愛は、大きいと言うけれど


子どもの愛も大きいのです。



未熟だから親になり、

子どもの愛に包まれて

おたおたしながら子育てしてる

そんな親でもいいじゃない。


「あなた」が生きててくれたら、それでいい。



こころよりの愛と感謝をこめて

天野使音 拝